銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

Makin' Whoopee

2015-09-18 14:52:28 | 

ある晴れた六月の一日 

ある結婚式のある花嫁

それぞれの事情はいろいろだけど
まあ 人間のすることは いつでもどこでもおんなじ

たくさんの人が祝福に来て お米もふんだんに撒かれて
花婿はテンパって 二回返事をしたりして・・ ウケるよね
これから起こることを考えて 気もそぞろなんだな。

想像してみて バラのからまる小さな愛の巣
いずこも同じ 甘い愛の巣
それから一年後のことも・・・想像つくでしょ?

花婿はお皿を洗ってる オムツも洗ってる
意欲的に(!)繕い物もしたりなんかして 
(結構幸せ? こんなハズじゃなかった?)
でも 忘れないでね 
今日の結婚式で有頂天のアナタがゲットするのって
だいたいこんな風景よ。

さらに一年くらい経つと、いや、もっと短いかも

どうなったと思う?驚くことに

彼女は「ほっとかれている」と感じ 

彼が浮気してるんじゃないかと疑ってる

 

だってほとんど毎晩ひとりぼっちで

彼は電話もメッセージもよこさない

「忙しいんだよ」「ホントに?」

いやいや、浮気してるに決まってるわ



さて、別れようという話になって調停の場

彼にはそれほどの稼ぎはないから

半分ずつで手を打って、と申し出たら

調停役の判事は「まったくしょうのないヤツめ」

とウンザリしているから「彼女に六割!」と命じる

「ええ?僕の負けですか?」

「さもなきゃ監獄行きだ。

悪いことは言わない。 今のまんまのほうが

浮気をするより安上がりだよ」

 

ホントにね

うまいこと妥協してるほうが得策・・・ってね

 

 この歌は以前に一番の歌詞だけを訳し、実際私自身も一番しか歌っていないのですが

最近2番に挑戦した果敢な生徒さんがあり

ただ、こういうのって内容を把握していないと、「ウケない」ので損。

 英語でスタンダードを歌う歌い手の役割の一つとして、これから歌う曲の

テーマを、うまく前振りのおしゃべりに織り交ぜる、ということが

あると思います。 もちろんプロの場合、またはアマチュアでも、自分の責任で

そのステージをお客様に聴いていただく場合の話。 長すぎないようにね

 

 いやあ、しかしこういう100年近く前の「小唄」の内容を見ると、

江戸時代(さらに100年以上前)の川柳とか似通ってるなあ、と思うことが多くて、

本当に人間性って不変で普遍なんですねえあっはっは



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする