「正月はどうしても日本酒だよなあ」という会話から。
おせちの真似事ですが・・・
数の子、黒豆、紅白なます・・・
子供のころは「いったい何が美味しいんだ？ 洋食っぽいものが
食べたいよ～～
」としか感じませんでしたが。
元旦のお昼に、こういうものを並べて、ですね。
お屠蘇代わりに二級酒を大ぶりなぐい飲みに注いで
グッとやると、ですね( ^^) _U~~ まあ！いい感じ
ちなみに「冷や」です。「冷酒」ではありませんよ。
涼しい場所での「常温」ということ。
年配の人はみんな「冷や」と言うけれど、昨今の居酒屋では
「常温のありますか？」と言わないと、冷酒を出されます。
これまでに読んだ酒飲みの文章の中で衝撃的だったのは
若くして亡くなった某女性江戸研究家のエッセイ。
彼女はとてもとても日本酒と蕎麦が好きで、そのくせ薬味のネギは
目に入るのもイヤ、というように超偏食で小食な方だったらしい。
まず、お昼と夕食の間の時間=アイドルタイムのない蕎麦屋に、
午後の半端な時間に入る。
寒い時期だとまずは冷やで一杯。これでおなかがじんわりと
温まるのだそうです。
アテ(ちょっとしたつまみ)は蕎麦味噌か何かを舐めながら。
で、落ち着いて燗酒とモリ蕎麦を注文。
お蕎麦の半量くらいまではまじめに食べて、残りをせいろの上に
並べて乾かしておく
その半ナマなソバの切れ端をつまみにまた燗酒をチビチビやって
いい心持ちになるのが至福
とのこと。
ちなみに彼女は40代で亡くなっているので、こういう味わい方を
遅くとも30代ではしていた、ということ。
Σ（・□・；）
とてもじゃないけど追いつけない「先輩」ですなあ
ちなみに(こればっかり)エムズでは日本酒のお取り扱いは
ございません。 どうぞ悪しからず
