銀幕大帝α

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127時間

2012年01月06日 23時08分19秒 | 洋画ドラマ
127 Hours/10年/米・英/94分/サスペンス・ドラマ/劇場公開
監督:ダニー・ボイル
過去監督作:『スラムドッグ$ミリオネア』
製作:ダニー・ボイル
原作:アーロン・ラルストン『奇跡の6日間』
脚本:ダニー・ボイル

出演:
◆ジェームズ・フランコ…アーロン・ラルストン
過去出演作:『グリーン・ホーネット』
◆アンバー・タンブリン…ミーガン
過去出演作:『パニック・エレベーター』
◆ケイト・マーラ…クリスティ
過去出演作:『アイアンマン2』
◆リジー・キャプラン…ソニア
過去出演作:『クローバーフィールド/HAKAISHA』
◆クレマンス・ポエジー…ラナ
過去出演作:『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』
◆ケイト・バートン…アーロンの母
過去出演作:『マックス・ペイン』
◆トリート・ウィリアムズ…アーロンの父
<ストーリー>
ロッククライミングを楽しむためにひとりで谷へと向かった青年・アーロンは、ある時落石に巻き込まれて右腕を岩に挟まれてしまい…。
<感想>
実話を基にした作品だけにリアルな感じが素晴らしく良かった。

岩に手を挟まれた青年を単に映すだけで終わらず、死をも覚悟した彼の心情を、過去の思い出と幻想で上手く表現していて、引き込ませるものがありました。

オープニングの群衆の画は孤独との対比。
自由奔放に生きるアーロンの姿は、手を挟まれてからの絶望との対比。
序盤にある洞窟内での水遊びは、後の喉の渇きとの対比。

前半で見せるこれらの描写は、事故後からアーロンがある決断を下すシーンまでの流れの中に対比表現として結び付きを齎していて、いかに今ある現状が悲惨なものかを知らしめてくれると当時に、観る側にも苦痛を感じさせてくれる。

タイトルが出た時、すなわちアーロンが手を石に挟まれた時のジェームズ・フランコのどん底に落ちた様な表情が印象的だったなぁ。
これから起きる過酷な現状を象徴しているかのようで。

水が人間にとっていかに大切なものかを間接的に表現した小型カメラ等の演出方法も面白い試みに感じました。

このまま誰にも発見されないまま死んでしまうのか。
それとも生きて帰れる術はあるのか。

自分の事しか考えず楽観的に生きてきた日頃の行いを反省し、心から後悔するアーロンだったが、しかしそれが生きるんだ!生きてここから出るんだ!という執念に繋がる糧となり、最終的に下す決断への足がかりとなるのです。

苦痛の中で抱いた夢を現実にしてみせる

絶望の底から這い出てきた青年が太陽光を体全体で浴びた時の雄叫びに!
乾ききった喉を潤すかのように濁り水を大量に流し込む姿に!
ふらふらと歩む先に旅行者を発見し助けを求めて安堵感を見せる表情に!

美しきメロディーが奏でられるこの救出シーンは、本当に心から感動しました。

生還後、彼は子を持つという夢を実現させた訳ですが、友人に、家族に、愛する人に温かく見守られる中で見せた笑顔は素敵でしたねぇ。
「生きている事は素晴らしい」
という彼の想いが伝わって来た瞬間で、再び感動を味わいました。

本作を2011年のベスト10内に入れているブロガーさんが多くいましたが、それも頷ける素晴らしい作品でした。

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★★☆
12/01/06DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2012-01-07
メーカー:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
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ゾンビ処刑人

2012年01月06日 20時20分12秒 | 洋画ホラー
THE REVENANT/09年/米/117分/ホラー・アクション・コメディ/R-15/劇場公開
監督:ケリー・プリオー
製作:ケリー・プリオー
脚本:ケリー・プリオー
編集:ケリー・プリオー

