ミルクに飽きたのでちょっと一服!!
中国では、宴会などでたばこは重要な役割をします。
初めてあった人に煙草を進めてお互いに火をつけあい緊張をほぐします。
そして、意味があります。
「敬煙」(敬意を持ってたばこを勧める)、
「以煙待客」(たばこで客をもてなす)、
「煙酒不分家」(たばこやお酒があれば他人ではなくなる)
たばこが人間関係で重要な役割を果たしています。
私は最近は電子タバコを吸っていて普通の煙草は1年ぐらい吸っていません。
しかし、接待や宴会の席では必ず煙草を進められて困るときがあります。
経験のあると思いますが、
向かいにいる人からたばこを“投げて”勧められたことはないですか?
投げられた側がうまく受け取れば、相手からの“好意”を受け取った。
つまり仲間として認められたという意味があります。
私もどうしても勧められると、最初の一本だけを貰います。
そうすることにより相手との緊張感が解けて親密になったようになり、
話が弾んで商談がうまくいきます。
中国は世界最大の煙草の消費国です。
喫煙者人口は3億2000万人、世界の3分の1を占めています。
タバコとは切っても切れない関係のある中国ですが、
昨年3月1日から上海では、室内の公共の場所、職場、公共交通機関、
ホテル、レストラン(屋根があれば)などが全面禁煙となった。
実は、2005年にも中国政府が全国範囲の「禁煙令」が出ていて、
レスランなど公共の場では禁煙になっています。
しかし、実際にはレストランに行ってウエイトレスに灰皿をくれというと持ってきてくれます。
中国独特の煙草文化が寝深く浸透しているので、簡単に禁煙令が守られるとは思えない。