銀幕大帝α

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おじいちゃんはデブゴン

2017年10月08日 19時57分58秒 | 亜細亜アクション
我的特工爺爺/THE BODYGUARD
2016年
香港/中国
99分
アクション/ドラマ/格闘技
R15+
劇場公開(2017/05/27)




監督:
サモ・ハン
アクション監督:
サモ・ハン
製作:
アンディ・ラウ
出演:
サモ・ハンディン
ジャクリーン・チャンチュンファ
アンディ・ラウレイ・ジンガウ
フォン・ジャーイーチョイ
リー・キンキンポク
チュウ・ユーチェンポクの息子
ジェームズ・リー・ガイセルゲイ



<ストーリー>
66歳になった拳法の達人・ディンは認知症の初期症状に悩まされていた。しかし、彼が孫のように可愛がる隣家の少女・チュンファに危険が迫った時、ディンの必殺拳が炸裂する。

-感想-

もうチンポーを後ろにつけなくなったんやね。
サモ・ハンで心機一転て感じなのかな。

チンポーちゃうしキンポーやしww
わざとだよ、間違える訳ないやんけ(真顔)。

邦題がストレート過ぎて笑える。
でもこのタイトル見ただけでサモ・ハン映画だって分かるのはある意味凄い。
だけど最近の若い者は知らんだろ「燃えよデブゴン」という作品が存在している事を。
これで「あぁ!」てなるか「は?」てなるかで年齢バレますわ。

中盤までの殆どを初期認知症の老人ディンと彼を慕う隣家の少女チュンファとの触れ合いドラマで費やしています。
かなり丁寧に細部まで描かれているので、少女の置かれている状況やディンが暮らす環境なんかをきちんと把握出来る点はとても良い。

少女のクズな親父(アンディ・ラウ!)が宝石を盗んだ事から組織とロシアンマフィア両方に命狙われ、そして殺されてしまう。
過去に孫娘を散歩中に見失い実娘から縁を切られたトラウマを抱えるディンは、少女の父親から子を頼むとお願いされていた事もあり、突然その少女が行方不明になってしまった為に、絶対に今度こそは見つけ出してみせると、敵のアジトへと単身で乗り込み、相手が全く情報を渡してくれないのが分かるや否やデブゴン怒りの殺人拳が炸裂!!
R15+だけあって、中々エグイ描写もワラワラと飛び出す地獄絵図。

この終盤での屋内で始まる多数VSデブゴンは熱い!
先ずは組織一味が大勢で武器を手に取りデブゴンを襲撃。
流石にお爺ちゃんなので息切れだけは激しいが、カンフーそのものに衰えは見えず。

映画は違えどもあのドニー・イェンと対等に戦ったデブゴンだよ?
そこら辺の糞ザコ共が敵う訳ねぇっての。

一瞬で全員を返り討ち。
するとそこへ宝石を取り戻しに来たロシアのマフィアと鉢合わせに。
こっちの敵は筋肉隆々でガタイが良いので、重い攻撃に少しだけ苦戦はするも、力で攻めてくるのならデブゴンも同じく力で勝負だと、組み手に変更し身軽に攻撃を与えつつ、止めの浮遊からの体重乗せで華麗に決着。

いやもう、デブゴンかっこええ!の言葉しか出てきません。
ただ、このアクション全部をサモ・ハン自身がやり遂げたのかは謎。
シーンによってはスタントマン使っている様にも見えたし、うーん、どうなんだろう。
けど、接近戦での手捌き、足捌きはサモ・ハンの顔もバッチリ映っているので、相変わらず速いな、防御体勢に隙が無いなと、賞賛を送りたくなる程の見事さだった。
カンフー好き、サモ・ハン好きは上記紹介した終盤での攻防戦を観るだけもこの作品を借りる価値は十分あると断言出来ますので、その目で是非。

ラスト付近でちょろっとサモ・ハンの盟友ユン・ピョウが登場するのはカンフー好きとしては嬉しい。

処で行方不明になっていた少女。
実は友達の家に泊まっていたという無責任過ぎる真実。
一言それ位の事、デブゴンに伝えとけや。
見つけ出せなかった悔しさからか、完全にボケちまったじゃねぇかw

評価:★★★
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