銀幕大帝α

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世界の果てまでヒャッハー!

2017年03月24日 11時51分38秒 | 洋画コメディ
BABYSITTING 2/ALL GONE SOUTH
2015年
フランス
93分
コメディ
R15+
劇場公開(2016/11/19)



監督:
ニコラ・ブナム
フィリップ・ラショー

脚本:
ニコラ・ブナム
フィリップ・ラショー

出演:
フィリップ・ラショーフランク
アリス・ダヴィソニア
タレク・ブダリサム
ジュリアン・アルッティアレックス
ヴァンサン・ドゥサニャエルネスト
シャルロット・ガブリエステル
クリスチャン・クラヴィエジャン=ピエール



<ストーリー>
結婚を考えている恋人・ソニアを連れ、お騒がせな友人たちとバカンスに繰り出したフランク。しかし、彼らはジャングルの秘境ツアーで予想外のハプニングに見舞われ…。

バカンスでプロポーズ、のはずが…
まさかの南国サバイバルに
なっちゃった!?


-感想-

レンタルリリース順は公開順の関係もあってか2作目が先だけど、どうせなら1作目からきちんと続けて観たいと思ったので、ここは慌てず焦らず2作目からの鑑賞(意味分からんwwヒャッハー!ww)

彼氏がアホ仲間と洞窟冒険に出掛けたまま行方不明。
彼女の父親が偶然拾ったビデオカメラを大画面モニターで再生し皆で様子を見守っていると、そこに映っていたのは・・・!?

ナマケモノが空を飛ぶ!!


チンコブラブラさせながらスカイダイビングで墜落機から脱出する!!


足の悪い婆さんがイメージ的にはノロいはずの電気カートで爆走する!!


ガイドは深い穴に転落してしまうわ、主人公は毒蜘蛛にチンコ噛まれて衰弱しちゃうけれども原住民が口で毒を吸い取ってくれて、それを傍から見た仲間が「しゃぶってるのか!?」(その後吸い取ってくれた原住民がやけに主人公に好意持っている風が可笑しいw)、リゾート地に帰ってきたのに知り合った女性と良い関係になりたいが為にまだ遭難している振りをするバカとか。

救出というか発見される経緯は「亀」。
リゾート地で飼っている亀がバッチリ映っていて遭難ごっこ終了。
彼女の父親が発見したビデオカメラもリゾート地の敷地内に落っこちてたもの。
ということは心配して録画映像観ている時はもうこのバカ共は近くに居たって事。
灯台下暗しやねw

録画内容によって悪い部分が知られてしまったが、良い部分も見付かる。
主人公が婆さんを常に気遣っていたてのが、彼女の父親(婆さんの息子)の好感度を上げ上げ。
こうして父親にも認められた主人公は彼女が抱いていた誤解も解きめでたくゴールイン。

でもケツの穴から出した婚約指輪で挙式を挙げるのはなんかヤだなぁ笑。

このハチャメチャ冒険で一番危機感もなくシンプルに楽しんでいたのは間違いなく婆さんだろうね。
バカばっかりの友人は怖いもの知らず、真面目な主人公はヘタレ、婆さんはマイペース。
それぞれに性格の違ったキャラクターを持っているから、場面毎に異なった3組が絶妙に絡み合い抜群なユーモアを生み出していて面白い。
全員がバカ、もしくは全員が真面目だったらこうも可笑しな映画にはならなかっただろう。
羽目を目一杯外せるアホ仲間が一緒てのも悪くはないなと思わせる作品ではあった。

主人公が蹴ったサッカーボールが彼女の顔面にヒットするシーンは予感はしたけど、あそこまで豪快に食らうとは思わなかったので糞笑った。

評価:★★★☆
17/03/24DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2017-03-03
メーカー:ニューセレクト

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『真夜中のパリでヒャッハー!(2014)』(第1作)
『世界の果てまでヒャッハー!(2015)』(第2作)

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ドント・ブリーズ

2017年03月23日 12時59分19秒 | 洋画ホラー
DON'T BREATHE
2016年
アメリカ
88分
サスペンス/ホラー
PG12
劇場公開(2016/12/16)




監督:
フェデ・アルバレス
『死霊のはらわた』
製作:
サム・ライミ
フェデ・アルバレス

脚本:
フェデ・アルバレス
出演:
ジェーン・レヴィロッキー
ディラン・ミネットアレックス
ダニエル・ゾヴァットマニー
スティーヴン・ラング盲目の老人



<ストーリー>
ロッキーたちは金を盗むために視覚障害の老人宅へ忍び込んだ。しかし、老人はどんな音も聞き逃さない聴覚の持ち主で…。

この家から生きて脱出したければ、
息をするな・・・


-感想-

劇場公開が始まった当初はずっと「ドント・フリーズ」だと思ってた。
動くな!とかそんな意味かと。
「ブリーズ」やん、「ブリーズ」てなんやねん。
消臭剤か?

