銀幕大帝α

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ディストピア パンドラの少女

2018年05月02日 12時06分46秒 | 洋画ホラー
THE GIRL WITH ALL THE GIFTS
2016年
イギリス/アメリカ
111分
SF/ホラー/ドラマ
PG12
劇場公開(2017/07/01)




監督:
コーム・マッカーシー
原作:
M・R・ケアリー『パンドラの少女』
出演:
セニア・ナニュアメラニー
ジェマ・アータートンヘレン・ジャスティノー
パディ・コンシダインエディ・パークス軍曹
グレン・クローズキャロライン・コールドウェル博士
アナマリア・マリンカジーン・セルカーク博士
フィサヨ ・アキナデキーラン・ギャラガー一等兵
ドミニク・ティッパーデヴァーニ



<ストーリー>
真菌のパンデミックにより、ほとんどの人類が“ハングリーズ”と化した近未来。残った人々はウイルスと共生する子どもたちの研究を行っていた。ある日、高い知能を持つ少女・メラニーが現れる。

彼女は
人類の
希望か。
絶望か。


―感想―

完全ノーマークだった本作。
何かの映画借りた時に最初の予告編集に入っていて、面白そうという直感が働き借りて観たのだが大当たりだった。
面白そうじゃなくて面白いのよこの映画。
何の予備知識もなく観たら、え!?てなるような展開が序盤で起きますが、先に書いた様に予告編を観ているので、知ってました。
ゾンビ映画です。

この作品も名称が「ゾンビ」じゃなくて「ハングリーズ」。
カップヌードルかっw
「ウォーカー」とか「ランナーズ」とか映画によって呼び名が変っているけれど、普通にゾンビでいいやんね。
カッコつけたがりかよ(笑)。
まあ、こういう名前にしたらカッコいいんじゃね?みたいな意図は感じますけども。

特殊変異で生まれてきた子なのかな?
ワクチンを作れる抗体を持つ少女を中心にしたサバイバルホラーで、この少女も半ハングリーズだから油断は禁物。
ただ、知性が優れているので、人を襲わないような理性は持ち合わせている。
博士を従えての移動を繰り返していく中で、無事にワクチンを生み出せるのか、てのが興味を生み出すが、まさかの少女が下した決断が!?

滅ぼすのは簡単やけど、新たに作り直していくのはそう容易くはないはずだし、少女が唯一心を許していた女先生だけが人間として一人生き残ったけれど、世界終末の時はそう遠くもない、そんな予感を与えるラストでもある。
子供ハングリーズ集団に知識を少しずつ与えていき、この子供達が世界を支配するようになるんだろうなあ。

音と人の臭いに敏感な反応を示すハングリーズは普段、ピタッと動きを止めている。

この絵図が実に不気味。
特殊なジェルを体に塗って、この大群の中をゆっくりと刺激させずに練り歩いていく緊張感は半端ない。
察知されると猛ダッシュで追い掛けてくるてのもあるから、群れの中の移動シーンはドキドキものですわ。

少女を演じた子は多数のオーディション参加者の中から発掘された新人だそうで、中々可愛らしい。
吹き替えが推奨です。
腹を満たす為に、人を襲わず、虫や動物を貪り食うといった子供にとっては勇気いる演技にも果敢にチャレンジしており、新人子役ながらもその頑張りには拍手。
少女の言動に萌えされる部分も多く、実は内容そのもの以上に少女のあどけなさを愉しむ作品かもしれない。

施設で車椅子移動する際に流れる音楽、般若心経みたいなんですけど、なんか雰囲気には合っていて好きだったな。

評価:★★★★
18/05/02DVD鑑賞(準新作)
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レンタル開始日:2017-12-06
メーカー:クロックワークス

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