ドクムシ

２０１５年
日本
１００分
ホラー
R15+
劇場公開（2016/04/09）



監督：
朝倉加葉子
『クソすばらしいこの世界』
出演：
村井良大：レイジ
武田梨奈：アカネ
秋山真太郎：ユキトシ
水上京香：ユミ
宇治清高：トシオ
野口真緒：ミチカ
駒木根隆介：タイチ



＜ストーリー＞
閉ざされた学校に監禁された7人の男女。食料がないことによる飢えと理由も分からない恐怖は彼らの不安を増幅させ、次第に理性まで侵し始める。

－感想－

事が全部済んでから助けに来て「ごめんねぇほったらかしにしてﾃﾍｯ」なんて言われてもなあ、そのオチ無理矢理過ぎるだろ、としか思えない訳でして。
ハリウッド的な衝撃さを目指したんだろうけど、ちょっと強引過ぎやしないかね。
要は「思い込み」が「馬鹿を見る」、そんな揶揄する意味を込めてこんなオチになっちゃったのか、自分的にはもう少ししっくりとくるアイデアを考えましょう、と赤ペンで脚本に駄目出ししたくなる気分にはなった。
こんなん被災者やそれに関わった救助関係者が観たら頭にくるかもな。

んなミスしねぇよ！！

てね。

そもそも電気供給装置停止の時間を示す為に設置したタイムパネルが大袈裟にも程がある。
常識的に考えてもそんな大層な時計、普通は置かんだろとツッコミ入れたくなるよ。
鍋や包丁もそうだけど、辻褄合わせするにしてはかなりの無茶があるわ。

武田梨奈ちゃんは個人的には好きな女優さんだけど、やたらに男とキスしまくっていたが別にジェラシーは抱かないんだよね。
それは多分、アクション女優としての武田梨奈ちゃんが好きであって、異性として好みかと聞かれるとノー。
だからキスしようがセックスしようが、どんどんやってくれい、て感じで、逆に物足りなく思うのが武田梨奈ちゃんをメインキャラにするならアクションをさせろと遂そういう気持ちにはなっちゃうのよ。

野郎共の攻撃を受けて苦しむ姿を観る度に
金蹴り入れろや！
そこは華麗に避けて回し蹴りだろ！
思い切り頭突き食らわしたらんかいっ！
と色々心の中で呟いちゃうのは、そういう目でしか彼女を見れない様になっちゃっているんだろうな。
いやまあそんなアクションをする映画じゃない事位分かっちゃいるけどもさあ、やっぱ武田梨奈ちゃんには普通に演技するよりも、他の女優には無い空手技という立派な特技があるんだから、それを活かした作品に出て欲しい。

評価：★★☆
１７／０２／０７ＤＶＤ鑑賞（旧作）
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レンタル開始日：2016-09-07
メーカー：ショウゲート

オフィシャル・サイト

キング・オブ・エジプト

GODS OF EGYPT
２０１６年
アメリカ
１２７分
アドベンチャー／アクション／ファンタジー
劇場公開（2016/09/09）




監督：
アレックス・プロヤス
『ノウイング』
製作：
アレックス・プロヤス
出演：
ニコライ・コスター＝ワルドー：ホルス
ブレントン・スウェイツ：ベック
チャドウィック・ボーズマン：トト
エロディ・ユン：ハトホル
コートニー・イートン：ザヤ
ルーファス・シーウェル：ウルシュ
ジェラルド・バトラー：セト
ジェフリー・ラッシュ：ラー
レイチェル・ブレイク：イシス
ブライアン・ブラウン：オシリス
エマ・ブース：ネフティス
アビー・リー：アナト
ヤヤ・デュン：アスタルテ



＜ストーリー＞
奪われた恋人を救うため立ち上がった盗賊の青年が、天空の神・ホルスと手を組み、王座を左右する“神の眼”を求めて冒険の旅に出る。

＜神の眼＞を盗んで
エジプトの王座を奪え！

－感想－

そっか。
神だから背丈・図体が（あと態度も）デカいのか。
青年がチビなのかと思った。

初め煙たがられていたけれど、良かったやん認められて。
盗賊としての俊敏な動きが買われたんやろな。
ちっこいのを活かしてちょこまかと動きやがって・・・やるなオメェ！みたいな心変わり。

世界征服を目論む暴君的な神。
コヤツの野望を阻止するべく反撃に出る偉大なる神。
その間に割って入る「目を取り返してやったんだから恋人を生き返らせやがれコンチクショ！」と愛と平和を願う盗賊青年。
主にこの３人を中心に置いた冒険アクション。

