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与党・野党・ゆ党

今、吹田市議会では役選代表者会が開かれ、月曜日からは本会議を開き、議長など議会の役員を決めていきます。

今回は選挙後はじめての議会ですので、当然、議長などを新しく選ばなければなりませんが、吹田市を含め多くの議会が議長など1年ごとに選んでいます。
本来の議長任期は議員任期と同じく4年間です。しかし、議長になりたい人が多いからなのかどうかはわかりませんが、議会内の申し合わせとして(よほどのことがない限りにおいて)任期1年間となっています。

さて、役選代表者会の木・金の様子はすでにお伝えしたとおりです。金曜日の夕方5時過ぎを最後に月曜日まで協議は持ち越しとなりました。

私がこれまで参加してきた役選では、土日を挟む場合は「せっかく絞ってきたのに休みの間に会派の気が変わってもいけないから」というような理由で、"凍結"(決定するまで候補の出し入れはできない)という申し合わせをしていました。
今回は、凍結までいかなくて土日に入ります。
ということは、「凍結してもしなくても出入りは無いか、減ることはあっても増えることはない」ということでしょう。

私は議会の役員はこれまでも期の多少や会派の大小ではなく、役員としてふさわしい資質を第一に考えて選ぶべきだと思っています。が、現実は、大きな会派というか、固まったところで決まっていくのだと、今回もつくづく思います。

もちろん、まだ議長、副議長、監査委員だけを話し合っているだけで、すべての役員がそうなるかどうかは決まっているわけではありませんし、最終的には議会で決まりますので、あくまでも会派間の調整ということでしかありません。
でも、たぶん、おそらくこんなふうに決まっていくのだろうなぁと思ってみています。

首長と議会は車の両輪だから同じ方向を見ていないと前に進めないとよく言われますが、私は、両輪だからこそ、それぞれの車輪が別の方向を向いたときは、片方が右に進もうとしたときにはもう片方が左に車輪を向けて、スピードを落とさせたり、いったん停止させて、どちらの方向が進むべき方向かということを今一度考え直す、話し合うのが必要だと思います。

それをどちらでもいい、首長の示す方向に進む車輪が必要だというのは、どうなのでしょうか?2元代表制の地方自治体政治に与党も野党もありません。

最大会派の中から総理大臣が選ばれる国政においては、与党、野党はあります。
しかし、国政においても、あまりに与党が国民の意思を確認することなく拙速にことを進めようとした場合において、与党の中から「ちょっとおかしいのではないか」と、たとえば今回の河野議長のように「強行採決が続くのはいかがなものか」という声がでてきています。バランスの妙というところでしょうか?

話を地方政治に戻しますが、議会を代表する議長がいて、副議長がいます。そしてそれだけの問題ではなく、議会運営を決めていく議会運営委員会の委員長は議長の出た会派から選ばれ、副議長の会派からは副委員長が決まります。
つまり、議長会派、副議長会派で、議会そのものの運営の舵取りをしていくことになります。それだけ大きな役があるのです。

が、私も含めて、議員でない市民がこのような仕組みや、こんなふうにして決まっていくことなど、知ることもできないでしょうし、知らないということは関心も持てないということになります。
どうでもいいことではないのだけれど、どうでもいいようにしか見えない。わかりようがない。矛盾とジレンマを感じつつ、議員任期3期目のスタートを切ったところです。

今回は取りとめもない内容になってしまいました。ごめんなさい。


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