KANDISHA
2020年
フランス
85分
ホラー
R15+
劇場公開(2021/10/30)
監督:
ジュリアン・モーリー
アレクサンドル・バスティロ
『レザーフェイス‐悪魔のいけにえ』
脚本:
ジュリアン・モーリー
アレクサンドル・バスティロ
出演:
マチルド・ラミュッセ
サマルカンド・サーディ
スージー・ベンバ
<ストーリー>
アメリは親友と怖い話で盛り上がり、復讐に燃える邪悪な存在・カンディシャの物語を耳にする。元彼氏に暴力を振るわれたアメリは、思わずカンディシャを召喚し…。
―感想―
悪魔系の類で「もう大丈夫だ、終わった」という言葉程、信用出来ないものはない。
ジュリアン・モーリーとアレクサンドル・バスティロ、この監督コンビが出掛けた作品は『屋敷女』の時からそうだったけど、かなりショッキングな内容を描くから好き。
本作では黒人パパが手力だけで胴体を縦に真っ二つされる姿が強烈。
このシーンがインパクト大き過ぎて、他の惨殺映像が霞んじゃう、というかグロさ的にはそれほどでもなかったかな。
いや、あれがあったわ。
ウサギをカミソリで殺すシーン。
流石に作り物だと信じたいが、カミソリで切られた直後の痙攣するウサギの姿が物凄くリアルで、観てて猛烈に嫌な気持ちになったわ(-_-;)
で、アメリの恨み心の勢いだけで召喚されたカンディシャ、色んな姿で現れるのね。
その中でもサウナ?みたいな場所に出てきた時のおっπボロンのカンディシャさんが堪らなくエロかった(笑)。
もうあれだね、無差別テロだね。
男なら誰もいい、みたいな感じ。
一応アメリの関係者ではあるけれど、何で俺が?殺されるような事してねえよ!な理不尽さにカンディシャの存在が如何に恐ろしいかが凝縮されている様な気もする。
呼んだのなら戻せばいいがセオリーなのだけど、そう簡単に帰ってくれるはずもないわな。
それが一つの方法で、もう一つの方法が・・・てのに悲壮感が漂うし、もしかしたら又別の方法もあるんじゃないのかと観ている俺も「ハッピーエンド」前提で期待するが、それをあっさり否定しちゃうラストに、やっぱホラーはそうでなくっちゃと、その点では満足。
けど、その後の少年(弟)の儀式は蛇足、何故そうなる?と意味分かんない。
評価:★★★
22/05/14DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2022-05-11
メーカー: ハピネット・メディアマーケティング