ジャズ・スタンダード曲の母国では、
「花の咲き乱れる夕べ、君とそぞろ歩く・・・」的な歌詞はたくさんあるものの、
春雨だの菜種梅雨だの、薫風だの、季節を表現する言葉のやたら多い日本語とは
感覚が違うのは否めません。
でも、その日の天候やら気候に影響されやすいこちらとしては、選曲も
どうも気分に合わせてしたくなるのが常でして・・・
そうするとなぜか、着物の柄と同じで、季節は「先取り」になるのです。
例えば、Spring Can Really Hang You Up The Most
なんて、二月くらいの「浅い春」の頃には
「今年も歌わなくちゃ」と毎日思ったのに、歌詞の中の
"・・・now it's April, love is just a ghost・・・"の4月なのに
今現在は全然歌う気ナシ
着物や帯で表現されている季節に、敢えてそれを身に着けて出かけること
(例えば桜の柄を来てお花見に行くとか)はもちろん、遊びとしてありだけど、
そもそもは「これから桜が咲くよ」という時期に身に着けて、実際に
桜が咲いたら、主役は本物に譲る、という感覚もあるのだ、と
昔教わったような気がします。 日本的~~
で、直接の季節、というわけではありませんが、
今回はなぜか遅れを取ったのが
"Easter Parade"
昨日:4月21日(日)(現地では今日ですね)だったわけですもんね。
先週歌うべきだったのですよ
きっとニューヨークの真ん中で、着飾ったパレードが行われて
いるんだろうな~~と思いを馳せつつ、
今宵は深澤さんとお届けしたいと思います