銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

エムズのシンガポール・スリング

2023-08-13 10:56:46 | つれづれ
 オリジナルのシンガポール・スリングは、1915年に
シンガポール、ラッフルズホテルのバーで作られたもので、
複雑で甘い飲み物でした。 ここを常宿にしていた作家
サマセット・モームの短編小説にも登場しています。
 後日、ロンドンのサヴォイ・ホテルの有名バーテンダーが、
もっと一般的なレシピを考案、そちらも併せて世界的に
広まりました。
 エムズでお出しするのは、あまり甘くないジンフィズが
ベースで、チェリーリキュールと、リキュール漬けのチェリーを
沈めて「サンセット・スタイル」にしたもの。 本当は
オレンジではなくて、花を飾るべきでした!❀
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シンガポール・スリング

2023-08-07 15:13:46 | つれづれ
 初めて来られた方にオーダーいただくときは、
お互いに手探り状態です。
 この頃女性に頼まれて「虚を突かれた」けれど
うれしかったカクテルその①
“シンガポール・スリング”
 一瞬小さなパニックが起きました。
「え~~っと、材料が十分でないので、それっぽい、
それ風な、でもよろしいでしょうか?」
快諾いただいたので作ったのは、
ジンとチエリーリキュールをしっかり入れ、
パイナップルジュースの代わりにオレンジジュース、
グレナデンシロップ(ほかにも怪しい液体少々😜 )を
加えてシェイク~ソーダアップしたものでした。
 喜んで飲んで下さったのでホッとしたものの、
甘いものを食べない飲まない私にとっては
苦手で不安な分野です。
 で、後で調べなおしてみたら、つまり私は昔聞いた、
オリジナルのラッフルズホテルのレシピが頭のどこかに
残っていて、「こんな複雑なモノ、今作るのはとても
無理!💦」とパニックになったのだなあ、と。
昔いただいた、ラッフルズホテルの「シンガポール・
スリングの素」なる缶詰の液体は、それはそれは甘かった
ものですから。
続く・・・・
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"Makin' Whoopee"

2023-08-06 14:23:13 | つれづれ
 先週金曜日、下間・深澤ペアと共に
「Walter Donaldsonプチ・シリーズ」をやりました。
曲目は
At Sundown
Carolina in the Morning
Yes, Sir, That's My Baby
After I Say I'm Sorry
My Blue Heaven
Love Me or Leave Me
You're Driving Me Crazy
などですが、中でもこの曲の歌詞の内容を聞いた時の
下間さんの驚きはかなりなものでした。
ミュージシャンは「大騒ぎ、バカ騒ぎの結婚式とハネムーン」
という最初のへんのフレーズだけを聞きかじっていて、
新婚のカップルなんかのために演奏したり、という間違いも
いろいろ起こったようですが、この訳を2番まで聞いたら
「シャレ」にしていいものかどうか、悩ましいところです。
ちなみに私は一番しか歌いませんが。😁 
それでは「意訳・完全版」をどうぞ!

♫ また ある6月の ある花嫁
よく晴れたハネムーン 
それぞれの季節や事情はいろいろだけど
まあ 人間のすることは いつでもどこでもおんなじ

たくさんの人が祝福に来て お米もふんだんに撒かれて
花婿はテンパって 二回返事をしたりしてる
これから起こることを考えて 気もそぞろなんだな

想像してみて バラのからまる小さな愛の巣
いずこも同じ 甘い愛の巣
それから一年後のことも・・・想像つくでしょ?

花婿はお皿を洗ってる オムツも洗ってる
繕い物もしたりなんかして 
結構幸せ? こんなハズじゃなかった?
でも 忘れないでね 
今日の結婚式で有頂天のアナタがゲットするのって
だいたいこんな風景よ

そしてまた、もしかして一年もたたないうちに
どんなことになってんの?
彼女は放っとかれてると感じ、彼は疑われてると感じてるって?

彼女は毎晩一人ぼっち、彼は電話もメールもして来やしない
忙しいんだ、と言ってるけれど、本当にそうかしら?
浮気してるんだよね、たぶん。

彼はそれほど稼いじゃいない 
せいぜい年に五千ドルってところかな
判事は(面白がって)「彼女には六千払うことになる」
と言い渡す

彼は訊く「じゃあ判事さん、もし払えなかったら
どうなりますか?」
「刑務所行きになるねえ。悪いことは言わない。
彼女と別れようなんて思わない方がいい。
頑張って(結婚生活を)続けるんだね。
浮気の代償を払うより、安上がりだよ」♫

 ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ

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今度はイギリス産の曲 ”A Tree in A Meadow”

2023-08-03 16:05:43 | つれづれ
忘れるなんてできるわけがない
君は昼も夜も ボクの心の中にいる
ボクはあの古い樫の木の下にいて
今宵 君が戻って来てくれるのを待っている

草原の中に一本の木が立っていて
傍には小川が流れている
その木の幹には
「死ぬまであなたを愛してる」と刻まれている
君がそう刻んでくれた日
君の瞳の中に愛があったこと
ボクは確かに覚えている

だけどその恋人たちの小径の先で ある時
君が他の誰かとキスしていたのを見てしまって・・・
それがボクだったら、と強く願った

あの草原の木のもとへ
ボクの心はいつも帰って行く
君がどこへ行こうとも
ボクはずっと死ぬまで君を愛しているだろう

 まるでアイルランド古謡のような渋い重々しさのある曲。
ところがこれ、1947年の作品で、作曲者はBilly Reid
イギリス人の中には、やはりアメリカ人composerとは違う
何かが流れているんだなあ、と感じさせる一曲です。
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