キラキラ変身や大掛かりなセット、巨大な怪物、手に汗握るトラップ駆け抜けと、目を見開くシーンはそれなりに用意されているものの、風呂敷を大きく広げすぎた為かワンシーンが若干長めになっている事もあり、全体的な尺が２時間越えちゃっているのは少々考えもの。
楽しい場面もあるけれど、ダレてしまう場面もありで、バランスが悪いというかもうちょっとテンポ良く描けなかったのかと、そこに一番の不満。

でだな。
おい、超合神とやらよ！
てめぇそれになってからが弱いじゃねぇか。
片目にあっさりとやられて何が「これが超合神だ！」だよ。
どう見ても超合神になる前の方が圧倒的な強さを誇っていたように思えて仕方がないんですけど。

まあなんだかんだありましたが結局の所、絶対的な力を持っているのは太陽神ラーだったという訳でして、ホルス様万歳で始まり、ラー様万歳で終わる、２大神の協力無しでは民には平穏が訪れなかったかもしれない、善良なる神こそ偉大！

今作の美女図鑑
盗賊青年ベックの恋人ザヤを演じたコートニー・イートンちゃん。

何処かで観た事あると勘付いた貴方、そう『マッドマックス　怒りのデス・ロード』で悪党イモータン・ジョーの花嫁の一人フラジールを演じていた女優さん。
あの記事にてもう既に美女図鑑入りさせていた私の目に間違いは無かった！！
幼い顔をしているからこそのキュートさを彼女からは感じるが、スタイルもなかなかに抜群。

チラリと見えるおっぱいちゃんが又好い形をしておりまして、こりゃあ多分お尻も好い形してるんだろうなぁと助兵衛心を未だに捨て切れない良い歳したおっさんの想像力は豊かに働きますばい！

彼女の日本語吹き替えしてたの誰よ。
本編終了後に一覧で紹介されてたけど聞いたことも無い名前だった。
若手の新たなゴリ押し女優か何かかな。
下手糞過ぎて頭にきた！

評価：★★★
１７／０２／０６ＤＶＤ鑑賞（新作）
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レンタル開始日：2017-02-02
メーカー：ギャガ

オフィシャル・サイト（日本語）

オートマタ

AUTOMATA
２０１４年
ブルガリア／アメリカ／スペイン／カナダ
１０９分
ＳＦ／サスペンス／アクション
劇場公開（2016/03/05）



監督：
ガベ・イバニェス
『シャッター ラビリンス』
製作：
アントニオ・バンデラス
脚本：
ガベ・イバニェス
出演：
アントニオ・バンデラス：ジャック・ヴォーカン
ディラン・マクダーモット：ウォレス
メラニー・グリフィス：デュプレ
ビアギッテ・ヨート・ソレンセン：レイチェル・ヴォーカン
ロバート・フォスター：ロバート・ボールド



＜ストーリー＞
近未来。人間が生き残るため作られた人工知能搭載のオートマタ。ある日、禁じられた改造を施されたオートマタが相次いで発見され、ジャックは調査を開始する。

人類の終焉、
人工知能の時代が始まる

－感想－

先に『エクス・マキナ』を観ていると何もかもがショボくみえてしまう。

ジャックとダンスしていた女ロボットは何故に踊っているだけで「あは～ん。うふ～ん。」と欲情しているのか。
「私のこと好き？」とか尋ねられてもなぁ、顔がキッショイねん。
ムラムラする代わりにイライラしてきて顎に昇竜拳食らわしているかもしれんな私なら。

どうってことない簡単な話なのに、台詞が一々小難しい。
無理矢理硬い内容にしているから、私のバカ脳じゃ追いつけなくて半分寝てたわｗ
冒頭を観た瞬間は『ブレードランナー』やん、とちょいテンション上がったものの、その後はだだ下がり。
タラタラと砂漠をロボットが歩いているだけのものに面白さを抱けるはずもなし。
最後もイマイチ盛り上がらんドタバタ劇をロボットＶＳ人間の構図で描いているが、少人数で殺りあっているのみなのでホケエとした顔で眺めるしか出来ない。

こういうのはシンプルに描こうよ。
カタルシスを味わえる為にはそれ位のモノの方がよっぽど良い。

ロボットを題材にした近未来＝哲学的な中身

どやっ！クールやろ！こういう考え方をした映画はどっちかつうと苦手部類。
『ブレードランナー』程派手さもなく『エクス・マキナ』程驚きもなく、小ぢんまりとしたまま話が収束するので、肝心のテーマ性が心に響いてこない作品だった。

評価：★★
１７／０２／０５ＤＶＤ鑑賞（旧作）
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レンタル開始日：2016-08-03
メーカー：松竹

オフィシャル・サイト（日本語）

ネイバーズ(2016)

THE NEIGHBOR
２０１６年
アメリカ
８７分
ホラー
劇場未公開



監督：
マーカス・ダンスタン
『パーフェクト・トラップ』
脚本：
マーカス・ダンスタン
出演：
ジョシュ・スチュワート
アレックス・エソー
ビル・イングヴァル



＜ストーリー＞
山奥の町で暮らすジョンとロージー。ある日、ロージーは隣人のトロイが血まみれの男を撃つ現場を目撃し、トロイに監禁されてしまう。ジョンはトロイの家に忍び込むが…。