それはファブリーズや!!

ちゃんちゃん♪

爺さんにとっちゃ幾ら目が見えなかろうが自分のホームグラウンドやからね。
臭覚と聴覚が代わりに鋭くなっているもんで、それらを駆使して追い掛け回す。
逆に侵入した3人、というか2人は(一人は直ぐに殺されちゃうし)、家の構図を把握していない丸っきりのアウェイだから、電気を消されると通路の先を手探りで進むのがやっと。
獰猛な飼い犬も相手にしなきゃいけないわで、さて何処から外に出ようかと恐怖を常に抱きながら右往左往に移動しまくる。

んが!爺さんは先回りが大得意!!

っしゃ!出られる!と喜んだら、目の前に爺さん立っていてバンバン銃撃食らい負傷、後退。
こういう描写が約1時間続くのですが、これがすこぶる緊張。
良い感じにハラハラドキドキ。

てな訳で

自分の精子を飲まされた爺さんVS妹の為に家出資金が欲しい女

いざ、ファイッ!!

命か金か。
金か警察か。

聴覚が研ぎ澄まされているてのもある意味弱点で、防犯アラームをビービー鳴らされると爺さん頭抱えて攻撃姿勢が劣り、その瞬間を逃すまいと渾身の反撃。
最強の盲目爺さんをようやく倒すも、軽い怪我で済んだとか報道されていて、何処までタフなんだこの爺は!?と驚きを隠せず。

こうなったらもう逃げるが勝ちよ、てね。
目が見えてないから顔も知られてないし、回復しても追い掛けて来る様な心配もなし。

しっかし、爺さん「わしはレイプはしない」て言うから何をするのかと見ていたら、宙吊りで恥ずかしい格好させられて、スポイト使って注入とか、そっちの方がよっぽど悪趣味なんですけど(笑)。
善悪付け難いどっちもどっちな息詰まる密室型攻防戦。
電気を消し部屋を真っ暗にして、こちらも「息を殺して」鑑賞するのがベストな作品。

評価:★★★☆
17/03/22DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2017-03-22
メーカー:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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関連作:
『ドント・ブリーズ(2016)』(第1作)
『ドント・ブリーズ2(2021)』(第2作)

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コウノトリ大作戦!

2017年03月22日 12時27分43秒 | アニメ(国外)
STORKS
2016年
アメリカ
86分
アドベンチャー/コメディ/ファミリー
劇場公開(2016/11/03)



監督:
ニコラス・ストーラー
『ネイバーズ2』
製作:
ニコラス・ストーラー
脚本:
ニコラス・ストーラー
声の出演:
アンディ・サムバーグジュニア
ケルシー・グラマーハンター
ケイティ・クラウンチューリップ



<ストーリー>
宅配便会社に勤めるお人好しのコウノトリ・ジュニアが、ひとりっ子の少年・ネイトに可愛い赤ちゃんを届けるべく大冒険を繰り広げる。

いくぜベイビー!

-感想-

「ねぇ僕もコウノトリが運んできたんでしょ?」
「ハハッ何を言っているんだネイト。お前はママのアワビの中から出てきたんだよ」

実写映画では幼女にバイブを持たせてた癖に、アニメでは変に良い子ぶるんだな。
これ位の事を台詞で言わせていたらコイツ例え子供向けでも姿勢を崩さないんだな、とちょっとは褒めてたかもしれん。

