銀幕大帝α

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リターン・トゥ・アース 宇宙に囚われた1027日

2016年04月12日 13時41分00秒 | 洋画サスペンス
PROJET-M
2014年
カナダ
92分
SF/サスペンス
劇場公開(2015/02/03)



監督:
エリック・ピコリ
脚本:
エリック・ピコリ
出演:
ジャン=ニコラ・ヴェロー
ジュリー・ペロー
ジュリアン・デシャン・ジョラン
ピエール・ヴェルヴィーユ




<ストーリー>
人類が生き残るための術を求め、宇宙ステーションで実験を重ねる宇宙飛行士たち。ミッションは順調に進むかと思われたが、任務終了間際に突然、地球との交信が途絶えてしまう。

-感想-

水不足で悩む地球。
そこで人類は他の惑星に供給出来る程の水がないか、4人の宇宙飛行士をミッションに就かせて彼等に未来を託す。
4人は念願だった水を発見し地球へと映像を送り報告するが、実はその映像の中には地球を揺るがす脅威の物体が映り込んでいた!

突然始まる地球規模の核戦争。
宇宙からその一部始終を見届けてしまった4人は絶望する。
家族は!?
恋人は!?
勝手に宇宙船に乗り込み地球へと帰還しようとする指揮官。
しかし脱出寸前に仲間の手により止められ、宇宙船だけがステーションから離れ、彼等全員が地球へと還る術は失われてしまった。
地球との交信も途絶え任務期間だった1000日も過ぎ食料も底をつき始める。
そんな状況に耐えられなくなった女性宇宙飛行士は自ら宇宙空間に身を投じ自殺をする。
そんな時、ロシアの宇宙飛行士が助けを求めてステーションへとやってきた。
彼が乗ってきた宇宙船で地球に還れる!!
だがその船は3人乗りだ。
1人ステーションに残らなければいけない。
だがそれも直ぐに解決する。
「俺が残るよ。後の事は君達に任せる」
お互いを称え合いながら別れを告げて3人はロシア船に乗り込み、必ず助けを呼ぶからねと言い残して、ステーションから地球へと帰還していくのであった。

おしまい。

おしまい?
えぇ!?そこからが観たいんですけど!!

地球がどうなっているのか知りたいし、ステーションに残った宇宙飛行士がどうなるのかも知りたいし、ここからが本来の見せ場じゃない?普通は。

すっげぇモヤモヤとした気持ちだけが残った。

ぶっちゃけ画に動きが少ないものだから途中30分ほど寝ちゃったんだけど、地球での様子と宇宙での様子を交互に描写する事でそれなりの人間ドラマには仕上がっていたように思える。
4人の内情を大きく知る意味でもこの描写(演出)は効果的ではありました。
4人それぞれに対しての感情移入をさせる事には成功しているだけに、生き残った4人がどういった運命を辿るのか、帰還した核戦争後の地球では何を目にするのか、映像に映ってしまった異星人の存在はどう扱われるのか、出来ればそこまでしっかりと描いて欲しかった、見届けたかったなぁ。

これから!て所で終わってしまうので、1本の物語を十分に堪能する事が出来たという達成感は残念ながら味わえないのがこの作品の欠点。
余韻に浸れない所か続きの方が気になって仕方がない〆方にしたのは非常に勿体無い。

評価:★★☆
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