先日、某アマチュア・セッションに貸し出したときのこと。
何曲かをアドリブ・パートも含めて練習して、やっとできるようになった
生徒さんたちが、入れ替わり立ち代わり懸命の演奏 ひとしきりして
講師の方が「じゃ、そろそろ夜も更けてきたので、ここらで
ムーディーな曲を」
出てきた若い女性「星に願いを」を美しく弾くと、あちこちから
「いや~~、ムーディーだなあ酒がうまい」などと掛け声。
カウンターの中で居心地の悪い私。
'moody'という語は、「気まぐれ、気分次第、不機嫌そう」
というようなあまり良くない意味でしか使われないと思うのです。
英語ではね。たぶん皆さんは、日本語化した「ムードがある」
という感じで使っているのでしょうが、英語圏の方に「She is moody.」
などと言っては困りますね。
「へえ、彼女、何か気に障ってるのかな」と思われそう
今夜は決してmoodyにならない、安定感抜群の
袴塚淳さんのピアノ・ソロ
のはずでしたが、レフティーなあの方が通りすがられる模様
よりゴキゲンなスウィングが聴けることでしょう