キング・ホステージ

ARSENAL
２０１７年
アメリカ
９７分
アクション／サスペンス／犯罪
劇場公開（2017/07/26）




監督：
スティーヴン・Ｃ・ミラー
『エクストラクション』
出演：
エイドリアン・グレニアー
ジョナサン・シェック
ニコラス・ケイジ
リディア・ハル
クリストファー・コッポラ
メーガン・レナード
クリストファー・ロブ・ボーウェン
タイラー・ジョン・オルソン
シェイ・バックナー
ジョン・キューザック



＜ストーリー＞
残酷な闇の帝王、エディ・キングは、貧民街出身で成功者となったJ・Pから金を奪うため、J・Pの兄であるチンピラのマイキーを誘拐し、身代金を要求するが…。

－感想－

昨日鑑賞した『ケージ・ダイブ』と同じく企画もの「カリコレ２０１７」にて公開されたバイオレンスアクション作品。
世界的に人気者ハリウッドのモト冬樹が出ているのに何故全国公開されなかったのか。
答えは簡単。
主役じゃないから。
主役はよう詳しくは知らん俳優。

ニコケイはそのよくは知らない俳優を虐める極悪人。
これ、背景に兄弟愛が見えてくるのよね。
主役の兄弟はとっても仲良しだが、ニコケイの兄弟は犬猿の仲。
だからニコケイが主役を虐める原因は嫉妬から来ているじゃないかなと思うの。
金をどうこうの話が出てくるけど、ニコケイ本人からしたら金の問題よりも「何でてめぇらは仲良くやってんだよ！てめぇら育てたのは俺だぞバカにすんな！」みたいな憎しみを内に秘めている様に感じるんですわ。

因みにニコケイの兄弟役を演じたのはクリストファー・コッポラ。
名前から察する事が出来ますよね、実生活でも本当の兄弟です。
でもこれが全く似てない。
教えて貰っても「ほんまか？」て信じるのに時間が掛かるかも。
ジャケに大きく“ニコラス・ケイジ　ブチギれる”て書いてありますが、主役にブチギれるんじゃなくて、自分の行動を理解してくれないクリストファー・コッポラに対してブチギれてます。
映画の中の兄弟でもあるし本当の兄弟でもあるその身内を鬼の形相で殴り殺す。
この配役はちょっと面白いかも。

バイオレンス描写は監督自ら考えたのか、スローモーションを多用。
普通に殴ったり撃ち殺したりするよりかは味のある演出になっていたような。
ニコケイの右腕となる男はショットガンで頭部を破壊されるグロさを思い切り見せ付けて、さあ宿敵となるニコケイにはどういう制裁を与えるのか、て期待抱くも撃つ瞬間のショットのみで終わり。
おーい、見せろやー、想像で終わらせるなやー。
ニコケイの顔が粉々になるってのも観たかったがや。

にしても使えない刑事と潜入捜査官だったね。
そりゃあ「お前、俺の訴えに多少は聞く耳持てや！」て顔面殴られても仕方がないわな。
端から「ないない、それはない」の一辺倒だったもの。
その自信はどこから来ていたのか凄く謎。
警察が動かないなら自分でやるしかない。
特大のプレゼントを贈ってやるぜ。
まさかあの買取拒否された閃光弾が役に立つとはねぇ。

評価：★★★
１７／１０／１４ＤＶＤ鑑賞（新作）
バナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日：2017-10-04
メーカー：AMGエンタテインメント

オフィシャル・サイト（日本語）
情報
＜カリコレ2017＞

コメント