銀幕大帝α

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メッセージ

2017年10月26日 18時02分20秒 | 洋画ドラマ
ARRIVAL
2016年
アメリカ
116分
SF/ドラマ
劇場公開(2017/05/19)



監督:
ドゥニ・ヴィルヌーヴ
『ボーダーライン』
原作:
テッド・チャン『あなたの人生の物語』
出演:
エイミー・アダムスルイーズ・バンクス
ジェレミー・レナーイアン・ドネリー
フォレスト・ウィテカーウェバー大佐
マイケル・スタールバーグハルペーン
マーク・オブライエンマークス大尉
ツィ・マーシャン上将



<ストーリー>
巨大な宇宙船が突如地上に降り立った。謎の知的生命体と意思の疎通を図るため軍に雇われた言語学者・ルイーズは、物理学者・イアンと共に彼らが人類に何を伝えようとしているのかを探っていく。

ある日突然、巨大飛行体が地球に。
その目的は不明――

言語学者ルイーズが解読した、人類へのラストメッセージとは――。


-感想-

地面に降り立っているのかと思ったが若干浮いているのねこのばかうけ。

ネットで画像漁ってみたらアホみたいに“ばかうけメッセージ”があってワロタw

また上手い事加工して作ってんな。
皆思うことは一緒やね。

ばかうけの内部構造は割りとシンプルで、少し無重力空間があるんかな。
そこにタコみたいな体とヒトデみたいな手を持つ宇宙人が2体。

はっきりとは見せないけれど、バカデカいてのは分かった。

言語学者のルイーズがちょこちょこ回想風に見る娘との一時。
これがある種、宇宙人との交渉に結び付く事にもなるし、ラストでは中国政府のトップとの会話、これも重要な一つとなっていて、実はこれら全部が未来の出来事だって判明する所が本作のミソとなっていた。
てっきり過去のものを思い出しているのかと、けどシャン上将との会話シーンで、あっそういう事か!てなるんです。

で、宇宙人は何をしに地球のあちこちにばかうけを送り込んだのかってのが気になってくる訳ですが、地球人よ争う事よりも今こそ一致団結せよ、我々は地球の平和を願う、その代わり遠い未来、宇宙人がピンチになったら手を貸してね、こんな感じ。
各国々にメッセージを送ったのも、解読をさせて一体感を持たせる為で、しかしせっかちなロシアとか中国は宣戦布告とか言い出して攻撃しようとする有様。

そうじゃないんだよ、お前ら仲良くせぇよ、と。

全面戦争になりそうな所を、未来の図を見せられていたルイーズが止める、そんな彼女あっての解決であって、まあその過去の画なのかそうじゃないのかの境界線をラスト付近まであやふやにした部分が一番の見せ場にも感じる作品でした。

発想は面白いと思う。
ただ映画としての面白さは?て考えると自分的にはそこまでは、かなあ。
宇宙人が来たからといって派手なアクションとか出てくる事もなく、ひたすら暗く静かに話を進めるので(基本この監督の作品はそういう形が多いけど)、俺みたいに深夜鑑賞するタイプの人間は余程目が冴えてないと何時の間にかグーグー寝ている可能性もなきしもあらず。
なんちゅうか自分的にはドッと沸くシーンがなかったんだよなあ。
あと、中国人ヨイショするかのような話の作りも嫌い。
「風が吹けば桶屋が儲かる」じゃないけど「中国人出せば金が儲かる」みたいなあざとさを近年のハリウッド映画はやたらとやりたがるてのがねぇ、私からしたら鬱陶しいんですわ。

評価:★★★
17/10/26DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2017-10-18
メーカー:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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リベンジ・リスト

2017年10月25日 14時51分23秒 | 洋画アクション
I AM WRATH
2016年
アメリカ
91分
アクション
PG12
劇場公開(2017/06/17)



監督:
チャック・ラッセル
出演:
ジョン・トラヴォルタスタンリー・ヒル
クリストファー・メローニデニス
アマンダ・シュルアビー
サム・トラメルギブソン刑事
パトリック・セント・エスプリトメザーブ州知事
レベッカ・デモーネイビビアン
アサンテ・ジョーンズウォーカー刑事
ポール・スローンレミ・K
ルイス・ダ・シルバ・Jrチャーリー



<ストーリー>
かつて特殊部隊の工作員だったスタンリーは、ある日目の前で強盗に妻を殺害される。容疑者は捕まるが、悪徳警官によって釈放され事件は闇の中へ。怒りを爆発させたスタンリーは復讐の鬼と化し…。

復讐して、何が悪い。

元工作員、現在失業中。妻を殺され、
心を死なせた中年男が制裁に立ち上がる。


-感想-

早々と死んじゃうんだね奥さん。
そして唐突に分かる旦那が元工作員という事実。
あの時、奥さん殺すなら旦那も殺しとけよ。
開幕からそんなに間を設けず早速復讐の開始である。

