銀幕大帝α

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ノック 終末の訪問者

2023年06月30日 20時15分22秒 | 洋画サスペンス

KNOCK AT THE CABIN

2023年

アメリカ

100分

サスペンス

劇場公開(2023/04/07)

監督:
M・ナイト・シャマラン

『オールド』
製作:
M・ナイト・シャマラン

原作:
ポール・トレンブレイ『終末の訪問者』
脚本:
M・ナイト・シャマラン

出演:
デイヴ・バウティスタ・・・レナード
ジョナサン・グロフ・・・エリック
ベン・オルドリッジ・・・アンドリュー
ニキ・アムカ=バード・・・サブリナ
クリステン・ツイ・・・ウェン
アビー・クイン・・・エイドリアン
ルパート・グリント・・・レドモンド

<ストーリー>

人里離れた山小屋で休暇を過ごしている3人の家族の前に突如現れた、謎の4人組。彼らは家族を拘束し、こう告げた。「しくじれば・・・世界は滅びる」果たして、4人の訪問者は何者なのか?なぜ、世界は終末を迎えることになるのか?

その選択の結末は、
家族の犠牲か、世界の終焉か。

―感想―

ビジョン、ビジョンとうっせえよ。

「君たちが言う事は全て妄想だ!」

そうだそうだ!もっと言ってやれ!

実は妄想じゃなく、現実で起きてたんですね~。

ええっ(;'∀')、そのまんまやないかいっ。

又、奇妙というか、けったいな作品を撮りよったねシャマラン監督。

つか、今月のレンタルリストに入れるまで、シャマランが新作作ってたのを知らなかったわ。

映画通の(笑)俺が知らないて事は、そんなに話題にもならなかった作品なのか?

監禁されるのがゲイカップル、その養女がアジア系。

これも今のご時世に配慮した設定なんだろうか。

内容に直接関与している風には全然思えないのだが。

別に一般的な夫婦で、その間に出来た子供でも話は成立するのではないかと。

もしちゃんとした意味があるのならごめんなさい、僕にはそれが分からない。

「好きな映画は?」

「魔女の宅急便」

日本人としてこの答えはちょっと嬉しい。

結局、ゲイの片割れが「光の中に人の姿を見た」とか突然言い出して、4人の訪問者が要望した通りの事が起き、世界は間一髪で救われたといったエンディングを迎える。

何故にゲイの片割れは訪問者側の思考へと傾いていったのか、脳震とうが原因なんかねやっぱり。

キリスト教のアメリカらしい、聖書に結び付けていく所は、我々仏教徒からしたら理解出来ないものはあるよなあ。

「信じる者は救われる、アーメン」

要は、これを鑑賞者にメッセージとして伝えたかっただけなんでしょ?だよね、シャマラン監督?

因みに自分の作品には積極的に出たがるシャマラン監督、本作ではTVに映る通販番組の司会者役。

レンタル版とかでは特典でその通販番組の完全版が観れます!大して面白くはないけどw

養女役の子役ちゃんが実に良い演技していた。

可愛いかどうかは個々の判断に委ねるが、俺はキュートな子だなと思ったよ。

ま、本作はなんだかんだと思いつつも、最後はどうなるのかに好奇心が高まり、しっかりと引き込まされ、じっくりと話を楽しませては貰いました。

結末が余りにもストレート過ぎたのがアレですが、シャマラン監督らしい雰囲気づくりは味わえたかなと。

その辺の展開、物語構成に強い興味心を持たせる所は上手いと思うわ、シャマランマジックは廃れていなかったちゅう事やね。

でも、観終えても内心、それなりに悶々とするのは確かではある。

評価:★★★☆

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