銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

間がいい、悪い

2018-08-31 16:01:04 | つれづれ

 「間」が大事、とは芸事全般に良く言われることですが・・。

例えば歌の場合で言いますと、「声(が出る)」「音程が正確」

「リズムが正確」と三拍子揃ったところで、

(ここまでは練習である程度改善が望める・・・こともある)

「ちゃんと歌っているのにどうもイカサナイ」

ということがある場合、つまりその歌い手の「間が悪い」

のだろうと思います。

 ジャズの場合は特に、その一曲の歌の中での「言い方の間合い」と

「他の音との絡み合いのタイミング」の良し悪しで、

印象がまるで違うのが面白いところなので・・・。

 

 同じように、日常の生活の中でも「作法」などどというものは

小さい時からどういう環境で叩き込まれてきたか、というのが

一番大きい要素ですが、普通に考えるとわかる、という部分もあって、

「なんて間が悪いんだ」と腹が立つのは

例えば、道に立ち止まってスマホを見る・・・その立っている位置が

曲がり角で、通行する人がいちいちぶつかるのに気がつかない、とか、

「今、お電話よろしいでしょうか?」とステージの真っ最中に営業の電話を

かけて来るとか・・・これってNGですよねえ?

ちょっと落ち着いて考えればわかりそうなもんじゃありませんか

 若い時に「優しいとか、よく気が利く、というのはね、どのくらいアタマを

働かせているか、ってことなんだよ」と先輩に言われたことが、

やはりだんだんと身に染みて来る今日この頃です