銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

小歌と小唄

2018-03-22 16:01:15 | 

 

 なんとまあ、二分咲きの桜にみぞれが降りかかる春分の日、って・・・

あまり記憶にないような気がしますが 良く降りましたね。

今週末は満開のお花見、一週間ほど予定が狂った方々も多いかな

 

 ステージで曲の解説をするときに、よく付け加えるのが

「小歌モノが好きなので・・・」

この場合の「小歌」というのは反対語を「大歌」と想定した造語です。

つまり、ドラマチックに歌いあげてこそ、というような「大歌」でなく

歌詞の内容も軽口に近く、歌うのも聴くのも気楽にスウイング感を楽しめるような

「もう一つ食べてもいいかな」と思える小皿料理みたいな曲とか、

その場でのアレンジの仕方のことを仮にそう呼んでいるわけです。

 話の文脈からして、なんとなく感じで分かってくださっているかなあ、と

思って説明はしてなかったのですが、先日初めてみえた方がまあ本当の

いわゆる「通」な方で、アメリカン・スタンダードもよくご存じで英語も完璧、

だから演奏はとても喜んでくださったのですが、深夜になってカウンターで

洋モノ和モノ取り交ぜて楽しく話をしているときに、私がうっかり

「小歌が好きなもので」と言ったらすかさず

「ボクも大好きだよこないだも新橋で作ったんだ」と言って

シブい声で本物の「小唄」をうなってくださったのにはびっくり

イヤイヤ素敵   まいりましたねえ

「通」なだけでなく、「粋」な方でした

ちなみに、この「小唄」の反対語は「長唄」です

 

 本日:3月22日(木)

初登場Duo:藤野聡(P)鈴木ひろゆき(B)

業界ではいわゆる中堅どころ、なのでしょうか?

小歌モノもおおいにイケそうなお二人、どんなレパートリーが出ますやら

コメント
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