内容を真面目に徹した為か、展開にユーモアさが影を潜めていて、のべ~とした流れになっちゃっている。
狼軍団の組体操は楽しめたが、それ以外がさっぱり。
笑わせたいのか愉快にさせたいのか感動させたいのか。
演出に纏まりがないと作品の出来そのものが中途半端。
親に届けられないまま宅配便会社で大人に成長したチューリップが、ジュニア達から背中を押されて最後、本来なら育つべき場所だった家へと訪ねる事になるんだけど、普通に受け入れられるてのが「?」なんだよなあ。
初めての対面、更にもうチューリップは大人女子なんだから「お前誰だよ!」てならないのが変過ぎて、どうにも腑に落ちないのだが、ジュニアを呼んで全員で抱き締め合っている幸せな構図を見ちゃうと、まあいいや、とはなったけど笑。

結局のところ、自分的には次々と現れる赤ちゃんを目を細めながら愛でるだけのアニメーションだった。



それぞれの赤ちゃんの一喜一憂が一々可愛いのよ。
デヘ~てならない方がおかしい。
特に私みたく子供好きな人間としては表情天使な赤ちゃん達にメロメロっすわ。

評価:★★★
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レンタル開始日:2017-03-08
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映画 真田十勇士

2017年03月20日 21時33分01秒 | 邦画アクション
2016年
日本
135分
時代劇/アクション
劇場公開(2016/09/22)



監督:
堤幸彦
『イニシエーション・ラブ』
主題歌:
松任谷由実『残火』
出演:
中村勘九郎猿飛佐助
松坂桃李霧隠才蔵
大島優子火垂
永山絢斗根津甚八
高橋光臣筧十蔵
駿河太郎三好清海
村井良大海野六郎
荒井敦史三好伊三
望月歩真田大助
青木健望月六郎
石垣佑磨仙九郎
加藤和樹由利鎌之助
松平健徳川家康
加藤雅也真田幸村
大竹しのぶ淀殿



<ストーリー>
関ヶ原の戦いから14年。名将として世間から尊敬を集めていた真田幸村。しかし、実は気弱な腰抜け男の幸村はある時、猿飛佐助と運命的に出会い…。

不可能に、挑め。

-感想-

「語呂が悪い。」
「ゴロってなんやねん!」

そりゃああれだよ稲垣ゴロウの事だよ、ゴロちゃん(自分で書いておいてなんだがしょうもな)。

オープニングがアニメーション。
10分位続いたかな、実写でやれよて思ったわ。
アニメーションにした意味が分からん。

中盤以前まではほぼおちゃらけ演出。
こういう所がいかにも堤幸彦スタイルて感じ。
時代劇だろうが極力ブレない辺りは流石です(別に褒めてない)。

夏の陣に入ると急に真面目路線の合戦シーンになるのだが、真田も十勇士もキャラというか演じている役者があんなんだから、真に迫る空気をまるで感じないのよねぇ。
なんとなく人員と金を多く掛けた壮大な学芸会みたいなノリ。
緊迫感が薄いから、仲間が次々死んでも、ふーんて何の感情も芽生えず。
これはもう前半の悪ふざけが完全に足枷になってるよ。
初めから真面目にやってれば、クライマックスの合戦では感動的なものに浸れてたかもしれない。
幾ら勇敢に命散らそうが、ふざけたキャラという悪い印象しか残ってないんだもん、無感情になるのも仕方なかろうて。

何が嘘で何が真か

この言葉が何度か出てくるが、生かすか殺すかで仲間割れして火薬庫で全員が死んじゃう(実際には死んだ振り)場面の為の伏線だったんだね。

結局は真田の死どうこうよりも「嘘」が最もなキーワードであって、観客は何処まで佐助達の一芝居を見破れるか、そこに監督自身は見せ場の重点を置いていると思われる。
そう考えると幸村の戦死なんてオマケ程度のもんですよ。
そこじゃないんだ、その後なんだよ、見てくれは!でしょうな多分。

元は舞台劇だったっけか。
まあそんな感じの内容でしたわ。
映画用のストーリーて感じがしなかった。
胸を熱くさせる事よりも、笑わせる作り。
なんだバカバカしい、そう思わせたら監督の読み通り。
そこを一番に意識して作品を起こしているので、この下らなさを許せるかそうでないかで大分感想自体も変わってくるでしょう。

結末にコロッと騙されて「ハハッ」と笑える人間になりたかったよ。
どうにもオイラは「ふざけるにも度が過ぎる」としか思えず、これなら合戦もふざけてろよと、中途半端に真面目腐ったシーンを入れている所が正直気に食わなかったなあ。

