炎天下を、出かけて来てくださるとは思ってもいなかった光井章夫さん
25(土)の【愛好会】で久しぶりにお会いできました
もうすぐ一周忌を迎える故・河辺浩市さんが、最後までご一緒してくださった
「スタンダード・ソングをAからZまで順番に網羅するライブ」
今回は「J」「K」でした。 私の歌ったのは
①
・Just Squeeze Me
・Just Friends
・Just In Time
・Just The Way You Are
②
・Jesse
・Johnny Guitar
・The Joker
・Jim
2ステージのアタマに「光井さんにも歌っていただこう」ということで
光井「イヤ~~全然声が出ねえからなあ」
洋さん「ほら、光井さん、"Just a Gigolo"歌ってたじゃありませんか?
今日は[J]なんですから、これはやっていただかないと」
光井「え?そうかい?そんなに言うなら・・・」
(この曲については2007/5/17の『旧ブログ』をごらんください)
声を出して元気も出てきた光井さん、アンコールの掛け声に
「や、そう言われちゃあ、なかなか降りなくなるよ」
ってことで、今度は「J」には関係なく、続けざまに All Of Me, Sunnyside・・・
ステージが終わってからも珍しく、カウンターのスツールに座って昔話に花が咲き
「久しぶりに楽しかったな~~」
永く療養中の光井さんがこんなに楽しんで共演してくださったこと、河辺さんも
きっと喜んでいてくださるだろうな、と思いました。
[K]で始まる曲は本当に少ないのですが、洋さん大津さんで演奏した
'Keepin' Out Of Mischief, Now'
聴きながらこっそり光井さんに「これ、トランペットで聴きたい曲ですねえ」
「うん、吹きたい」
私たちがそう感じたのも道理、ルイ・アームストロングの
'Satch Sings Fats'の中の一曲でした
客席では「今の宝塚劇場がアーニー・パイル劇場って言ってた時代にね」
なんて進駐軍世代トークも飛び出し、やはりこういう集いは、スタンダードを
歌い継いでいく者にとって、絶えさせてはいけないものだな、と思った一夜でした。