不思議なことにこの言葉、本来の意味で使われるのを聞くことが
本当にまれになりました。 本来使われていたのは
「以前は親しく付き合っていたけれど(多くの場合相手が目上)不義理をして
(済まないと思うことや、長い間音信しなかった経緯があって)顔を
出しづらくなること」と言う意味です。
ですから、まずは相手と古くから知り合いでないといけません。
ところがこの節はほとんどが
「初めて行く場所で、自分にはハードルが高いんじゃないかと恐る恐る」
と言う場合に使われます。
元の意味をわかっている方でも、新しいほうの意味でも現実に使っています。
先日一人で「勇気をふるってジャズバー・デビュー」に来られた若い女性が
「敷居が高いんじゃないかととても緊張したんですけど、
居心地よくてアウェイを感じませんでした」と喜んでくださいましたが
なるほどなあ、と思いました。
「言葉は変わってゆくもの」という現場をまさに見ているワケですね
本日:10/28(水)高浜和英(P,Vo)酒井一郎(B)
息の合ったペアの小粋な演奏と歌と語りをどうぞ