銀幕大帝α

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ダークナイト

2008年12月12日 02時52分02秒 | 洋画アクション
THE DARK KNIGHT/08年/米/152分/劇場公開
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、ヒース・レジャー、ゲイリー・オールドマン、アーロン・エッカート、マギー・ギレンホール、モーガン・フリーマン、エリック・ロバーツ

<ストーリー>
ゴッサム・シティを震撼させる享楽犯罪者ジョーカーとバットマンとの戦いをダークな世界観で描く。
<感想>
劇場公開された際の評判はかなり良く、バットマン・シリーズ最高傑作とも言われている。
しかし、所詮アメコミ・ヒーローもの。
子供騙しの映画だろうと、人の評価を完全無視して観たのが幸いしたのか・・・。

やばい!!完全に打ちのめされた!!

コミカルさを廃した前作もかなりダーク路線だったが、今作の方が更に上。

真のヒーローとは何かを問うテーマ性に深く考えさせられ、自分はヒーローではないと、悪の濡れ衣を自ら背負い、街へと消えていったバットマンの後姿に心が熱くなった。

また善人にも悪人にも、人間としての心があるという、ジョーカーに対してのバットマンからのメッセージにも心打たれた。

そのゴッサム史上最悪のジョーカーだが、ヒース・レジャーの遺作だからと言って過剰評価する気は更々ない。
しかし、ここまで狂喜を得た悪党を今まで観たことがない。
ティム・バートン版『バットマン』で同じジョーカーを演じたジャック・ニコルソンとは完全に正反対の、これこそ真の大悪党ぶりで、2人を同じ位置に並べるのはヒース・レジャーに対して失礼というもの。
完全にジョーカーに成りきったレジャーは、心情から外見まで、見事なまでに役と一体化し、バットマン以上に存在感を残した上に、もはや悪党というよりもダーク・ヒーロー的で、不気味なまでのビジュアルと演技により我々に本当での意味で格好良さというものを植え付けてくれた。

152分という大作ながらも、重く冷たく流れる音楽に心拍数が上昇し、バットモービルの破壊的な走行ぶりと、そこから誕生する新たなメカ、バットポットに搭乗して、バットマンがマントを翻しながら滑走する場面では興奮冷め遣らず、冷酷非道に大金を燃やし、ゴッサムシティに影を落としていくジョーカーの姿に目が離せず、トゥーフェイス誕生秘話と彼の野心に胸が熱くなり、ラストでのゴードン警部補の「彼は街に必要なダークナイトなのだ」というセリフに必然と眼頭が痙攣した。

これはもう、アメコミ映画を超えた、歴史に残るヒーロー作品として記憶に留めておくべき大傑作だろう。

関連作:
『バットマン ビギンズ』(シリーズ第1作)
『バットマン ゴッサムナイト(2008)』(OVA)
『ダークナイト(2008)』(シリーズ第2作)
『ダークナイト ライジング(2012)』(シリーズ第3作)

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★★★
08/12/10DVD鑑賞
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アフタースクール

2008年12月12日 01時52分34秒 | 邦画コメディ
08年/日本/102分/劇場公開
監督:内田けんじ
出演:大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子、田畑智子、伊武雅刀

<ストーリー>
中学教師神野の元に探偵北沢が訪ねてくる。親友木村の不倫疑惑の調査だと言うのだが・・・。
<感想>
思いもよらぬ斬新なストーリー展開で、誰もが驚かされた『運命じゃない人』の内田けんじ監督による、劇場用長編2作目。
パズルのように散らばった伏線が、最後完璧に繋がる見事なまでの展開に思わず唸った『運命じゃない人』を観ているだけに、否応なしにこの新作でも期待は膨らむのも当然。
こう言っちゃ失礼だが『運命じゃない人』での出演者はB級俳優ばかりだったから、尚更展開が読めず面白さも倍増したのだが、この2作目では大泉洋筆頭に、今では旬な俳優たちが集結しているだけに、もしかしたら意外と読めるんじゃないかと、不安はあった。

けど・・・あ~あ、騙されましたよ(笑)。

旬な俳優だからこそ、彼らに対してはそれなりのイメージが執着している。
そこが一番の騙しだったのかもしれない。

所々で「うん?」って思う場面もあったけれど、それは2度観れば解決出来る範囲。
もう一度観たくなる、観せようとする物語の構成も素晴らしく、やっぱり内田けんじ監督は只者では無いな、と実感。

一番好きな場面は、ファミレスでヤクザ相手に「お疲れ様でした!」と呆気らかんに立ち去るシーン。
ここ、何気ないようで、最も面白さが凝縮されている場面だと思う。

何を書いてもネタバレになっちゃうので、もうこれ以上は語りません。
兎に角、冒頭の回想シーンから騙されちゃって下さい。
騙され続られた後には、何とも言えない清々しさが味わえることを保証します。

エンドロール後にも、お楽しみが残されているので、見逃さないように注意して下さいね。

忠告は一つだけ!

