NAILS
2017年
アイルランド
85分
ホラー
劇場公開(2017/07/17)
監督:
デニス・バルトーク
脚本:
デニス・バルトーク
出演:
ショーナ・マクドナルド
スティーヴ・ウォール
ロス・ノーブル
リチャード・フォスター=キング
<ストーリー>
交通事故で入院したデイナは、ある晩病室で不気味なゴースト“ネイルズ”を目撃する。周囲に取り合ってもらえない彼女は、自分ひとりでネイルズと対峙しようとするが…。
―感想―
2017年
アイルランド
85分
ホラー
劇場公開(2017/07/17)
監督:
デニス・バルトーク
脚本:
デニス・バルトーク
出演:
ショーナ・マクドナルド
スティーヴ・ウォール
ロス・ノーブル
リチャード・フォスター=キング
<ストーリー>
交通事故で入院したデイナは、ある晩病室で不気味なゴースト“ネイルズ”を目撃する。周囲に取り合ってもらえない彼女は、自分ひとりでネイルズと対峙しようとするが…。
―感想―
彼が本当に子供達を殺したのかは定かではないが、精神疾患のあった男を雇う病院もどうかとは思う。
患者の子供の爪切り担当で、その切った爪を収集していた事から付いたあだ名が“ネイルズ”。
その子供達が次々と死亡した事により真っ先に疑われたネイルズは病院内のとある病室の物置で自殺する。
そこに事故で大怪我を負い運ばれて来たのが主人公のデイナ。
すると待ってました!と言わんばかりに悪霊となったネイルズが物置から現れデイナを殺しにかかる。
どうやらデイナは幼少時にこの病院で入院していたらしいのだが、当の本人にその記憶はなし。
ネイルズはデイナの体に「待っていたよ」とメッセージを入れるからもしかしたらデイナは昔入院していたのかもしれない(記録用紙も発見される)。
けどデイナは知らない様子。
単に忘れただけなのか、それとも本当に入院した事がないのか、いずれにせよその辺の嘘か真かを有耶無耶にしたまま話を進めてしまうので、結局どっちなんだよ、そこは別に重要ではないのか?と変に気にはなった。
最悪な事にネイルズの姿は数分間死亡して生き返ったデイナにしか見えない。
だから何度病院職員や夫にネイルズの存在を訴えかけても誰一人信じず。
だが、娘のジェマだけは母の言葉を信用する。
体を動かせないデイナはジェマに頼んで車椅子に乗せて貰い、病院からの脱出を試みるのだが、ここからデイナ以外は見えないという設定が突然崩れていく。
狂気を爆発させたネイルズは今までデイナのみ襲っていたのに、突然誰彼構わず片っ端から皆殺しにしちゃうんだよな。
殺される人間は死の直前にそのネイルズの全身を見る事となる。
何故急に誰に対しても見せるようになったのか、それまで全くデイナ以外に見せなかったのも含め、極端に説明が不足している。
見せるなら見せる、見せないなら見せないと最後まで統一させた方が良かったんじゃないかなあ。
どうせ死ぬんだから俺の姿を目に焼き付けてから死ね、みたいなネイルズの気紛れなのかしら。
尺が短いので言うほど退屈せずにそこそこ楽しめて鑑賞は出来ましたが、見せる見せないの設定に一貫性を持って欲しかったし、話の細かい部分にももう少し丁寧な演出を施して貰いたかった。
ここ等が改善されていたならばもうちょっと怖い作品になっていたような気もする。
デイナ以外の人間は確認出来ない襲撃にいきなり見舞われ、訳も分からず命を落としていくといった描写の方が未知なる恐怖を生み出せて画的にも面白くなったと思うんだけどなあ。
それにしてもこんなにも大きい病院なのに、看護師がやたらに少な過ぎ。
デイナの介護も担当していた男性看護師も言っていたが「安月給で色んな患者の面倒を見て、施設の管理もしなきゃいけない」とぼやきたくなる気持ちも凄く分かる。
完全にブラック会社、いやブラック病院だわ。
重労働と貰える給料との割が合わない所では働きたくねぇよ俺なら。
そう考えると、男性看護師は偉いよ、死ぬ気で良く頑張ってくれましたよ。
まあ結果死ぬんですけどね(笑)
なんて病院だ!!
今作の可愛い娘さん図鑑
デイナの愛娘ジェマちゃん。
肝心な夫は妻の訴えに「いい加減にしろ」だったけど、ジェマちゃんだけは母の頼み事を快く引き受けて少しでも役に立てればといったその姿勢がとても好印象でした。
評価:★★★
17/11/04DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2017-09-06
メーカー:ブロードメディア・スタジオ
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