アイランド

SIREN／１０年／英／７７分／サスペンス／劇場未公開
監督：アンドリュー・ハル
脚本：アンドリュー・ハル

出演：
◆オーエン・マッケン
◆アンナ・スケラーン
過去出演作：『ディセント２』
◆テレーザ・スルボーヴァ
◆アンソニー・ジャブレ
＜ストーリー＞
ヨットでクルージングに出た3人の男女は、溺れ掛けていた男を救助する。死に物狂いで逃げて来たらしい彼の異常な様子に一行はパニックに陥り、近くの無人島へ降り立つが…。

＜感想＞
本編約１時間１０分。

観れない事は無い。

ただ面白くないだけだ。

駄目じゃん！

それを言っちゃあ御終いだ。

ネタバラシしちゃうと、ギリシャ神話に出てくる伝説の魔物セイレーンを題材にした作品。
クルージングに出かけた男女３人が辿り着いた無人島に、そのセイレーンが居たという訳。
その余りにも美貌？な容姿に男女問わず魅了され、美しき歌声を聴いたが為に次第に幻覚を見始める。
そして精神が狂い皆がアホになっていく。
要するにその過程を１時間位使ってダラダラに描いているだけなんだな。

魅惑のセイレーンをぽけぇとした顔で見つめる人間達がアホ丸出し。
森で迷子になって、ああしたらいい、こうしたらいい、と大喧嘩になる人間達がバカ丸出し。
終いには、個々が勝手に何処かへ行っちゃって、「あれ？あいついねぇゾ！」と探し回る人間達が御間抜けだ。

一度掴まえたら離さない！
貴方は‘永遠に’私のものなのよ！！

彼女が彼氏に贈った‘永遠に’の言葉が、違う形で現実となる儚い物語。

是非とも猛烈に退屈している時にでも観て欲しい。
そして「あぁやっぱりつまんなかったな」と後悔しても、私は一切の責任は負いません。

評価：★☆
１２／０１／１６ＤＶＤ鑑賞（新作）

にほんブログ村
レンタル開始日：2012-01-06
メーカー：アット エンタテインメント

アリス・クリードの失踪

THE DISAPPEARANCE OF ALICE CREED／０９年／英／１０１分／犯罪サスペンス／PG12／劇場公開
監督：Ｊ・ブレイクソン
脚本：Ｊ・ブレイクソン

出演：
◆ジェマ・アータートン…アリス・クリード
過去出演作：『ロックンローラ』
◆マーティン・コムストン…ダニー
◆エディ・マーサン…ヴィック
過去出演作：『シャーロック・ホームズ』
＜ストーリー＞
刑務所で知り合ったヴィックとダニーは、綿密な計画の下に富豪の娘、アリス・クリードを誘拐する。順調に進行しているかに思われた誘拐計画だったが、ダニーは大きな秘密を抱えていた。
＜感想＞
田舎面した魅力の薄い女優だなぁと思って観ていたんだが

ジェマ・アータートンってば『プリンス・オブ・ペルシャ／時間の砂』でタミーナ王女を演じていた女優さんやったんやね。

雰囲気全然違うやん。
同一人物とは思えんし。

監督は『ディセント２』で脚本を担当したＪ・ブレイクソン。
本作が初監督作となります。

登場人物はたったの３人！！

途中で刑事とか、親とか出てくるのかと思っていたのだが、最初から最後まで３人のみの構成だったものだから恐れ入った。
しかも終盤まではどこぞのマンションの一室という限定シチュエーションだし。
下手したらだらだらとした話になりそうだが、これが意外とハラハラさせられる展開になっていて予想外に楽しめた。

そりゃあ単に女性を誘拐して、２人の犯人が身代金を要求するだけのストーリーだったらつまんなくなるわ。
けど、そこはＪ・ブレイクソン監督。
たった３人の登場人物に意外な関係性を持たせる事により
「おっと！貴方達そういう間柄でしたの！？」
と先の転び方に期待を持たせてくれるのだから、サスペンス好きには堪らない人物設定ですよ、こりゃ。

特に犯人２人の間にある秘密。
「あらま！」
ですよ。
エディ・マーサンってばいかにもその系のお顔だから、妙に納得？
いや、薄々そうなんじゃないかなとは思ってはいたけれど、本当にそうだったので変な笑いが出たｗｗ