役者にある固定されたイメージを払拭して本編を楽しむ

それだけでも全然面白さが変わってきますから!!

オフィシャル・サイト

評価:★★★★
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ドラゴン・キングダム

2008年12月12日 01時16分29秒 | 洋画アクション
THE FORBIDDEN KINGDOM/08年/米/105分/劇場公開
監督:ロブ・ミンコフ
出演:ジャッキー・チェン、ジェット・リー、マイケル・アンガラノ、コリン・チョウ、リウ・イーフェイ、リー・ビンビン

<ストーリー>
クンフーオタクの米国青年が古代の中国へ迷い込み、二人の武術の達人に鍛えられ邪悪な力に戦いを挑む。
<感想>
今年、一番注目を集めた話題作。
カンフーファンは最も観たかった組み合わせ。
そして遂に日の目を見たJXJ対決!!

いやぁ、これ程アドレナリンが出まくったカンフー・アクションは今までに記憶がないや。

酔拳VS蟷螂拳

多少ワイヤーは使っているものの、この興奮はもう二度と拝めないかもしれない。
こっちをメインに、他をサブにして欲しい位。
もっと欲を言えば、最初から最後までず~とJXJ対決を観ていたい程だ。

兎に角、この場面だけを本当に観たかったから、他の場面は殆ど忘れちゃったなぁ。
米国製でも、きちんとしたカンフー・アクション撮れるんや!とちょっと驚き。
夢のような共演が、現実となって観れた事は、映画ファンとしても、カンフー・ファンとしても冥利に尽きるってものです。

出来れば、エンド・ロールでNG集も入れて欲しかったなぁ。
それでも、凄く楽しかったし、興奮は冷め止まない。

ジェット・リーが演じた武術の達人の意外な正体や、JXJお互いが驚きの二役に挑戦しているのは見逃せないですよ。

孫悟空を演じている時の彼の表情が凄く楽しそうだったのが、一番印象に残りました。

はぁ~~大満足ッス!!

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★☆
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カンフー・パンダ

2008年12月12日 00時44分55秒 | アニメ(国外)
KUNG FU PANDA/07年/米/92分/劇場公開
監督:マーク・オズボーン、ジョン・スティーヴンソン
声の出演:ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、イアン・マクシェーン、ジャッキー・チェン、セス・ローゲン、ルーシー・リュー

<ストーリー>
食いしん坊パンダが極悪カンフー戦士を迎え撃つべく修業を積む。
<感想>
声優陣の豪華さだけでも話題性十分やね。

パンダがカンフー?
成程ね。
製作者の意図が凄く伝わってきたよ。

太った動物だからこそ出来る奇抜なカンフー。
パンダと云えば中国だし、中国と云えばカンフー。
何気に繋がっている両者。
良い組み合わせをチョイスしたもんだなぁ。

次々とヒット作アニメを制作しているだけあってドリームワークスらしい、ビジュアル的にもストーリー的にも、アニメの動きからしても楽しい作品。

アニメだからこそ出来る、変則的なカンフーの数々も観ていて面白い。
最後に何故、パンダが秘儀を発動出来たのか不思議だったが、もうそんな細かい所に突っ込むのは無し!

パンダ独特なボヨンボヨンの体を活かした無敵カンフーを大いに笑って楽しむべし!!

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『カンフー・パンダ(2007)』(第1作)
『カンフー・パンダ2(2011)』(第2作)
『カンフー・パンダ3(2016)』(第3作)

評価★★★
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ジェニ、ジュノ

2008年12月12日 00時21分01秒 | 韓国ロマンス
JENNY, JUNO/05年/韓国/108分/劇場公開
監督:キム・ホジュン
出演:パク・ミンジ、キム・ヘソン、キム・ジャオク、イム・ドンジン、ソ・ミンジョン

<ストーリー>
学園随一の人気者カップルが、突然の妊娠で周囲から赤ちゃんを守ろうと奮闘する。
<感想>
レヴューはこちらを参照して下さい。

オフィシャル・サイト 韓流シネマ・フェスティバル2008春

評価:★★★
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