出演:
◆デヴィッド・アンダース…バート
◆クリス・ワイルド…ジョーイ
◆ルイーズ・グリフィス…ジャネット
◆エミリアーノ・トーレス…ミゲル
◆ジェイシー・キング…マティ
<ストーリー>
戦死した親友・バートがゾンビとなってジョーイの前に現れる。血液を飲まないと餓死してしまうバートのために、ふたりは悪人を成敗し血をもらおうとする。
<感想>
理由は説明されていませんが、葬式後突然棺の中で目覚めた元軍人バート。
自分がどうなったのか良く分からないまま友人ジョーイの元に帰り、ジョーイもジョーイで「細かい事は気にしない」とばかりに、2人つるんで夜な夜な街で大はしゃぎするお話。

これが前半。

バートの事は‘ゾンビ’なのか‘ヴァンパイア’なのかはっきりしないので‘アンデッド’として片付けられています。

朝方になると気絶する。
腐敗を防ぐためには血液を必要とする。
人間が食する物を口にすると大量に血反吐を吐く。

ゾンビというよりヴァンパイアに近いかもしれません。
一応殺す為には、首を切断して心臓に杭を打ち込むみたいですし。
でも十字架や聖水は効かないです。

夜の街を満喫する2人ですが、ある夜バートが金を強要してきたチンピラに撃たれてしまいます。
当然の事ながら死ぬはずがありません。
こりゃこの能力を使うしかないと、2人は街に巣食う悪党共を片っ端から銃で撃ち殺して行き、殺した相手の血液を頂戴します。
殺すのは街のゴミだし、栄養剤となる血も手に入る。
一石二鳥です。

そして何時しか2人は“夜回りガンマン”としてニュースで報道され一躍時の人に。
しかし同時に警察にも追われる事になります。
そんな中、ジョーイがミスを犯して銃で撃たれて死んでしまいます。
友人の死を黙って見過ごす事は出来なかったバートは彼を‘アンデッド’として蘇らせてしまいます。
が、それが切っ掛けでそれまで仲が良かった2人の絆にちょっとした言い争いから溝が出来てしまうのです。

果たして2人の運命はどうなってしまうのか。

これが後半。

悲観したバートが色々な自殺を試みるシーンは、失敗続きで哀れにすら思えてきますが、彼がやけを起こして地下鉄電車の女性乗客を襲ってからの警官隊に包囲される辺りまでの流れはシュール過ぎて薄ら笑みが出ちゃいました。
何故か悲鳴を上げながら地下から地上に飛び出して来た乗客を警官隊が皆殺しにしちゃいますからね^^;
混乱から来た成行きかもしれませんが。

バートは元軍人だった故に特別待遇され、彼にとっては相応しい新たな生き方=任務を与えられたラストは中々ユニークなものでした。

‘アンデッド’ものだからと言えどもグロさはそんなにありません。
全編ユーモアに包まれた底抜けに明るい作品です。
友人愛を軸にしたバートとジョーイの能天気な生き様を映し出した作品とも言えるでしょう。

ジョーイの首に大人のおもちゃをグリグリあてて、振動で声を出させて本音を聞き出す場面から、バートが彼に「友として愛している」と告げて容赦ない方法で永遠に葬り去ってしまう場面までは描写に反して何とも切ないものがありました。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★
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レンタル開始日:2012-01-06
メーカー:AMGエンタテインメント
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伝染歌

2012年01月06日 01時18分17秒 | 邦画ホラー
07年/日本/128分/学園ホラー/PG-12/劇場公開
監督:原田眞人
企画:秋元康
原作:秋元康
脚本:原田眞人

出演:
◆松田龍平…長瀬陸
主な出演作:『ボーイズ・オン・ザ・ラン』
◆伊勢谷友介…太一
主な出演作:『十三人の刺客』
◆阿部寛…ジェイク方丈
主な出演作:『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』
◆木村佳乃…鏑木蘭子
主な出演作:『告白』
◆大島優子…夏野あんず
主な出演作:『テケテケ』
◆秋元才加…松田朱里
主な出演作:『聖白百合騎士団』
◆小嶋陽菜…キリコ
◆前田敦子…香奈
主な出演作:『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』
◆AKB48
◆堀部圭亮
主な出演作:『KING GAME キングゲーム』
◆遊人
<ストーリー>
歌うと死ぬといわれる“伝染歌”を巡る都市伝説の恐怖を描く。
<感想>
あっちゃん若い!!
優子とみぃちゃん、今と全然変わんねぇやん!

