府知事・府政にNPOから提案！

朝から夕方まで一日、福島区にあるNPOプラザで開かれた「大阪らしい「新・協働方式」を一緒に考えませんか？」という学習会・ワークショップに参加しました。

午前中は府職員からの維新プログラムの説明と同志社大学教授の新川先生と関西大学教授の林先生からの追加説明とコメントを聞いた後、午後からはグループに分かれて提案に向けての話し合いをしました。

維新プログラムについて「コストカットは確かによくされたと思うけれど、では何をすべきかが見えていない」「従来の施策をやるか、やめるかしか考えていないように見える」「プロセスの透明性ということを言われているが、今のところ公開化と透明性しか見えない。説明責任、市民参加は見えてこない」ということにはまったく同感です。

「まずは出血を止めなければ」と言って行財政改革、コストカットをするのはいいけれど、その後に来るものが何なのか、わからないまま府民は知事についていけるのでしょうか？

先日もニュースで、
知事は「子育てを応援する」と言ったのに、私立幼稚園への補助は削減されるし、そうなれば保育料がアップするのは見えているし、こんなはずではなかったのに・・・
と言っている若いお母さんが出ていました。

選挙で公約、マニフェストとして提示されているのは一部の施策でしかないし、まして、そのときに言ってたことと当選してからのことが、まったく逆方向なら、いったい何を信じて投票すれば良いのか？ということになります。

コストカットしてから、その後のことは考えます。って言っても、その後がばら色なのかなんなのか、だれにも予想つかないですよね。

とにかく知事には協働施策についての考えがあまりないようで、共同事業はいろいろあったのに、本格予算で認められたのはNPOプラザの事業だけで、他の事業、たとえば職員の協働研修予算も削られたそうです。

今後、どうなっていくのかと思うと不安ですが、そう思って待っていても何も好転しないので、NPO関係府民が集まって、知恵出し合って、知事に提案しようということになったのです。

まだ、今日のところは施策提案まで行きませんでしたが、大阪府協働推進計画の見直しの時期でもあるそうなので、その計画に協働の意識をきちんと組み込めるようしていかなければならないね。ということで1日の学習会は終了しました。