「捧ぐるは愛のみ」・・・この曲は昔から、Vocalistはほぼ誰でも
歌っていますし、「気の利いた邦題シリーズ」の一つでもありますし
作詞家作曲家についてのエピソードなども、なかなかドラマチックで
話題にも事欠きません。
でも、まずこの歌を歌う時に一番重要なことは
「I can't」ときっちり発音できるかどうか(そう聞こえるかどうか)です。
日本人的にはこの発音は「I can」とほぼ同じになってしまうきらいがあり、
「t」が聞こえないために、意味は真逆になってしまう、という
とんでもない歌詞なわけです。
「捧ぐるは愛のみ」
=何も持っていないけれど、愛だけはふんだんにあるよ。
(貧乏だけどラブラブな恋人たち)
片やこれが「I can give you anything but love」と聞こえると
「何でもあげられるけれど、愛はないよ」というわけで
(ホントにそうなら everythingのほうがいいのかな)
シャレにしてもミもフタもないような
だけど面白いですね
今夜もどこかのライブで流れていそうな気がします。