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○○と言わない○○

『防災と言わない防災』をキャッチコピーにして、防災の心構えや訓練を広めている渥美大阪大学助教授の講演を聴きました。

本題は地域活動の広め方、広げ方についての講演ですが、その中で「○○と言わない○○」をキーワードとしてあげていました。
たとえば、防災と言わない防災の場合、地域のお祭りに消火器(水を入れておく)を使ったストライクアウトゲーム(3×3の9ますの中に水を放って、ますの中に入っているカエルの絵をひっくり返すゲーム)をすると、
1.そのゲームをしたくて来た子どもは、子どもだけでは来なくて親がついてくる。
2.消火器の使い方がわからない子どもは、親に尋ねる
3.親も消火器の使い方がわからないときは、そばにいるスタッフに使い方を聞く
これらのことによって、子どものおまつりだけど、親(大人)が消火器の使い方を知ることになる。
といったものです。

皆さんもぜひ、いろんな活動にこのキーワードを使ってやってみてください。とのことでした。
早速、地域の防災マップ作りをしたいと思っている方が、講演のあとスタッフの方に尋ねていました。そのスタッフのアドバイスは、防災マップと言わない防災マップ作りをしましょう、ということでした。
たとえば
1.地域を子どもと一緒に(この場合必ず大人もついてくるはず)歩きます
2.歩くときは地域のお宝を探そうといって歩きます。
3.また出来るだけ派手な格好、色つきのジャンバーや幟旗を立てて歩くなどをして目立つようにします
4.その目立つ一団を見た地域の人が、何をしているのかな?と思って声をかけてきてくれます
5.地域の人でないとわからない話題などが飛び出してくることもあります。
6.そういう中から、防災に役立つ話題を拾って防災マップ作りをしてはどうでしょうか
ということでした。

話をそばで聞きながら、私だったら○○の中に何を入れようかと考えていました。
今のこのときは、政治と言わない政治 でしょうか?

前々から政治ってそんなに堅苦しいものばかりではなくて、国会で議論しているようなことばかりが政治ではなくて、暮らしの中の一つ一つが政治につながっていると思っています。
「政治」って何?って考える前に、暮らしの中で困っていること、こんなんだったらいいのにと思うこと、そういうことを突き詰めて考えていけば、議会や国会で話し合っていることにつながっていくのですよね。

また、地域のことも同じだと思います。地域のことを地域の人たちで考えて話し合ってルールを決めて実行して・・・うまくいかないときはまた考えてば、場合によってはルールを変えて・・・そういうことが政治につながっているのだと思います。

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