銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

言霊(ことだま)

2015-07-02 14:17:21 | 言葉、言い回し

 「振り仮名」というものは、実はとても大事なのではないかと

思っている次第です。「◯崎」さんという方がいて、

「ああ、◯ザキさんですね」「いえ、うちは◯サキです」

むしろ、知らなければ読めないだろうと思われる珍しいお名前や

ある地方にしかない名前には、意識して名刺に振り仮名があったり、

ご本人が説明を加えてくださいますが、よくある名前でも読み方が

幾通りかある、という場合に、人は意外と無頓着ですね。

でもね、「◯サキ」か「◯ザキ」か、は、大勢に影響なさそうで、実は

最初のお互いの印象のちょっとした食い違い~その人の神経の使い方への疑念

~結局気が合わないことが判明・・・ということもあるわけで。

「そんなことに神経使うなんて細かいなあ」と言われたら

「(この人は細やかな神経がないんだ)」というわけで、どこまでもすれ違います。

事は名前の読み違いだけにとどまらず・・・

一言の与える印象は、実に言葉には本当に魂(=力)があると思わせるほど。

 名前だけではありません。 会話にしばしば出てくる言い回しで、

昔から間違って覚えていてそれを多用された場合に、指摘しては恥をかかせると

思うので、会話自体が苦痛になります。もしかしたら自分もそれ、あるかも

事は一笑ですまされず・・・・

世の中ってそういうものですよね

 

 そんなわけで(どんな)

今夜は読み違いのほとんど有り得ないお二人「いっちゃんズ」

土井一郎(P)酒井一郎(B)

なぜか今月、「いっちゃんズ」は3回登場します

お名前同様、物凄く明快で無駄がなく、スッキリした気分で

寛げる音楽です お試しあれ


禊(みそぎ)ぞ夏の・・・

2015-07-01 15:18:44 | 季節

  今日から7月、いわゆ「下半期」の始まりですね。

毎年書いていますが、6月終わりの「夏越しの祓え」というのは、宗教というよりも

日本の季節行事として、なんとなく心にとめているものです。

(ただし、「禊ぞ夏の・・・」の句(百人一首)は、旧暦のものなので、実際には

現在の8月初旬=立秋くらいの風景の中で夏越し祓えが行われています。

つまりもう、夏の暑い時期の終わりごろの感じ。現代では「これから夏だ!」

と気合を入れる時期になってしまいました)

 

 季節のカクテル:「すだちモヒート」

ま、この類のカクテルは、材料がある限り、ということになるのですが・・・

今月の トップ・バッターは

辻 邦博(G,Vo)

オリジナル曲の中にも季節感満載・・・・これは私の歌詞のせいですが

どうも、目に映り、肌に感じることからしか、言葉が浮かんで来ないタイプのようで。

 梅雨も後半、ゲリラ豪雨では詩になりませんけれど

木々を揺らしてサワサワと通る雨の趣は、歌にしてみたいもののひとつですね