2015年
日本
120分
ドキュメンタリー
劇場公開(2015/07/10)
監督:
丸山健志
製作:
北川謙二
企画:
秋元康
出演:
乃木坂46
<ストーリー>
2011年8月、AKB48の公式ライバルとして誕生した乃木坂46。常に国民的アイドルグループと比較されながらも、直向きに走り続けてきたメンバーたちの軌跡を密着取材を通して綴る。
知られざる秘密に迫る乃木坂46初のドキュメンタリー映画、ついに解禁!
-感想-
ちょこちょこ泣かされましたわ。
生駒ちゃんは知ってたけど、白石さんや西野ちゃんも闇を抱えた状態で乃木坂のオーディションを受けてたんだね。
加入した事でどうにか今までの自分を変えようともがき苦しみ、その過程の中で希望の光を見付け、それに向かって少しずつ前に歩もうとする姿がとても美しいのよ。
でも、活動していく中で味わう挫折。
選抜等に選ばれなかった事で自分は必要とされていないんじゃないかと傷つき、心を閉ざそうとしてしまう。
しかし、それを救ったのは他でもない仲間であり送り出してくれた家族でもある。
「もうそこまで苦しむなら辞めちゃいなさい」
娘の心情を気遣い優しく言葉をそっと掛けてくれる母。
「そんな悲しい事言わないでよ!」
みんな一緒になって頑張ってきたじゃない。
なんで、私だけ他の子よりも劣っている、なんて後ろ向きな事を言うの?
ネガティブになって愚痴を溢すまっつんに涙を流しながら、もっと自分の良さを見つめ直してと訴えかける仲間。
このシーンを観て、私の中にあった生駒ちゃんに対する印象がガラリと変わりました。
メンバー一人一人をしっかりと見ている子なんだな、て。
自分だけ良かったらそれでいい、とか思う子ではなく、落とされた子にも正直な気持ちをぶつけて、いつでも心を一つにさせて、共に喜び、共に泣く、本当にピュアな精神を持ち合わせている子なんですよ、生駒ちゃんは。
何度もセンターを任されているのは、こういった風に他のメンバーをきちんとフォロー出来る器量さが彼女にはあるからなんだろうなぁ。
そんな生駒ちゃんでも、センターという重圧に相当のプレッシャーを抱きながら戦ってたみたいで、初めてセンターから降ろされ後列へと回された時は、開放感からか観客の前で後ろに卒倒してしまう。
ここのシーンはかなり衝撃的でしたが、その後、笑顔でようやく気持ちが楽になったと飛び跳ねている生駒ちゃんを観た時は、前にメンバーが誰もいない状態で歌い踊るポジションの大変さ、重みを大きく感じさせられました。
考え、考え抜いて学業に専念する為に一時活動休止を自ら申し出た生ちゃん。
他のメンバーが乃木坂の一員として成長していく中、自分は置いて行かれるんじゃないかという不安はあったと思う。
それでも、そういう決断をし、きちんとファンに挨拶して、中途半端な状態のままで何事もしたくないと一旦区切りをつけてから先ずやるべき事をやり、ちゃんとやり遂げてから活動に復帰した生ちゃんの姿勢は立派。
こういう部分を私は見習わないと。
乃木坂最大の不祥事、と書くのは私的には好きじゃないが、2014年のNHK紅白歌合戦出場者発表が迫る中で起きた、某週刊誌によるスクープ写真掲載。
こういう映像を観ると辛いわ~。
確かに寂しさに負けて事を起こしてしまったまっつんも悪いけど、橋本さんも言っていたが、何も分からない乙女を唆した相手の所帯持ち男の方が断然に悪いと、私も週刊誌読んだ時は、まっつんへの怒りは全くなく、この糞野郎に憤怒したもん。
大人としての行動が最低過ぎるっしょ。
有名な乃木坂の子と一緒に不届きな行動をしたらどうなるか、それも分からないのかテメェは、てね。
結果、この事が原因で、確実視されていた紅白初出場の夢も幻として消えてしまう。
全ては自分のせいだと自己嫌悪に陥るまっつん。
年末の感謝祭にて、まっつんは「活動辞退」を覚悟にスピーチを申し出たらしい。
けども、会場に居たファンからまっつんに掛けられた言葉は罵声ではなく、頑張れ!の大声援。
それを聞いた瞬間、まっつんはファンの優しさを全身で感じ「活動辞退」を踏み止まったそうだ。
いやもう、この「頑張れ」コールから涙と笑顔で「もう少し乃木坂に居させて下さい」とお辞儀するまっつんの姿までの流れが涙腺チョチョ切れ。
そうよ、ファンであるなら1度位の軽率な過ちならば許してやらなきゃ。
てか、その程度の事で「辞めろ!」とか言う奴、本気で彼女を応援してたのかよと私は疑いたくもなる。
素直に過ちを認め、素直に公の場で謝罪し、もう一度チャンスを下さいと頭を下げる子にも「辞めろや」とネチネチと言う気になれるファン、じゃねぇなアンチだな、糞ムカつくわw
私から言わせると、お前こそもうファン辞めちまえよww
どのグループにも居るが、アンチはいらねぇ。
メンバー誰かを傷つけたり、グループ全体を汚すような発言をする人間は必要なし。
誰か一人でも好きになれないなら、全員を好きになれる違うアイドルを応援しろや。
もうホント、苛々するんですわ、私こういうバカ共は。
おっと、最後少し記事が熱くなってしまいましたが、期待以上に素晴らしく見応えのある乃木坂ドキュメンタリー映画でした。
自分が観た感じだとこの作品のテーマは「葛藤」と「決断」じゃないかなぁ。
その意味は、私が書いた文章の中から見つけ出して下さい。
この映画を観て、乃木坂が益々好きになりましたね~。
今回ピックアップされたメンバー達が、どのような気持ちで活動に取り組んでいるのか、これからどのようにして成長しようとしているのかが、秀逸なカメラワーク等の演出や音楽と共に明確な答えとして描かれているので、乃木坂全体を愛してらっしゃるファン、清純アイドルを目指している女の子、それを陰から支えようと思ってらっしゃる御家族の方達には是非とも観ていただきたいです。
母からの愛娘に対するコメントがナレーションに変わって全編に渡り流れる形にもなっているので、いずれ自分の娘をアイドルにしたいと願うお母様とかも、他の親はどういう気持ちで送り出しているのかが本作を観れば寄り分かるのではないでしょうか。
終わりに、2015年NHK紅白歌合戦、晴れて乃木坂初出場決定、おめでとう!
楽しみに観させて頂きますよ♪
2015年12月現在、私の乃木坂推しメン。
1推し:生田絵梨花
2推し:西野七瀬
3推し:秋元真夏
評価:
★★★★☆
15/12/10DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2015-12-09
メーカー:ソニー・ミュージックレーベルズ
関連作:
『悲しみの忘れ方 DOCUMENTARY of 乃木坂46(2015)』(第1弾)
『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46(2019)』(第2弾)
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