goo

PFI方式断念について

山田公共公益施設の建設に関して記事を書き、そのことについてご意見をいただいていたのですが、忙しさにかまけてそのままになっていました。ごめんなさい。

私は、もともと山田駅前の公共公益施設建設にPFI方式を取り入れることが最適なのかどうか?という考えを持っていました。
PFI方式で行う利点として、行政が直接建設すると建設費や初期投資などイニシアティブコストが高くなるが、PFI方式にするとコスト分散されるということを聞いていました。
一方、企業にとってはPFI方式においしいところがなければ手を上げるところはありません。単純な(といっては語弊があるかもしれませんが)駐車場建設やホール建設などそれ自体が収益を得られるものであれば、わかりやすいのですが、今回の山田駅前の公共公益施設では収益を上げるような部分はほとんどありません。

また、青少年拠点施設や図書館が主な施設として考えられているのですが、これらの運営をすべて民間に任せるというのであれば、また話は別でしょうが、吹田市としては民間に任せるつもりはないようでしたし、市民からの意見要望でもし直営で運営してほしいという声が多く寄せられていました。

このようにイニシャルコストを考えればPFI方式はたしかにいいかもしれないけれど、コスト以外のことも総合的に何十年間かを考えた場合、本当にPFI方式が従来の方式より勝っているのかどうか疑問でした。
吹田市初のPFI方式ということが先走っているように思えてならなかったのです。
そういう意味で、吹田市がPFIを断念したことは良かったのではないかと思います。
コメント(0)|Trackback()
     
?
?