なんてヤイヤイ言いながら観てましたが、音声聴き辛いっス。
ボソボソ、ボソボソ・・・。

はい?
今、何て言いました??

はっきり喋れ!
伝染歌じゃなくて子守唄だろ、これ。

ストーブでぽかぽかしている中これを観ていたら、おもいっきり眠気に負けた。

無駄に長いし、怖くないし、笑えないギャグあるし。

幾らAKBファンな私でも、こんな幼稚な映画、最後まで付き合う事に苦痛を感じたが、付き合ってあげたよ優子さん。
優子さんが主役だから観てあげたんだからねっ!

あっちゃん推しは観ないでいいと思う。
序盤で退場しちゃいますからヒャヒャッ。

優子推しは善意で観てあげて。
頑張って演技しているからさ。
きゃ~~~って悲鳴上げる時の顔なんて、まぁ可愛らしい。
この頃はまだ女優の卵って感じで初々しさがあるけれど、そこが推しとしてはドキッとな。

あれ?
そういや結局どういうあらすじだったっけか?

うん?
うん。
分からん!
知らん!!
どうでもいい!!

はい、優子にとっても映画ヲタな私にとっても黒歴史な作品として記憶に留めておきましょう。

餓鬼がわらわらと出てきて、カップメンの汁で退治されます。
家電売り場でみぃちゃん達が手を繋いで変な儀式やっております。
優子が亡霊相手にソロで熱唱しています。

以上、見所3点をお知らせしておきました。

オフィシャル・サイト

評価:★☆
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ブラッド・オブ・ヴァンパイア

2012年01月06日 00時27分53秒 | 洋画ホラー
BROTHERHOOD OF BLOOD/07年/米・独/88分/ヴァンパイア・ホラー/劇場未公開
監督:
◆ピーター・シェーラー
◆マイケル・ローシュ
主な監督作:『アローン・イン・ザ・ダーク II』
脚本:
◆ピーター・シェーラー
◆マイケル・ローシュ
主な脚本作:『G.I.フォース』

出演:
◆ヴィクトリア・プラット
主な出演作:『新トレマーズ モンゴリアン・デス・ワームの巣窟』
◆ウィル・スノウ
◆ケン・フォリー
主な出演作:『ゾーン・オブ・ザ・デッド』
◆ジェイソン・コネリー
主な出演作:『アローン・イン・ザ・ダーク II』
◆シド・ヘイグ
過去出演作:『デビルズ・リジェクト~マーダー・ライド・ショー2~』
<ストーリー>
写真家のトムと弟のクリスはルーマニアの古い教会で謎の死骸を発見。クリスはその後ヴァンパイアへと体が変異し始め、トムの前から姿を消してしまうが…。

<感想>
やべぇぞ!
やべぇぞ!!

2012年に入ってからろくな映画観てねぇし。
起死回生狙って本作をチョイス。

ぐはっ!!!!orz吐血。。。

こ・これも・・・クソだった・・・ガク。。。

シド・ヘイグの牙。
もうちょっとリアル感出そうよ~。

ヴァンパイアVSヴァンパイアハンター

いざ激突!!



してねぇし。
しねぇし。
しないまま終わっちゃったし。

ていうか話が途中のままで終わってますが??

「ボスを退治しに行ってくるわ!!」

しゅうりょ~う。
おい!ここで幕閉じなんかいっ。

うわwwエンドロール流れ出したよww

これってさ。
アクション・ホラー映画じゃねぇのな。
80分の尺を使っての
「親玉だ~れだ!」
ていうボス当てクイズだったのさ。

どうだっ、最後まで分かんなかっただろっ。
驚いた?

監督のドヤ顔が目に浮かんできて腹立ってきた。

あぁ!!驚いたよ。
余りにもツマンなさ過ぎてな!!

物語も現在→過去→現在→過去→現在と頻繁に動き過ぎ。
もうちょっとスムーズに作れなかったんかいっ。

ケン・フォリーなんてベッドに縛られての単なる強制真相吐きキャラやもんなぁ。
お前は『バタリアン』のオバンバかっ!

ひでぇよこの映画。

オフィシャル・サイト(英語)

評価:
12/01/05DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-11-02
メーカー:ギャガ・コミュニケーションズ
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