のしかかってくるような重さを感じる湿気の中、京橋あたりに散歩に出かけました。
『描かれたチャイナドレス」』という展覧会を覗くつもりで・・・
藤島武二，梅原龍三郎・・・主な作品は大正から昭和にかけてのもので、
モデルになった女性たちの「100年前の艶やかさ」にもうビックリ
筆遣いにこもる生気の強さ、みたいなものに圧倒される感じで、知らず知らずテンションが上がり・・・
その展覧会そのものは30点ほどの一部屋だったのですが、順路に従って他の部屋に入ってみると
「考える人」はいるわ、「睡蓮」はあるわ、ゴッホやピカソの小品もあったりして、
なんだか煽られっ放しな感じになり、飽和状態のような空気の中でも、昨夜はハイテンションでした。
銀座もそうですが、京橋あたりも小さな画廊や古美術のお店が本当にたくさんあって、
気軽に覗いたつもりがすっかり魅入られる
恐ろしい迫力を秘めた街角なのです・・・・。
私のロマンスも行ってしまった・・・という歌詞がありますが、
この場合は梅雨と憂さが行ってしまった、と思いたいですね
でもいきなりのこの日照りでは、あっという間に干からびてしまうかな
暑くなると特に、良くあるご注文をもう一度復習解説;
「ジン・トニック」ジン(40度のお酒)をトニック・ウォーター（甘みのある炭酸水)で割る。
(甘くない炭酸水を少し入れたものを、便宜上「ソニック」（ソーダ＆トニック)と呼ぶことも)
「ジン・リッキー」ジンを甘くない炭酸水のみで割る。よりスッキリ。
「ジン・フィズ」ジンをレモンジュース、シロップを加えてシェイクしたものを炭酸水で割る。
・・・甘みも強く、アルコール度も高い。
ちなみに前出2種はジン30ml程度ですが、フィズの場合は45mlは入っています。
（あくまでもエムズ・スタイルでの話。普通のバーだともっと入っている)
ところが、甘味酸味をたっぷり入れてあるので、口当たりはより飲みやすいのかと錯覚します。
ここんところ良くご理解の上、ご注文くださいませ。
本日(7・11金)例の
五十嵐トリオ呑み会です
先ほど御大からお電話がありまして「服装のことなんだけどね、上着の下はワイシャツでなくて
スポーツシャツでもいいのかい？」 あ～～ん
紳士はこうでなくちゃね。
もはや完全なサマータイム
アロハだって構いませんとも。 でもこの心遣いが大人なの
さっ
みんなで上着を脱ぎ棄ててハジケましょうね
8月のスケジュールをアップいたしました
本日は「七夕」です。 たいへん良くあることですが、雨模様です。
子供の頃には本当に心を痛めたものです。織姫と彦星が、年に一度の逢瀬ができないと聞かされたので。
旧暦であれば、7月7日は新暦8月初めにあたり（今年は8月2日)、ほとんど晴天でしかも月もまだ細いので
天の川もよく見えるはず・・・自然と連動しない社会的な都合による時間の設定のし方は時として、
ものすごく理不尽で不便です
「たなばた」はもともと「棚機」と書き、戻って来る先祖の霊に、機「はた」で織った布を棚に置いて祀る
風習と、中国伝来の星の伝説と、仏教の盂蘭盆会の合体で現在の日本風七夕祭りができあがりました。
短冊に願い事を書いて笹に結んで最終的に川に流す、というのは、先般書いた「夏越し祓え」ともルーツは同じで
夏を越した時点(旧暦立秋からは秋なので)でそれまでの穢れを「形代」で祓ってその形代を水に流す・・・
という行事として、いろいろな地方に残っています。 (ねぶた流しとか)
子供の頃は一つのことを思いつめるので、お願い事は「晴れて織姫と彦星が会えますように」と書いたりした
のですが、これはマチガイで、織姫の機織りに倣って芸事が上達するように（主として女の子の節句です)
という願い事でなければいけなかったのです。シマッタ（何が？)
だって周りの大人が教えてくれなかったもん
・・・その大人たちも「親が教えてくれなかったもん
」
と言ったとは思いますが・・・。 ことほど左様に伝承は迷い道、日々の暮らしと社会の変化の中で
あるものは廃り、あるものはもてはやされ、時には意図的にゆがめられたりもして移ってゆくものですね
そんなわけで
本日（7月7日）ジャズバーエムズはお休みです。
古代に思いを馳せ，芸事の上達を願いつつ，雨の七夕（一応)を過ごしたいと思います。
もう少しで梅雨も明けそうですが・・・
土砂降りでなく、こういうしとしと雨の日はなんだか落ち着きますね
連想・・・Rainy Days And Mondays・・・・と来て、
これは「Blue Monday」というカクテル。あるロックバンドの曲名から
1980年代に作られたものだそうです。
本家はウォッカ &オレンジ・リキュール(ホワイト ＆ブルー)で作る、
いわゆる昔風の強いものですが
、これはライムをある程度入れて
(つまりウォッカ・ライムの青色版)ややアルコール度を下げて飲みやすくしたもの。
この「飲みやすい」というのがクセモノで、「美味しい！」と言ってゴクゴク飲んでしまうと
意外と効いてくる、ということもあり・・・飲み慣れている方かそうでないかを見極めつつ、
「生かさぬよう殺さぬよう」にお勧めするのはなかなか微妙なさじ加減で・・・・ブツブツ・・・・
7月12日（土)プロアマ楽団【e-PAQ】は、おかげさまにてご予約で満員になりました。
心からお礼申し上げます。
永年のファンの多いお酒・・・「サントリー山崎12年」は終売との連絡が入りました。
ジャパニーズ・ウィスキーの人気も高まったところでのモデル・チェンジは残念ですね。
現在エムズには、最後の一本がございますが、慣例を破って
（エムズには\1,500/glass までのお酒しかないのですが))
\2,000/glass にて提供させていただきます。
なにとぞご了承の上、伝統の味わいをお楽しみくださいますよう。