－感想－

冒頭に出てきたこの子可愛いな。

男の子かな？女の子かな？
どっちか分からん。
分からんから“今作の可愛い子役図鑑”は見送り（あれは一応女の子限定だから）。

犯罪者ＶＳ犯罪者

こんな感じの構図。
予想してたよりも全然グロくもエロくもなかったけれども、『ソウ』シリーズの脚本や『ワナオトコ』シリーズの監督を手掛けてきたマーカス・ダンスタンだけあって落ち着く所は「密室」＆「監禁」てのはそこに拘りを持っている人なんだろうな。

妻だけじゃなく関係ない赤の他人も静かに助けて脱出を試みるのは緊張感を膨らませていていい。
大概善意で助けた他人てのは足を引っ張るものだから、また何かやらかすんじゃないかとハラハラさせてくれる（何もやらかさなかったけど笑）。

麻薬密輸で生計を立ている主人公夫婦。
片や隣人の一家は資産家の子供を誘拐して身代金を要求しそれで暮らしている。

どっちが極悪か。
まあどっちもどっちなんだけど、人としての良心が残っているのは主人公夫婦。
一家の方は立場が悪くなると一斉に銃をぶっ放してくるわ、家から出れない様に全扉を施錠し人質含め全員を口封じ目的で仕留めに来るわで情け容赦なし。
そもそも警官をも味方につけている訳で、悪行に抜かりなし。
夫婦の方はさっさと足を洗って遠くに逃げたい気持ちでいっぱい。
こちらの元締めは一家に殺されたので追われる心配はなくなったけれど、一家の親父が最期に言い残してたように「俺達の後ろにはボスが居る」との事で、夫婦は大金持って逃げたのは良いけれど、毎日をビクビクしながら暮らさなきゃいけないんだろうねぇ。

通常の映像とフィルム映像を組み合わせたオープニングテロップやエンディングテロップが結構渋い作りで好きかも。

評価：★★★
１７／０１／０４ＤＶＤ鑑賞（新作）
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レンタル開始日：2017-02-02
メーカー：ファインフィルムズ

サイコパス 地下戦慄

THE HOARDER
２０１５年
イギリス
８５分
サスペンス／ホラー
劇場未公開



監督：
マット・ウィン
脚本：
マット・ウィン
出演：
ミーシャ・バートン
エミリー・アタック
アンドリュー・バックリー
ヴァリーン・ケイン
ロバート・ネッパー



＜ストーリー＞
婚約者の浮気を疑うエラは、彼が借りている町外れの倉庫に親友・モリーとやって来る。そこで暗闇に潜む“何か”にモリーを殺されたエラは、逃げ場も出口も見失ってしまう。

－感想－

最後、バカだろ。
命掛けてまで取りに戻るような物でもないだろうよ。
バカ過ぎて話にならん。

貸し倉庫を舞台にしたホラー映画って結構あるよね。
セットも借りるだけだし割りと低予算で済むから舞台にし易いのかもな。

地下４階に潜む「何か」。
突如姿を現す「それ」。
おっ怪物の話か！

でもなんで貸し倉庫の地下にそんな怪物が棲んでるだ？？
中盤まで疑問に抱く所だが、実はこの怪物はフェイク。
しかも怪物ではなくて実はＸＸだったという真相。

主人公が扉を開けちゃったから只単に逃げ出してしまっただけで、極度の怯えから人を殺めていたんだな。
となると、そう。
メインとなるのはコイツ。

貸し倉庫の受付係のおっさん。

コイツが只者ではなかった。
「人」を「捕らえ」地下の秘密部屋へと連れて行き「施術」した後「飼育」している「変態」。
邦題の「サイコパス」はコイツの事を指してたんだね。

特に巨漢とか屈強な男って訳でもなく見た目冴えないおっさんに過ぎないのに、皆して簡単に殺されたり捕まったりと、なんだかなぁ。
全員抵抗力無さ過ぎだろて思っちゃう。
刑事が脱出の協力者として登場したりと貴重な武器となる銃があるのに、使用するのは閉められた扉を開ける時に役立つだけ。
いざおっさんを目の前にすると弾切れとか、使い道間違ってるのとちゃいまっか。

あれだけの大人数を「飼育」して何をするつもりんだんろうかねおっさんは。
自己満足か、趣味の一環に過ぎないのか。
サイコ野郎の考える事は凡人には理解できん！

評価：★★★
１７／０２／０３ＤＶＤ鑑賞（旧作）
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レンタル開始日：2016-08-03
メーカー：トランスワールドアソシエイツ