銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

季節感

2019-04-22 14:07:21 | 季節

 ジャズ・スタンダード曲の母国では、

「花の咲き乱れる夕べ、君とそぞろ歩く・・・」的な歌詞はたくさんあるものの、

春雨だの菜種梅雨だの、薫風だの、季節を表現する言葉のやたら多い日本語とは

感覚が違うのは否めません。

 でも、その日の天候やら気候に影響されやすいこちらとしては、選曲も

どうも気分に合わせてしたくなるのが常でして・・・

 

 そうするとなぜか、着物の柄と同じで、季節は「先取り」になるのです。

例えば、Spring Can Really Hang You Up The Most

なんて、二月くらいの「浅い春」の頃には

「今年も歌わなくちゃ」と毎日思ったのに、歌詞の中の

"・・・now it's April, love is just a ghost・・・"の4月なのに

今現在は全然歌う気ナシ

 

 着物や帯で表現されている季節に、敢えてそれを身に着けて出かけること

(例えば桜の柄を来てお花見に行くとか)はもちろん、遊びとしてありだけど、

そもそもは「これから桜が咲くよ」という時期に身に着けて、実際に

桜が咲いたら、主役は本物に譲る、という感覚もあるのだ、と

昔教わったような気がします。 日本的~~

 

 で、直接の季節、というわけではありませんが、

今回はなぜか遅れを取ったのが

"Easter Parade"

昨日:4月21日(日)(現地では今日ですね)だったわけですもんね。 

先週歌うべきだったのですよ

きっとニューヨークの真ん中で、着飾ったパレードが行われて

いるんだろうな~~と思いを馳せつつ、

今宵は深澤さんとお届けしたいと思います