数年前は神推しでした図鑑

全くTVドラマは観ない為か、久しぶりに顔を見た気がする大島優子ちゃん。
推しは卒業したけれど、うんまあ変わらず可愛くて安心しました。

評価:★★★
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メーカー:ポニーキャニオン

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グッド・ネイバー

2017年03月20日 20時31分49秒 | 洋画サスペンス
THE GOOD NEIGHBOR
2016年
アメリカ
98分
サスペンス
劇場未公開



監督:
カスラ・ファラハニ
出演:
ジェームズ・カーン
ローガン・ミラー
キーア・ギルクリスト
ローラ・イネス
エドウィン・ホッジ
アン・デュデック
ベイリー・ノーブル
ミンディ・スターリング
タムリン・トミタ
リリ・ラインハート




<ストーリー>
ショーンとイーサンはひとり暮らしの孤独な老人の家に侵入し、ドッキリを仕掛ける。彼らは老人の反応を楽しもうとするが、逆に老人の常軌を逸した行動を奇妙に感じてしまう。

-感想-

『ドント・ブリーズ』(まだ観てないけど)の二番煎じみたいな内容なのかと予想してたのだが全く違ってた。

もしも突然、家の中でポルターガイスト現象が起き始めたら...

私怨を抱く隣人の爺さん宅内外に隠しカメラを仕込んでドッキリを仕掛け、一部始終を撮影して楽しむバカ二人の無様な末路を描いた作品。
私怨というのは爺さんのせいで両親が離婚したと勝手に思い込んでおり、怒りを常に抱いている為で、その憂さ晴らしをぶつけるという意味もある。

扉をしつこく開け閉めしたり、レコードプレイヤーを不自然に流してみたり、細工して窓を割ってみたりと爺さんの睡眠を尽く遮り、それをモニターで観察しながら大笑い。
しかし二人としても腑に落ちない所が1点出てくる。
それはどんな現象が起きても爺さんが動揺もせずに考え事をしている点。
これは後に分かるのだが、現象が起きた場所には亡き妻との思い出が残っており、爺さんはそれらを亡き妻からの何かしらのメッセージなんじゃないかと思い始めてたんですね。
んな事、このバカ二人が知る由も無くでして、冷静過ぎてつまんね、とか言い出す始末。

それと、爺さんは頻繁に地下室に長時間篭っているので、そこに何があるのか、何をしているのかが気になって仕方が無い。
すると止せば良いのに、爺さんが寝静まったのを確認すると、一人が家に侵入し地下室へと入り込んでいく。
そこで見付けたのはアンティークのベル。
モニターで爺さんの動きをチェックしていた相棒が、ベルのチリリンという音を聞いて起きた爺さんに驚き、慌てて「はよ、そこから逃げろ!!」と指示するも、結局逃げ遅れてベルをテーブルに置いて自身は近くに身を隠し様子を伺うのだが、爺さんはそのベルを見るや否や突然銃を持ってきて・・・。

ストーリー展開としては、いたずらをする二人のシーンと、いたずらをされる爺さんのシーン、そして裁判所のシーンを変わり交代に映し出してます。
いたずらとこの裁判所での証言、判決、一体どういう繋がりがあるのか。

答えはある人物の「死」に関係してます。

何故死んだのか。
何故こんな手の込んだいたずらをしてしまったのか。
何故軽い気持ちで始めたいたずらが、あんな悲惨な結末を招いてしまったのか。

決定打は間違いなく「ベル」。
これは爺さんにとっては妻との間にあった一番の思い出の品。
それを無意味に地下室から持ち出してテーブルの上に置いてしまった事が爺さんに「妻があの世からワシを呼んでいる」そんな決断を与えてしまったという悲劇を生み出してしまった。

あの爺さんは頭がおかしい。
地下室には死体があるに違いない。
絶対に何か重大な秘密を隠している。

これら身勝手な思い込みが仇となり、二人の将来を自ら崩す結果を齎してしまった軽率な行動には腹立たしくもなるが、バカだなあと嘲笑してしまうものもあり。

面白半分で非の無い人間を苦しめると、報いは己に返ってきて人生を棒に振り、友人からも見放され、世間への晒し者にされるんだぞ、これら一部始終にはそういった監督からの警鐘も込められているかと。
という訳で色んな意味で可哀想な作品ではあったなあ。

評価:★★★☆
17/03/20DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2017-03-03
メーカー:アット エンタテインメント

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