床に転がる銃弾、壁に撃ち込まれた薬きょう、ぽろりと出てきた携帯電話。

小道具の使い方も上手し。
やばい、やばい
とドキドキさせるシーンが度々現れるのでグッと手を握りしめて観入っちゃいます。

用意周到な誘拐だったにも関わらず、ダニーの思わぬ裏計画により意外な方向へと事が進み、最後に笑う者が一気に形勢逆転するラストは面白い。

ただ、何故ヴィックは戻ってきたんだろう、て所に凄く引っ掛かる。
そのままトンズラすりゃ良かったのに。
彼の中にも少しは良心があったって事だろうか。

アリスが最後に見せた涙の真意は解らない。
観客に判断を委ねる形を取った事で、これは「悲劇」なのかそれとも「喜劇」なのか、色々と考えさせられるものがあった事は確かだ。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価：★★★☆
１２／０１／１４ＤＶＤ鑑賞（新作）

にほんブログ村
レンタル開始日：2012-01-13
メーカー：東宝

サンクタム

SANCTUM／１０年／米／１０９分／アドベンチャー・サスペンス／劇場公開
監督：アリスター・グリアソン
製作総指揮：ジェームズ・キャメロン

出演：
◆リチャード・ロクスバーグ…フランク
過去出演作：『機械じかけの小児病棟』
◆リース・ウェイクフィールド…ジョシュ
◆アリス・パーキンソン…ヴィクトリア
過去出演作：『ウルヴァリン：Ｘ-ＭＥＮ ＺＥＲＯ』
◆ダン・ワイリー…クレイジー・ジョージ
◆クリストファー・ベイカー…Ｊ.Ｄ.
過去出演作：『幸せの１ページ』
◆ジョン・ガーヴィン…ジム
◆ヨアン・グリフィズ…カール
過去出演作：『ファンタスティック・フォー：銀河の危機』
＜ストーリー＞
「聖域（サンクタム）」と呼ばれる巨大な洞窟の謎を解き明かすため、フランク率いる探検隊が調査を開始する。しかし、サイクロンの影響で出口が塞がれてしまい…。
＜感想＞
メンバー全員、結束力無さ過ぎ。
本当に仲間か？と思っちゃう程。

女はとりあえずパニックになるし
人の言う事聞かないし
自由発言・自由行動し過ぎやし。

探検隊が洞窟でワイワイとバカンスしているみたいやわ。

フランクの忠告を聴いていれば、残念な結果にならずに済んだのにと思わせるシーンがちらほら。
ま、皆が皆素直だったら映画にならないかもしれないが。

とりあえず冷たい水に長時間潜るんだから厚めのスーツは着ろよ！と。
後で「寒い、寒い」と言われても、自業自得じゃねぇか！と鼻で笑ってしまうのだが。

自分勝手過ぎて自滅していくメンバーたちに全く同情の欠片もありません。

父子の間にあった溝を修復していく話やね。
心底憎んでいた父親だけど、本当は探検家としては偉大な人だったんだぞ、と。
情けを捨て、時には助からない仲間を安らかに眠らせる事も一つの優しさとしては必要。
その考えを受け継ぎ、少しは成長したかに見える子の姿を、父はあの世から誇らしげに見つめているのだろうか。

洞窟という閉鎖的な場所が舞台なだけに、閉所恐怖症の人が観れば震えを起こすかもしれないが、自分的には僅かな酸素ボンベだけで何時それが無くなるか分からない恐怖と戦いながら、長時間潜り続ける場面に息が苦しくなりそうでした。
水泳選手だったからある程度は自信あるんですけどね。
それでも酸素が無い状況演出の上手さに、早く空気を！と思っちゃいましたよ＾＾；

作品としては兎に角追い詰められた人間達が本性を剥き出しにして言い争っているだけの内容なので、そんなに面白いと思えるものじゃなかったなぁ。

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

評価：★★★
１２／０１／１４ＤＶＤ鑑賞（新作）

にほんブログ村
レンタル開始日：2012-01-13
メーカー：ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント

鉄拳 ブラッド・ベンジェンス

１１年／日本／９２分／アクション／劇場公開
監督：毛利陽一

声の出演：
◆坂本真綾…リン・シャオユウ
◆松岡由貴…アリサ・ボスコノビッチ
◆宮野真守…神谷真
◆篠原まさのり…三島一八
◆千葉一伸…風間仁
◆田中敦子…ニーナ・ウィリアムズ
◆渡辺明乃…アンナ・ウィリアムズ
＜ストーリー＞
中国拳法の達人である女子高生、リン・シャオユウの下に、三島一八率いる“Gコーポレーション”のエージェントからある依頼が入る。それは京都の学校に通う少年・神谷真を調べよというもので…。
＜感想＞
大人気格闘ゲームをフルＣＧでアニメ化した作品。
美麗な映像は素晴らしいものを感じさせます。
御馴染のキャラクターたちが色んな役柄で出てくるので「鉄拳」ファンはニヤリとさせられるかも。

