銀幕大帝α

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ヘッド・ショット

2017年06月06日 14時38分50秒 | 亜細亜アクション
HEADSHOT
2016年
インドネシア/日本/シンガポール
118分
アクション/サスペンス/犯罪
R15+
劇場公開(2017/03/11)



監督:
ティモ・ジャイアント(モー・ブラザーズ)
キモ・スタンボエル(モー・ブラザーズ)

『KILLERS/キラーズ』
脚本:
ティモ・ジャイアント
出演:
イコ・ウワイス
チェルシー・イスラン
サニー・パン
ジュリー・エステル




<ストーリー>
ある日、頭部に銃弾を撃ち込まれた男が瀕死の状態で発見される。男は何とか一命を取り留めるが、彼の記憶は失われていた。インドネシアの犯罪組織を率いるリーは、その男が生きていると知り…。

最強VS最悪

-感想-

やっべぇ。
くっそ面白い。
戦いというよりも虐殺やんねこれ。
飛び散る血の量が半端無い。
兎に角

エグい。
グロい。

今作も容赦なしにやってくれましたわモー・ブラザーズ。

凶悪な組織。
それを束ねる狂人のボス。
そのボスを崇拝する狂犬ども。

相手にする者が死を恐れず死を楽しむ刺客ばかりだからイコ・ウワイスも油断も出来ない、休む暇もない程の死に物狂いな状況ですわ常に。

オープニングでのリーの脱獄では他の受刑者を利用して警官と相打ちさせる卑劣さ。
一人生き残った警官の頭を壁に打ち付けて「ヘッド・ショット」のタイトルテロップ。
初っ端から引き込む、引き込む。
使用されているダークで重い音楽がまた雰囲気に合っていて良いのよね。

その後は主人公の存命を知り追い掛けて来た手下と鉢合わせとなり火を点けられたバス内外でのバトル。
警察署内で繰り広げられる銃と拳を使い分けての攻防戦。
そしてラストはリーの拠点となる島に乗り込んでの生死を賭けた肉弾戦。

元は共に鍛えられ育て上げられた“仲間”だから、戦いの中にも怒りと悲しみが見え隠れ。
けど、一旦組織から抜けると決めたイコ・ウワイスには迷いが無いし、それを知っている“仲間”にも迷い無し。
迷いが無い者同士が拳を合わせるのだから、そりゃもう生きる為には無惨に殺す事にも躊躇しないてのがアクションとしての凄味を極限に生み出しちゃっている。

記憶喪失から徐々に蘇る設定なので、退院間もない初めに限りイコ・ウワイスは戦いに慣れておらず無数の傷を受け四苦八苦しているが、戦い続ける内に自分の持つ能力を呼び覚ましていく。
リーとの最終決戦ではようやく昔の己へと覚醒し、持ち味の高速連打も炸裂。
対するリーも凄腕だから、クライマックスに相応しいヒートアップしたアクションが手に汗を握らせてくれて目が離せない。

そう簡単にくたばるかよ!てなリーの道連れにしようとする執念には心底怖さを抱かされた。

常時テンションが上がり気分を盛り上げてくれる映画。
「僕の名は・・・」
最後には笑顔を与えて胸を熱くさせてくれる映画。
観ても損はなし。

今作の程好い美女図鑑

刺客の一人、リカ。
リーの右腕的存在。
元々は主人公に憧れて育ったので、対決時には攻撃の手を自らの意思で緩めてしまう姿に泣ける。
裏切り者の主人公を片付けるようにリーから命じられたのもリカだが、あれ多分わざと銃弾を外している様に思えるなぁ。

海岸に打ち上げられ危篤状態だった主人公を介護した看護師のアイリン。
可愛い。
主人公と関わった事で、リーの手下に連れ去られリーの拠点で監禁される。
イコ・ウワイスが島に単独で乗り込んだのも愛した彼女を助ける事、その1点。
アイリンは下衆な手下にレイプされそうになるが、逆に手下が持参していた機関銃を奪い発砲しようとするも、引き金が動かない。
そこで!ですよ。
アイリンと一緒に連れ去れた少女が、ポチと安全装置を外すんです。

なんでそんな事を子供が知ってるのよ、凄いねキミ。
アイリンに「これで撃てるよ」とニコッと目で合図して、アイリンが「っしゃ!」と撃ちまくり、下衆な手下「あばばばば!!!!」。
この流れ、好き。

評価:★★★★
17/06/06DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2017-06-03
メーカー:日活

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