トラヴォルタの背中に刺青入れるシーンあるやん?
このトラヴォルタを刺青師は怪しんでいた訳だから、嫌がらせで変な文字入れれば面白かったのに。
「俺はマヌケだ」とかさ。
怪しんでいてもちゃんと仕事するのは偉い、て褒めるべきなのかなあ(笑)。

内容としてはよくある話なんだが(黒幕がお偉いさん(この映画では知事)、警官もグル)、ちょっと趣向を凝らしているのは一人で復讐するのではなく、協力者=相棒が居る事。
その相棒なんだが、表の顔は理髪店の店主なんだけれど、裏の顔はトラヴォルタと同類。
地下には武器がぎっしり。
しかもやたらと強い、出来る人なんです。
要領も良いから不思議とトラヴォルタよりもこっちの相棒の方が気になってしゃあない。
ラストも刑務所送りになりそうというか警官の弾を受けて入院していたトラヴォルタを救いに来て、遠くの国へと逃がす手際の良さ。
この相棒のスピンオフ作れよ、て思う位に大活躍だわさ。
相棒の存在が無ければそんなに楽しめる作品にはなっていなかったかも。
そんな訳でトラヴォルタは相棒に感謝するべきである。

因みにトラヴォルタに愛娘が居て結婚もし、一人の男児が居るのだが、この家族が妙に現実的。
夫が全くイケメンでもなく、頼りにされる事もなく。
娘は父に似て勇気ある行動を何度か見せてたけれど、夫の姿はリアルな平凡さだった。

評価:★★★
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キング・アーサー

2017年10月24日 17時24分15秒 | 洋画アクション
KING ARTHUR: LEGEND OF THE SWORD
2017年
イギリス/オーストラリア/アメリカ
126分
アクション/アドベンチャー/ファンタジー
劇場公開(2017/06/17)



監督:
ガイ・リッチー
『コードネーム U.N.C.L.E.』
製作:
ガイ・リッチー
脚本:
ガイ・リッチー
出演:
チャーリー・ハナムアーサー
ジュード・ロウヴォーティガン
アストリッド・ベルジュ=フリスベメイジ
ジャイモン・フンスーベディヴィア
エイダン・ギレンビル
エリック・バナユーサー



<ストーリー>
両親を殺され、過酷な環境で生きてきたイングランド王のひとり息子・アーサー。聖剣・エクスカリバーを手にしたアーサーは、仲間と共に宿敵・ヴォーティガンに立ち向かう。

スラムのガキから
王になれ!

新感覚ソードアクション!


-感想-


えぇい!こんなものがあるから争いが終わらないんだぁぁあああ!!

捨ててはいけません。
このエクスカリバーは貴方を聖なる道へと導いてくれるのですから。

ほえ?そうなの?じゃあ、持っとくか。

吹き替えで観ていると主人公アーサーが江戸っ子の大将みたいに見えてきた。
てやんでい!おいらがチャチャッと片付けてやるでい!的な笑。

歴史ものは大方糞真面目路線で作られるのが多いけれど、この作品ユーモア要素も入っているから、そのジャンルが苦手でも結構観易い。
俺なんかが特にそう。
後、アクション系統がスタイリッシュでダイナミック。
映像を止めたり、スローモーションにしたりと演出が細かい。
流石ガイ・リッチーが監督しているだけの事はある。
この人、えらいそういうのに拘るから。
だから観てて楽しい。
普通に戦っているのを見せられても迫力は感じるかもしれんが、見慣れてくると飽きてくるしね。
ゲーム風なカメラアングルに近いものがあり、自分的には大きく好意を持てる編集の仕方でした。

それとメイジが召還する巨大な動物が暴れるシーンなんかも画面が賑やかになっていて好い。
てかこの作品、全体的に賑やかというか、余り中弛みを設けずサクサクと話を(良い意味で)バタバタ進めてくれるので、退屈するてのが無かった様にも思える。
メイジが放つ巨大動物1匹だけで敵陣全滅させられそうな気もするが、そこはちゃんと主人公自身でケジメを付けろって事だろうな。
象さんが半端なくでっかいゾウ。

ブルー親子の件は泣けたよ。
素晴らしい父、そして勇気ある子ですな。

評価:★★★☆
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サクラダリセット 後篇

2017年10月23日 13時21分20秒 | 邦画その他(ドキュメetc.)
2017年
日本
125分
SF/青春/ミステリー
劇場公開(2017/05/13)



監督:
深川栄洋
『サクラダリセット 前篇』
原作:
河野裕『サクラダリセット』シリーズ
脚本:
深川栄洋
主題歌:
flumpool『ラストコール』
エンディングテーマ:
flumpool『ナミダリセット』
出演:
野村周平浅井ケイ
黒島結菜春埼美空
平祐奈相麻菫
健太郎中野智樹
玉城ティナ村瀬陽香
恒松祐里岡絵里
岡本玲宇川紗々音
岩井拳士朗坂上央介
矢野優花皆実未来
奥仲麻琴若き日の魔女
吉沢悠津島信太郎
丸山智己加賀谷
中島亜梨沙索引さん
八木亜希子浅井陽子
及川光博浦地正宗



