去る9月20日(土)
まだ、彼岸には行っていらっしゃらない河辺さんに捧げる企画第一弾:
【Tribute to 河辺浩市『愛好会スペシャル』】を開催いたしました。
永年のファンの方を始め、亡くなる直前に両国のギャラリー・トークにいらして、河辺さんご自身から
お誘いを受けたという方々もあり、「偲ぶ」スタンスはそれぞれだったかもしれません。
一緒に献杯をしようとエレキ・ベースを持ち込んでくださった大津さんと共に(故意の通りすがり)
河辺さんが必ず演奏されたナンバーから、
Around The World
Easter Parade
そして20年近く前の河辺さんとお手紙をやり取りした、私の思い出の
I Kow Why (and So Do You)
もともとやるつもりだった「I」で始まるナンバーから5曲。
そして今回は、やはり10年来のお付き合いのあった 「墨東キネマ」さんの御厚意で
数十年前の河辺さんの映像・・・・「11PM」「題名のない音楽会」「越路吹雪ショー」etc....
エムズの壁に模造紙を張っただけのスクリーンとラジカセでの上映会
それでも映像の力はスゴイものでした。 この数年で河辺さんと知り合われた方々にとって
80代としてはとても立派な体格だった河辺さんの、本当にお元気だった時期の姿と音は
感動の初体験だったでしょうし、最後の「NHKオールスターズ」に至っては
現場で聴いているかのような大拍手と掛け声
そして再び思い出のナンバーと爆笑エピソードなどで、本当に充実したライブになりました
遺された者の喪失感は、簡単に埋められはしませんが、みんなで語り合い、
楽しい思い出を共有することで心穏やかに偲ぶことができたような気がします。
この催しを定例化していけるかどうかはまだ未知数ですが、河辺さんご自身がその場にいて
ご一緒に楽しんで楽しませてくださるような企画を、できるだけたくさん作り出すことが
御供養になるのではないかと感じています。
ベースアンプで一回、映写で一回、そしてラストの曲;The Nearness Of Youで一回
あり得ないミスが発生 全員が「あっ河辺さんのダメ出しだ」と
ちょっとうれしくなったりして・・・・。
「墨東キネマ」さんのサイトで『河辺浩市(公一)アーカイブス』
もご覧いただけます。