バイクな俺の毎日

車種にこだわるんじゃなく、車輪が付いてりゃなんでもOK。2004年から、のらりくらりと語っています

12インチタイヤ

2006-08-01 14:38:17 | バイクな俺の毎日
鈴鹿でのミニモトでも問題になりましたが、12インチタイヤのスピードレンジについて、来週の岡山国際で開催されるミニバイク耐久でも問題になっているようです。昨日サーキット側とMFJより通知がありました。

「(タイヤに)設定される速度を遥かに超える速度が確認された」
「タイヤの規格を考慮した競技会の安全対策をお願いします」

で、また追越し禁止?ストレートにシケイン?マメにタイヤ交換?

う~ん根本的な解決なのか、それ。


安全は大切です。安全である事は絶対のルールです。
だからこそ、この問題の争点はタイヤメーカーの姿勢にあるんですよ。
タイヤメーカーはプロとしてミニバイクレースの何を見ていたのか?どこを見ていたのか。サーキットやMFJと何を話ししたのか。

「Jレンジの使用条件は最高速度100キロまでです」

という規格を知っているタイヤメーカーの人間の前を180キロで通過するミニモトオープンクラスのマシン。それに対してタイヤメーカーである君達は何の恐怖感も覚えないのか?単純にスピードレンジの事をを忘れていたんだろ?つまり「安全」に対する意識の低さが問題なのですよ。


改めて言うと、ミニモトオープンクラスのトップマシンは1コーナー手前で180キロ近く出ています。使用しているD社のTT92やB社のBS39はJレンジ、つまり100キロまでしか出せない規格になっています。TT92ってこの春に出た新製品ですよっ!!!!!それが100キロまで?(というかレース用タイヤなのでスピードレンジを気にして購入する奴は誰もいない)あり得ない。しかもミニモトのマシンは全開で(ほぼノーブレーキで)鈴鹿の1コーナーに進入します。そしてそのまま2コーナーでフルバンクするわけですよ。その時に掛かるタイヤへの荷重といったら・・・・バーストしてもおかしくないかもしれませんね。

で、各タイヤメーカーのホームページを確認しても何のコールもない。どうなってるの??正直に「ごめんなさい、速度に対応できていませんでした。危険だからレンジを超えるレース開催はやめて下さい」と言えば?


タイヤメーカーは事の重大さを感じて責任をとるべき。
エントラントに対して誠意ある対応をとるべきだし、至急新製品を開発するべきだ。

それとMFJさん、安全を考えるなら新製品ができるまであなた達自身がちゃんとレースを仕切らないと大変なことになりますよ。はっきりと、「市販タイヤの性能が追い付いていないので、各レーシング本コースでの12インチレースは安全が確認できるまで開催を中止します」と言うべき。マジで死人がでますよ。MFJのホームページでも関連記事なしだし。

あとホンダさん!NSF100の標準タイヤがTT91ですがそれでいいのか考えましたか?あなたたちもスピードレンジの事を忘れていたんでしょう?これは非常に問題ですよ、安全を重用視するホンダが基準を満たさないタイヤを付けて車体を販売している訳ですからね。ホンダにも誠意ある対応をとって欲しいものです。


余談ですが、昔ヤマハがXT250を発売する時、発表会で

「ジャンプしないでください、スイングアームが折れます」って言ったっけ。

そちらの方が正直で良いですよ、わかってるんなら強化しておいて欲しいけど(笑)。


話はそれましたが、
来年もできればルールを変える事なくミニモトを開催して欲しい。
俺としてはトップチームがさらにマシンを進化させて時速200キロでバトルしてもいいと思う。それがレースのロマンだろうし、実際そんなレースが鈴鹿サーキットで見てみたい。でもハードが安全じゃないと基本的に成立しないこと。タイヤしかり、ヘルメットしかり。

そしてレース運営。安全第一で皆が楽しめる仕組みがきっと作れると思いますよ、速いチームも遅いチームも楽しめるレースが。

どうする?鈴鹿サーキットさん。
来年はバシッとした運営期待してますよ!

あと他のサーキットさん、人ごとではないですよ。
鈴鹿は確かに異常だが、岡山でも160キロはでてますからね。


ま、俺は今週岡山のSTクラスでのんびり走ります~(それでも125キロは出るけど)


タイヤ表示の見方→http://www.h5.dion.ne.jp/~clubzero/tyre_guide.htm