CRY MACHO
2021年
アメリカ
104分
ドラマ
劇場公開(2022/01/14)
監督:
クリント・イーストウッド
『リチャード・ジュエル』
製作:
クリント・イーストウッド
出演
クリント・イーストウッド・・・マイク
エドゥアルド・ミネット・・・ラフォ
ナタリア・トラヴェン・・・マルタ
<ストーリー>
かつてロデオ界のスターだったが今や落ちぶれた老人・マイクと、母親に愛想を尽かし路上で暮らす少年・ラフォ。誘拐から始まったふたりの出会いが、それぞれの人生を大きく変えていく。
誘拐した男と、さらわれた少年。
逃亡の果てに二人が見つけた“生きる”道とは―。
―感想―
大して面白い事やっている訳ではないのに、イーストウッド映画て何でか物語に引き込まれる魅力はあるよなあ。
本作を例えるとするならば、そうだな、ヒャッハー!が無い怒りのデスロードて感じかも(笑)。
アメリカから国境超えてメキシコに入り、依頼人から請け負った少年を探し出して、その少年と共に又国境へと引き返すだけの話。
その道中で障壁が起きた為、数週間足止めという形でメキシコの町中で寝泊まりする内に、色んな現地民と交流を深めていく、これ本当に殆ど殺伐した描写がない心温まるヒューマンドラマ。
サスペンス要素も何もない普通のドラマ。
なのに、ここまで魅せられたのはイーストウッド演じるマイクという老人の一人間に強い優しさと、相手によっては真っ向から悪態をつく姿、決してブレないその堂々たる生き方に俺自身も好感を抱いて、要所要所でのちょっとした出来事にも可笑しさに通じる感情を持って観て居られたからだと思う。
結末にも関係するマルタとその姪達との一時が微笑ましく(聾唖の幼女含め姪全員が可愛いのよ)、身寄りのないマイクにとってはこの家族は居心地が良いだろうなと、マイク自身どう決断するのか、その予想がしっかり当たって妙にホッコリした。
只、言葉の壁てものをどうしたのか気にはなったが。
どれだけ歳を取ろうとも彼から見たら遥かに若い女性からモテモテ、羨ましい限りです。
(少年の母親から突然ベッドに誘われてきょどるマイク。もう種もないかもしれないし体力もそうはない爺さんに無茶言っちゃいかんてw
逆にこんな老いぼれ爺さんでもOKだなんて、お前なら婆さん抱けるか?て聞かれたら絶対NO!だから、セックス狂てすげえわ。)
評価:★★★☆
22/05/17DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2022-05-11
メーカー: ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント