銀幕大帝α

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エージェント:コール

2016年04月24日 14時53分00秒 | 洋画アクション
MISFIRE
2014年
アメリカ
89分
犯罪/アクション
劇場公開(2015/01/12)



監督:
R・エリス・フレイザー
出演:
ゲイリー・ダニエルズコール
ヴァネッサ・ヴァスケスグレイシー
マイケル・グレコジョニー
ファビアン・ロペスセザール
ジャスティン・ネスビットデイル
ルイス・ガティカラウル



<ストーリー>
潜入捜査の失敗により停職中の麻薬取締局エージェント・コールは、別居中の妻がメキシコで行方不明になったと知り現地へ向かう。妻を誘拐したのは麻薬組織と分かり…。

-感想-

最近ゲイリー・ダニエルズとスコット・アドキンスの名前と顔が一致しなくなってきた。
脳が老いてしまったのやろか^^;
まあ別にその辺はどうでも良いのだが、雑と言うか大雑把な内容の作品やね。
メリハリの無いのべ~とした展開。

ちょっとした障害物を飛び越えるだけなのに一々前転して避けるコール。
んなもんジャンプしろよ。

捜査官コールに濡れ衣を着せられたと助けを求めるのが実の弟。
コールは最低の男だと妻は逃げ出し再婚した相手がこの弟。
彼の何処が最低なのかそういう説明は一切無し。
そんな元妻からしたら最低な元夫コールに協力する事となる若い女性と唐突に始まる車内ラブシーン。
そして弟も唐突に殺される、というか殺されたと連絡が入る。

肝心な経緯や描写が極端に少ない。

特に面白味も無い銃撃戦と追いかけっこがメインで、ゲイリー・ダニエルズの肉弾戦は数少なく、唯一彼らしさが出ていたアクション場面はこれだけ。


元妻の同僚が敵から身を隠す為にとある場所に居るのがコールの捜査で分かり、情報を引き出す為に訪れるのだが、いきなりコールに向けて撃ちまくってくる。
隠れる気全然ねぇやんけ。

これって無許可撮影なのかゲリラ撮影なのか詳しくは知らんが、どのシーンもそうだけど通行人が普通に素通りしているのが面白い。
あら?何かの撮影?みたいな。

展開もショボければ、終わり方もショボい。
ゲイリー・ダニエルズの魅力が伝わってくるのが回し蹴り一つだけってのも悲しくなる。
アクション俳優を全く内容に活かしきれてない凡作。

評価:★★☆
16/04/24DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2015-03-04
メーカー:ミッドシップ

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ホーム・アローン5

2016年04月23日 13時58分00秒 | 洋画コメディ
HOME ALONE: THE HOLIDAY HEIST
2012年
アメリカ/カナダ
92分
コメディ/ファミリー
TVM



監督:
ピーター・ヒューイット
出演:
クリスチャン・マーティン
ジョデル・フェルランド
エディー・スティープレス
ダグ・マーレイ
エリー・ハーヴィー
デビ・メイザー
マルコム・マクダウェル
エドワード・アズナー




<ストーリー>
幽霊が出るという豪邸で留守番をすることになった10歳の男の子・フィン。家の中のオバケの気配に怯えながらも罠を仕掛けて退治しようとするが、今度は家の地下室にある名画を狙って泥棒たちがやって来て…。

"『ホーム・アローン5』2015.3.4 DVDリリース【お近くのお店へ】" を YouTube で見る


-感想-

実質的には「アローン」ではないのよね。
姉ちゃんが家の中に居るから。
まあ本人のミスで地下室にあった裏部屋に閉じ込められちゃってますけど。
最後以外はなーんの役にも立たないから「アローン」でも正解なのかもしんない。

最新オンラインゲームやスマホなど今時のアイテムが出てきますが、泥棒相手に撃退使用する道具にそれらを余り使わず、手作りの仕掛けへと落ち着くてのは本来の『ホーム・アローン』なノリで良いのではないでしょうか。
ただそれらの仕掛けが面白いのか笑えるのかとなるとそれ程のものでもなく。
そういう意味ではやっぱり1作目にあった爆笑の破壊力には到底敵わないよなぁと。

ゴーストハウスと噂されている家での騒動なので、仕掛けに怯えるというよりも幽霊が居るんじゃないかとそちらに両者が怯えている形が続く為に、今ひとつ楽しさが沸かない。
やたらに「幽霊でた~!」と叫びまくるシーンが多く、途中から煩いだけで飽きてくる。
しかし、その内それらが人間の仕業だったと互いに気付く辺りからは煩さも無くなり普通のドタバタ展開へと固まっていく訳なのだが、悪く言えばそこからも然程盛り上げ方に工夫が足りない平凡な仕上がり。

少年のオンラインゲーム仲間が親に事態を知らせ警察を呼んでくれた御蔭で一件落着となり、ちょっとした彼に対しての感動シーンが用意されているが、これらは家や部屋に引き篭もってないで外に出ろ!という監督からの嫌味に似たメッセージなのかも(笑)。
仮想世界じゃなく現実世界で友達を作り、思い切り屋外で元気良くはしゃぎ回れ、そっちの方が断然人間らしい生き方なんだぞ、と外に出たがらない現代に多くいる大人や子供への皮肉と見て取れた・・・て、私の事か!?

評価:★★☆
16/04/23DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2015-03-04
メーカー:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン

関連作:
『ホーム・アローン(1990)』※個人的評価:★★★☆
『ホーム・アローン2(1992)』※個人的評価:★★★
『ホーム・アローン3(1998)』※個人的評価:★★★☆
『ホーム・アローン4(2002)』
『ホーム・アローン5(2012)』

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クリード チャンプを継ぐ男

2016年04月22日 14時21分00秒 | 洋画ドラマ
CREED
2015年
アメリカ
133分
ドラマ
劇場公開(2015/12/23)




監督:
ライアン・クーグラー
製作:
シルヴェスター・スタローン
原案:
ライアン・クーグラー
脚本:
ライアン・クーグラー
出演:
シルヴェスター・スタローンロッキー・バルボア
マイケル・B・ジョーダンアドニス・ジョンソン
テッサ・トンプソンビアンカ
フィリシア・ラシャドメアリー・アン・クリード
アンソニー・ベリューリッキー・コンラン
グレアム・マクタヴィッシュトミー・ホリデイ



<ストーリー>
孤独に暮らすロッキーの前に、亡き親友でライバルだったアポロの息子・アドニスが現れる。ロッキーは自らの持てるすべてを彼に託すが…。

-感想-


「貴方が生まれる前にお父さんは亡くなったのよ」
「・・・彼の名は?」

タイトルドーン『CREED』

こういうのを含め演出やカメラアングルが抜群に良い。
リング上での戦いや入場する時にも長回し映法を用いる事で現場の臨場感を生み出し、そして劇中の観客同様に我々にも興奮を高める効果を与えてくれる。
タイトルマッチでのまるでライブ映像を観ているかの様な迫真さには自然と体が前のめりになり拳に力が入っちゃう。

演者も相当気合を入れてボクサーに成りきったと思うが、そんな彼等を巧みなカメラワークで撮り続け、スクリーンをTV画面を一気に現実的に変えてしまった監督の手腕はお見事。
熱い。
熱いぞ、この戦いは!
絶対に目を離せない。
離せるものなら離してみろよ、と言いたい。

チャンピオンベルトを賭けた戦いは最終12Rまで長引く。
どちらも決して譲らぬ血塗れの殴り合い。

「俺は癌と戦う。お前は自分と向き合い誇りを持って相手に戦いを挑め」

これまで懇親的にサポートしてくれた仲間、いや家族達。
辛い試練を幾つをも乗り越え、今こうして大観衆の前でリングに立ちチャンピオンと戦っている。
家族達の愛と協力を無にする事は出来ない。
1度激しくリングに沈み込むが、それまでの悲しさ嬉しさ楽しさ辛さが脳の中でフラッシュバックされ、このまま負けてなるものか!と本能的に立ち上がりファイティングポーズを無意識に取る場面には胸アツ。
果たして勝利の女神はどちらに微笑み掛けてくれるのか。
それは御自身の目で確かめて貰いたい。

名ばかりの二世じゃない。
彼の実力がアウェイの観衆をここまで熱狂的にさせ、感動をも呼び寄せたのだ。
「クリード!クリード!クリード!クリード!」
なんて心地の良い大歓声なんだろう。
「父さん、愛してるよ」
この瞬間、今後期待の持てる新鋭ボクサーが、アポロの血を受け継いだチャンプと呼ぶにも相応しい男が誕生したのだった。

一歩後ろに下がった形でも存分にその存在感を残してくれたロッキーことシルヴェスター・スタローン。
この作品では他の彼が出演した近年のアクション映画で観られる様なパワー系な姿は全く見受けられない。
そこに居たのは我が子とも離れ孤独にひっそりと暮らす癌に侵された年老いたお爺ちゃんだ。
コーチをやってくれと頼まれるが、一緒になってスパーリングする程の体力なんてある訳がない。
しかし、頼ってきたのは親友だったアポロの息子。
何とかしてあげたいとロッキーとしての優しさが少しずつ表面に現れてくる。
そして出来る範囲内で彼を支えていく事になる訳だが、厳しい指導の中にもロッキーならではの愛情の高さと情熱の深さが頻繁に見え隠れする所に心がほんわりと温かくなる。
色んな映画祭でスタローンの演技が評価されたのも納得の上手さだった。
ロッキーとの交流の中で次々と生み出される様々な人間模様。
この点にも是非注視して欲しい。

スピードの基礎練習はニワトリ掴み。
子供達とのランニングの変わりに、ロッキーを慕うバイク集団との並走。
クリードの代名詞と言えば星条旗柄のボクサートランクス。
そして最後には例の階段をゆっくりと上り、二人は街を見下ろしながら未来の栄光を願う。
『ロッキー』シリーズファンは勿論の事、多くの映画ファンにも観て頂きたい感動の1作。
ボクシング映画の歴史にまた誰もが太鼓判を押したくなるような傑作が刻み込まれた。

評価:★★★★
16/04/22DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2016-04-20
メーカー:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『ロッキー(1976)』(オリジナル・シリーズ第1作)※個人的評価:★★★★☆
『ロッキー2(1979)』(オリジナル・シリーズ第2作)※個人的評価:★★★★☆
『ロッキー3(1982)』(オリジナル・シリーズ第3作)※個人的評価:★★★
『ロッキー4/炎の友情(1985)』(オリジナル・シリーズ第4作)※個人的評価:★★★
『ロッキー5/最後のドラマ(1990)』(オリジナル・シリーズ第5作)
『ロッキー・ザ・ファイナル(2006)』(オリジナル・シリーズ第6作)※個人的評価:★★★★
『クリード チャンプを継ぐ男(2015)』(第1作)
『クリード 炎の宿敵(2018)』(第2作)

『クリード 過去の逆襲(2023)』(第3作)

コメント (10)
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グリーン・インフェルノ

2016年04月21日 14時02分00秒 | 洋画ホラー
THE GREEN INFERNO
2013年
アメリカ/チリ
101分
ホラー/モンド
R18+
劇場公開(2015/11/28)




監督:
イーライ・ロス
製作:
イーライ・ロス
脚本:
イーライ・ロス
出演:
ロレンツァ・イッツォジャスティン
アリエル・レビアレハンドロ
ダリル・サバララース
カービー・ブリス・ブラントンエイミー
マグダ・アパノヴィッチサマンサ
イグナシア・アラマンドカーラ
アーロン・バーンズジョナ
ニコラス・マルティネスダニエル
スカイ・フェレイラケイシー



<ストーリー>
絶滅の危機に瀕しているヤハ族を救おうと現地へ向かった学生グループの乗る飛行機が墜落。学生たちは助けを求めるが、そこにいたヤハ族は食人族で…。

そこは、人間が喰われる地獄――

-感想-

エンドロールラストに「デオダートに捧ぐ」とあるように、かの有名なモンドフェイクドキュメンタリー『食人族』をイーライ・ロス監督がモチーフにし描き直したのがこの食人エンタメ作品。


これなんてモロに『食人族』へのオマージュだよね。

借りる時と、DVDプレーヤーにディスクを入れる際にはど緊張で恥ずかしながら手が震えてしまったのだが、いざ覚悟を決めて観てみたら別に緊張する程の内容でもなかった^^;

前半すっげぇ退屈なんだが(男が途中森の中で小便する時半分チンポ映ってたのには笑った)、飛行機が墜落した直後はそこそこに盛り上がってくる。
おっ!食人!食人!
と豪快な解体っぷりと豪快な食事っぷりに目が釘付け。
一人目の食事を終え、次はどう来る!?と身構えてたんだが・・・ねぇ。

突然腹を下した女性が柵の隅に駆け寄り恥じらい捨てて下痢便ブシャー!
余りの臭さに仲間は吐き気を催し、現地族の子供達は臭い臭いと大笑いしながら手でパタパタ。
そういや食人族の幼女の中にちらちら可愛い子が映ってたねぇ。

どうせその内助けが来るよ、とまるで危機感の無いリーダーは暇潰しにシコシコとオナニーに更け、お前最低だな!と愛想を尽かれる屑っぷり。

何人かは柵の中からの脱出を試みるがあっさりと捕獲。
腹が減っただろう、まぁこれでも食え、と食事を与えられ「逃げる時の為に体力付けなきゃ」とガツガツそれを食うも、実は仲間の肉だった事にタトゥを見て気付き、一人が首切り自殺。
どうせこの死体も食われるだろうと、口から体内にマリファナを押し込み、案の定現地族がそれを調理して食するも、まんまと策略に嵌り皆してラリパッパ。
今こそ脱出!!とリーダー残して一目散に逃げ出すが、一人は現地族に取り囲まれて生きたまま食われちゃうというね、もう描写が“人食族”なんだか“ゾンビ”なんだか。

こういうちょっとしたブラックなユーモアを入れる辺りがイーライ・ロスらしいんだが、逆を言えば全体的に「狂気」が足りない。
手で目を覆いながら指の隙間から観た『食人族』に比べたら、かなりオブラートに包まれた作品になっている事もあり、怖さを抱けたのは最初の食人シーン位なもので、それ以外は割りと平常心で観れちゃった事に悪い意味でショックと言うか、借りる前の心境を思い出すと自分的にはかなり計算違いな結果となってしまった。

夢オチみたいな主人公が変な歯で噛み付くシーンとか、いやそういうのいらんだろうって思ったし、否定を肯定に変えて無理矢理社会派で終えるのも好きじゃない。
素直に彼らは人食い族でした、て説明しない理由が分かんない。
偉大なる大先輩に捧げた割には以上でも以下でもない普通のエログロエンタメに落ち着いちゃったなぁという感じ。
今の時代にこういうキワモノ映画を一般公開向けとして撮るには難しいのかもしれないが、イーライ・ロスならば!といった期待が大きかっただけに、もうどうせ同じ「食人族」を作るならば世論を気にせず、思い切り突き抜けた「食人族」を完成させて欲しかった。
全然物足りなかったとまでは言わないが、題材に加え監督が監督なだけに求めていた満足さを十分味わえたかと自問すると、もう後一歩おぞましさの中に踏み込んだ内容だったならば評価上乗せ出来た惜しさは残る。

評価:★★★
16/04/21DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2016-04-20
メーカー:ポニーキャニオン

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『食人族(1981)』※個人的評価:★★★☆

切り株画像はこちら
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切り株画像(映画『グリーン・インフェルノ』より、解体作業からお食事まで)

2016年04月21日 14時01分00秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
【ネタバレ注意】

飛行機墜落で食人族に捕まったグループ。
その内の一人ジョナは意識朦朧状態。
そんな中、村で突如始まる戦慄の解体祭り。


前菜で両目食われた後、先ずは腕をぶった切られま~す。


お次は足を切断されま~す。


ほぼダルマ状態になりま~す。


最後は首を切り落とされてしまいま~す。


解体後は、食材に特製の味を染み込ませま~す。


子供達はその様子を唾飲み込みながら見つめておりま~す。
皆、良い表情をしてますね~。


下ごしらえを全て終えると燻製焼きにしま~す。


するとほら!とっても美味しそうな料理の完成でありま~す。
パクパクと食べる姿に私のお腹もグ~と音が鳴りますね~(ならねぇよ!)。

切り株度(5/5)

レヴュー:『グリーン・インフェルノ』
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