銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

最近の・・・・その②

2014-06-27 14:49:58 | つれづれ

 40代前半のマスター

「4人で来店されて、3人が自分より年上でつまり上司で、一人あまり慣れていない若い人がいて、

上司たちはみんな『オレ水割り』『あ、俺も』『オレはソーダ割で』・・あっという間にオーダーが決まって

こっちは素早くグラスを三つ用意して、氷とボトルの準備も整っているのに、一番若い方だけが

『何にしようかなあ、ええと、ええと・・・あっ!シンガポール・スリングお願いします』

さすがに『あのね、周りのタイミング=空気少しは読んでください。二杯目にならお作りしますけど、

皆さんがとりあえず乾杯しようという流れになっているのに、一人だけ時間とか手間のかかるものはね・・

「でも、これってホントは上司の方に言ってほしいなあ、と思うんですよね。ところが彼らは

ボクがどういう風に教育的指導をするか、ニヤニヤしながら見物してるんです。参りますねえ愚痴ですけど」

 うん、わかるわかる

この場合はどっちかというと「最近の古いモンは・・・」ですかね


最近の若いモンは・・・

2014-06-27 13:48:18 | つれづれ

 近所のバーのマスターたちとも良く話すことですが、インターネット経由で初めて来店された

お若い方々は、飲み物の注文をなさるときに、いろんなカクテルの名前をおっしゃることがあります。

たぶんどこかで飲んで気に入って覚えたのでしょう。

(曲目のリクエストを聞かれて、唯一覚えている曲名を反射的に言う、というのに似ていますね)

 たいていがあまり強くない、ジュース系のものという点で共通しています。

Boccie Ball(ボッチ・ボール)・・・アマレット+オレンジジュース+ソーダ

Shandi Gaff(シャンディ・ガフ)・・・・・・ビール+ジンジャー・エール

こないだは母娘でいらしてお嬢さんの方が「ピンク色のをお願いします!」とおっしゃるので

「強いのですか?(コスモポリタン=ウォッカ+ホワイト・キュラソー+クランベリージュース+ライムかな?)」

「いえ、それほど強くなくて」

そこで、グレープフルーツジュースで割ったロングカクテル・・・Sea Breeze(シー・ブリーズ)をお出ししたら

「あっこれですこれですこのピンクです

隣のご婦人方も「アレ美味しそう、アレください

面目をほどこしましたが、グレープフルーツはあっという間に終売

 もう一つの注目点は、女性ばかりでなくお若い男性もこういう系の飲み物、お好きですねえ

別に悪いというのではないのですが、なんか「家飲み系」「居酒屋系」な気がする。

バーテンダーのいるバーだったら、そしてジュースはフレッシュ・フルーツを絞るバーだったら、

「フルーツ系でさっぱりしたもの(または甘めの)を」とオーダーするほうが、かなり大人度も高く、

マチガイなくその日の美味しいものが出てきますよ。

スタンダードなリキュール系のカクテルで名前がついているものは、ほとんど甘味がくどい

(もともとのリキュールと配合の分量のせいで)ので、今風というより「現在凮」に

その場でアレンジしてもらうほうが、作り手も飲む側も満足度は高まります。 アドバイスその①  to be continued.....