銀幕大帝α

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22年目の告白-私が殺人犯です-

2017年10月05日 19時12分59秒 | 邦画サスペンス
2017年
日本
117分
サスペンス/ミステリー
劇場公開(2017/06/10)



監督:
入江悠
『劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ』
脚本:
入江悠
主題歌:
感覚ピエロ『疑問疑答』
出演:
藤原竜也曾根崎雅人
伊藤英明牧村航
夏帆岸美晴
野村周平小野寺拓巳
石橋杏奈牧村里香
竜星涼春日部信司
早乙女太一戸田丈
平田満滝幸宏
岩松了山縣明寛
岩城滉一橘大祐
仲村トオル仙堂俊雄



<ストーリー>
5人が殺害され、未解決のまま時効を迎えた連続殺人事件。事件から22年後、犯人の曾根崎が突然名乗り出る。告白本を出版し、マスコミを連れて被害者遺族に謝罪、警察を挑発する曾根崎に人々は熱狂するが…。

すべての国民が、
この男に狂わされる。


-感想-


この中に本当の真犯人がおりますよ、と。
あそこまでムキになってくる辺りで怪しいなと気付けるかどうかだね。


病院に突然現れた曾根崎が刑事の牧村に何かを耳打ちするシーンが重要。
この時は言葉を聞き取れないてのがミソでもある。

時効云々に関しては、真犯人が犯行現場を直接自分で録画したシーンが鍵となっている。

さり気無い部分に注視出来た牧村は刑事として有能と言えるでしょう。

遺族となったヤクザ、医師、若い女性も展開の上でとても貴重な存在。
そこに同じく犯行現場で代わりに殉職した上司と、妹の二人を失い遺族の一人でもある牧村も加わり、壮絶な復讐劇へと発展していく訳で、牧村の妹の婚約者が何処に行ってしまったのかもトリック的な一つとして動いている点を頭に入れながら観て欲しい。

藤原竜也主演で韓国映画のリメイクとなると『MONSTERZ モンスターズ』という失敗作を否応なしに思い出す訳でして、これももしかしたらそんな感じになっているのかなという一抹の不安を抱きながらの鑑賞でしたが、思ってたよりもちゃんと鑑賞に堪え得る作りになっておりました。
韓国版の出来がすこぶる良いので、脚色と監督の手腕次第では巧くリメイク出来る事は可能。
その務めをきっちりと果たし完成させた点は褒めるべきかと。
舞台を日本に置き換えるにあたり、大事な要素として阪神大震災や東京タワーを違和感無く絡めて来た部分も評価出来る。
1本のリメイク作としては特におかしく感じる箇所も見当たらず、オリジナル未見な人にとってはかなり意外な展開が繰り広げられるので、驚きを持って楽しめるのではないでしょうか。

個人的にはシリアスな中にもコミカルなものも見えたオリジナルの方が好きですが、これはこれで悪くない仕上がりだと思うよ。
真犯人が犯罪に手に染めた理由も納得できますしね。
一度強烈な恐怖を味わった者は精神が異常となり、模倣に走るてのも分からなくもない。
けども、そうだ!もっと!もっと俺の首を絞めろ!!てな姿は流石に狂ってる。
狂っているからこその異常犯罪者なんだろうけども。

評価:★★★☆
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関連作:
『殺人の告白(2012)』(オリジナル)

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ブラッド・ファーザー

2017年10月05日 13時21分07秒 | 洋画アクション
BLOOD FATHER
2016年
フランス
88分
アクション/サスペンス
PG12
劇場公開(2017/06/03)



監督:
ジャン=フランソワ・リシェ
出演:
メル・ギブソンジョン・リンク
エリン・モリアーティリディア
ディエゴ・ルナジョナ



<ストーリー>
アル中のリハビリをしながら細々と暮らす元犯罪者の男、ジョン・リンク。ある日、彼の下に数年前から行方不明になっていたひとり娘・リディアが現れ…。

父親に残されたのは、
犯罪者のサバイバル術だけだった…


-感想-

命狙われている割には、やけにのんびりとし過ぎじゃないですかねぇ。
薬中だからかもしれんがヘラヘラしているし。
親父の方が神経尖らせているやんけ。
娘から動揺している雰囲気が(親父に金くれ、と電話してきた時以外)全く感じられんのよね。
もうちょっと自分は危険な目に遭わされているだ的な演出を施して貰いたかった。
なんか終始あっけらかんとしているのも鼻について仕方がない。
ラストも悲壮感的なものもなく、娘にとって親父の存在は何だったのかが凄く疑問として残る。
あれだけ娘の為に身を犠牲にしてまで戦ってくれた最高の親父さんなのによ。
おいおい、えらい軽い形で締めくくっちゃうんだな、て若干呆気にとられるものはあったなあ。

サバイバル術つうても、終盤でバイクを爆発させる小技を効かせた仕掛け位なもの。
他は特に何もしてない、逃げ回っているだけ。
刑務所内に頼りになる囚人時代の仲間が居るてのは心強いけども。
あの娘の彼氏気取りの男は存分に可愛がって貰っているんだろうな、毎日ケツ掘られてさ(笑)。

90分弱の短い作品なので割りとサクッと鑑賞は出来るが、これといった目新しさはない。
ただ、個人的にちょい盛り上がったのはバイク同士でのチェイス。

インターセプターをハーレーに変えてのメルギブアクションは『マッドマックス』を彷彿させてくれて、かなりカッコ好い姿でした。

トラックに敵のバイクが正面から激突するのはトーカッター死に様に対するオマージュなのかな。
ここのシーン観て凄く思ったのよ、まだまだメルギブで『マッドマックス』の新作撮れるんじゃねぇのか、と。
運転する姿が様になってるんだよねぇ、ジョージ・ミラーが『デス・ロード』の次の構想を練っているのならメルギブをカムバックさせてやって欲しい。
私の中ではマックス=メルギブなんだわ、お願いしますよマジで。

評価:★★★
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