私的には

パンダ

がツボ・・・いや可愛過ぎ・・・いやペットにしたい。
あれは頼りになる相棒だわ。

終盤は三島一族による大激突。
三島平八の圧倒的強さは流石。

デビル一八も登場し、城を破壊しまくりながらの大暴走を見せつけてくれますが、呆気無く同じくデビル化した仁に倒されてしまうのは見かけ倒し過ぎやしないか（笑）。

ゲームでこのキャラを使用すると相手に凄く嫌がられるんだけどな＾＾；
ビーム連発させていると近付けないという卑怯キャラですから。

今作の美女図鑑

アリサちゃんです。
ロリロリキャラですね。
仕草が凄く可愛いです。
しかし彼女の正体は

サイボーグ。
戦闘モードに入ると滅茶苦茶強いと言う猟奇的な彼女だったりします。
因みにアラレちゃんみたいに自由自在に首を外せます。

作品としては手抜きせずにしっかりと細部に渡って作り込まれているので、ＣＧアニメとしての完成度は高いです。

ただ、やっぱり「鉄拳」は人のプレイを後ろで傍観している時でも思うけれど、黙って観るよりも、実際に自分でキャラを操作して遊んだ方が一番楽しいよね。

オフィシャル・サイト

評価：★★★
１２／０１／１３ＤＶＤ鑑賞（新作）

にほんブログ村
レンタル開始日：2012-01-13
メーカー：バンダイナムコゲームス

ナイト・ウルフ／人狼憑異

NIGHT WOLF／１０年／英／８５分／ホラー・アクション／劇場未公開
監督：ジョナサン・グレンデニング

出演：
◆イザベラ・カルソープ
◆トム・フェルトン
過去出演作：『ハリー・ポッターと死の秘宝　ＰＡＲＴ２』
◆ジェマ・アトキンソン
◆ジョシュア・ボウマン
過去出演作：『フライ・オブ・ザ・デッド』
◆ガブリエル・トムソン
＜ストーリー＞
嵐で一軒家に閉じ込められてしまったサラと家族たち。そこへ人でも獣でもない凶悪な怪物が現れ、サラたちに襲い掛かる。

＜感想＞
最後まで獣の正体は見せないで、襲うシーンは全て赤色の主観で表現されています。
題名からして狼人間が獣の正体だと予想出来ますが、元の人間は誰なのかが結構鍵となっています。

家族構成がかなり複雑で、一見本当の兄弟は誰と誰なのかが良く解りません。
殆どが腹違いの弟のようですが。
その内の一人としてハリポタのドラコことトム・フェルトンが弟役を演じているのですが、相変わらず嫌な奴です(笑)。
長女となる女性が勤め先のアメリカからイギリスの実家に帰省してきたサラ。

本作の美女図鑑

不甲斐ない弟たちの代わりに、活発に獣と戦うサラさん。
かなり美人です。
誘導作戦中に失敗して、足を噛まれてしまうのですが、足を引きずりながらも弟達を引率し、獣の襲来から逃れる為に時には立ち向かい、時には安全場所へと誘導していきます。
が、結局は噛まれた事が原因で

こうなっちゃいます。

最終決戦は人狼と化したサラさんと、弟達を殺しまくった獣との一騎打ち。
ここでようやく、獣の姿がどんなものかが映し出され、そして一体相手は誰だったのかが判明する訳です。

序盤で父との会話、弟たちの会話の中で、母が浮気していて頻繁に夜になると車で出掛けている事が明かされます。
物語上余り重要な事では無いと思い受け流していたのですが、実はこれ、かなり大切な伏線だった事が最後で確認出来るのです。
浮気する為に夜出掛けていたのでは無く・・・実は！！

弟の１人が危険に身を晒しながら緊急連絡した事で、警官とハンターが到着します。
所が全く見せ場も無く殺されてしまうので、何しに来たんだよ！と軽くつっこみ入れておきました。

序盤はちょっと会話が中心でダレますが、サラたちが豪邸に場所を移してからは、逃げる・隠れる・戦うのつるべ打ち展開になるので、そこそこにハラハラさせられ楽しめる内容になっていました。

唯一苦言を申すとすれば、最終決戦時でのカメラの動きが無駄に激し過ぎて、どういう戦いになっているのか良く分からない所でしょうかね。
もう少し丁寧に映し出して欲しかったように思います。

評価：★★★
１２／０１／１３ＤＶＤ鑑賞（新作）

にほんブログ村
レンタル開始日：2011-12-02
メーカー：彩プロ