<ストーリー>
特殊な能力を持つ人々が約半数を占める咲良田の至るところで“能力の暴発事件”が発生し、管理局の対策室室長・浦地によって街から能力が消滅する。ケイは初めて咲良田を出るが…。

咲良田の未来をかけた、
最後の聖戦がはじまる――


-感想-

へぇ咲良田の未来を守ったのは彼等だったのか。

さっぱり分からん!
ストーリーが理解出来ないから内容が全く頭に入ってこないんですけど。

死んだ相麻菫を生き返らせるとか、能力が暴走し始めたとか、及川光博が顔を真っ白にしてたかと、何かしらの出来事は起きているんだけれど、一つ一つの事柄を把握出来ず、あー地味な戦いやってまんな程度にボケェと観てたら結局話の9割方整理仕切れぬまま映画はハッピーエンド風に終わってた。
だからなんやねん、ですわ。

知らないおばさんに「僕は親に謝る方法が分からない。貴方で練習してもいいですか?」とかいきなりお願いするのもどうかとは思う。
不審者やんけ。
おばさんは普通に「いいよ♪」と了承してたけれど、それは映画だからであって、現実なら「なにこいつこっわ!」て逃げるよな。

前篇鑑賞した時、俺には合わない映画だなあと後篇借りるの躊躇してたんだけど、取り敢えず最後まできちんと観ておこうかなと考え改め、他に観たいのもその時は無かったし、一応続きを確認してみたけれど、予想してた通り意味不明な前後偏でしたわ。
これ、原作者だけ理解しているんとちがうん?
監督とかスタッフもあらすじちゃんと把握してるんかなあ。
してなかったら撮らないか笑。
なんにせよ、設定からして全てがややこしい。
もっとシンプルに作れなかったのかねぇ。

今作の可愛い女優図鑑

まゆげ!を後篇では割と見せてた平祐奈ちゃん。

ラストでのこのシーンは美しいて思ったねぇ。
姉ちゃんには無い可愛さが妹にはあるよ。
人ん家に勝手に上がり込んでシャワー浴びる場面あったけれど、よく平気でいられたなあいつ。
俺ならフルボッキさせて襲っているかもしれん。


ショートカットが抜群に似合う黒島結菜ちゃん。

記憶消された時、髪がロングになってたけれど、これがまあ似合ってねぇ。
髪の毛一つでこうもチャーミングさんが変わるものなのか。
黒島結菜ちゃんは断然ショートだよ。

評価:★★
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関連作:
『サクラダリセット 前篇(2017)』
『サクラダリセット(2017)』(テレビアニメ)

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ジェーン・ドウの解剖

2017年10月22日 15時22分50秒 | 洋画ホラー
THE AUTOPSY OF JANE DOE
2016年
アメリカ
86分
ホラー/ミステリー
R15+
劇場公開(2017/05/20)




監督:
アンドレ・ウーヴレダル
『トロール・ハンター』
出演:
エミール・ハーシュオースティン・ティルデン
ブライアン・コックストミー・ティルデン
オフィリア・ラヴィボンドエマ
マイケル・マケルハットンバーク保安官
オルウェン・ケリージェーン・ドウ



<ストーリー>
トミーと息子のオースティンは、ある殺人現場の地下に埋められていた美女の検死を行うことに。その正体を暴こうとメスを入れるたび、次々と怪奇現象が起こり…。

この<身元不明の死体(ジェーン・ドウ)>に
メスをいれてはならない


-感想-

ジェーン

ドウ


なんか違うな。
冗談はさて置き、死体解剖するだけでこんなにもハラハラドキドキしたのは初めて。

この陽気な音楽がラジオから流れた時に歌詞を理解して、さっさと逃げるべきやったね。

エレベーターも止まって、扉も塞がれて屋内から出られない状況になっているのに、青年の彼女が居た時は何処から入ってきたんだ?てすっげぇ謎に感じたんだけれど、ラスト観て納得出来ました。
外は平和、屋内だけ地獄。
嵐がやってきたていうラジオニュースも、当然その現象も父子に対する惑わし。
魔女の力、こええええ。

事の顛末がオープニングでの惨状に繋がるてな演出は見事だったと思う。
あれだけ解剖しまくったのに、警察到着した時は綺麗な体のまま。
その傍に転がる父子の死体。
そりゃ当たり前だ「どうなってる?」て現場に来た皆がポカーンとなるよ。

救い様の無い、巻き込まれた父子には同情するしか出来ない作品だけど、中々怖くて面白い展開を持つ作品でした。

世界一美しい死体と言えば「ローラ・パーマー」が映画通なら有名ですけど、この「ジェーン・ドウ」は間違いなく超えたな。
彼女が齎す災いはまだまだ続くんだろうねぇ、あちこち転々と移される度に。

評価:★★★☆
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メーカー:松竹

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