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参議院選

参議院選が当初の予定から1週間遅れの7月12日告示29日投票となりました。

突発的に解散の可能性のある衆議院はともかくとして、解散のない参議院はその選挙日程もあらかじめ決められたものであり、よほどのことがない限り変更しないのがルール・暗黙の了解というものでしょう。
ところが、安倍首相の強い意志だとかで国会の会期延長の結果として選挙の期日も延びてしまいました。

しばらく前までは選挙で国民に憲法改正についての意志を問うと言っていたのが、ここ最近の年金問題勃発で(性格には年金問題はずっと前からあったけれど、ようやく政府として取り組むと言い出したのが最近のこと)、なんとか火の粉を少なくして選挙に臨みたいというのが本心のようです。

でもそんなにうまくいくものでしょうか?人心というのはそんなに簡単に為政者の思うとおりに動くものでしょうか?ごまかされるものでしょうか?

また、22日投票でも学校の夏休みに入ってしまっているので投票率はどうかな?と思っていたのに、一週間ものびて29日になるなんて。組織頼みの候補者にはどんなに追い風になることでしょう。

また、吹田特有の問題として毎年開催している吹田祭り本祭りの日と重なってしまいました。選挙会場の立会いや開票場の人手も大変でしょうが、とくに祭りのパレード出発地点となる内本町コミセンは、選挙投票所にもなっているところだとかで、部屋のやりくりが大変だと聞いています。

他自治体でも投票所として使う体育館などの施設がすでにいろんな日程が入ってしまっているとかで、市民活動にも大きな影響が出ています。

12日間国会の会期延長をして、ぜひとも懸案事項の議案を通したいというのが安倍首相の思いだそうですが、じっくり議論するならともかく、議員とくに参議院議員の気持ちはすでに選挙区に飛んでいってますし、ただ単に審議時間を何時間とったから採決してもいいのだとか、極端な話、与党議員数が多数だから強行採決できるんだとか、本来の議会制民主主義とはかけ離れた国会になっていると思います。

ともかく参議院選の日程延長は決まってしまったので、それについては私たちがどうしようもないことですが、じっくりしっかり候補者の主張を聞き、党などの公認や推薦であればその党のマニフェストも検討し、見た目やムードで決めるのではなく、きちんと投票したいと思います。

首相や閣僚の必ずしも思うようには国民は行動しないぞ!というところを見せたいと思います。


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