しましまのドレミ・カフェ

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長い急坂〜名古屋ウィメンズマラソン〜

2020-03-08 16:36:00 | 音楽



昨日は、「島のもののお任せ」で頼んだら、最後の方にカリッと揚げたフライも出てきた。

身が厚いし何だろう。おいしいね。魚のフライって、アジくらいしかピンと来ないけど。。。 

食べ終わって、聞いてみたら、、、


「黒鯛ですよ」


え??? なんと!!!
びっくりした。黒鯛のフライって初めて食べた。普通なら刺身か鯛めし、高級な感じで大事に食べる魚。
こんなこと自分では絶対やらないし、島じゃないと出てこないやつだ。はー。島まで行って良かったよ。




それはともかく。
今日はかなりの雨の中、ウィメンズマラソンが行われていた。
妹はエントリーしていたので、出られるなら応援に行こうと思っていた。しかし、今回一般ランナーは参加できず、私もTVで見ることにした。


知っている風景がたくさん映るので、見ていても楽しい。


選手が飲み物を取る場面で、取り損なった人があった。近くにいるランナーが、自分のを渡して、受け取って飲む場面もあった。

「スポーツマンシップなんだな。感動的な場面だ」と思いながら、コロナウィルスの話題ばかり見ている自分には「選手でなければ今どきやれないことだ」と思ったりもした。



さて、名古屋城の東側を降りた頃、一山選手がぐーんと前に出てきた。
降り切ったら、西区方面へ行き、折り返す。
その後はまた同じ道を戻るので、かなりの長い急坂だ。両親を病院へ送るときにいつも通っていたので、車でも実感する場所。信号がいくつもあるくらいの、長い坂なのだ。(だって、お城ってそういう場所に作るからね!)



あれを難なく、顔色も変えずに、ペースも落とさず走り抜ける一山選手。野口みずきの記録を塗り替えるほどのタイムは、この坂の上り方で決まったと(素人だけど)思えた。
 


比較するのも申し訳ない話をする。

私が10分近いアリアを歌うとき、最後のページあたりに難解で細かい音を繋げていくカデンツァがいくつか続くことがある。というか、多分それこそがソプラノの見せ場なので、やり切らないといけない。


そこだけ取り出す部分練習ではできても、長く歌い続けた最後に難解なところをやり切る、というのはとても難しいことだ。


私の場合は、そこを歌う頃には息が浅くなっていて、そのフレーズを乱れずに歌うことができない。音程が悪くなったり、テンポが作れなかったり。


「聴かせどころ」なのに「アラが見えるだけ」「あの人、下手だね」なんてことになる。情けない話なのだ。


この選手は若いし、今とても勢いがあるし、誰にも負けない練習を積み重ねていたのだろう。誰でもが真似できることではない。



でもね。私も彼女から学んだ。
基礎練習を重ねること。
長い曲のエネルギー配分。

それができたら、歌にも命が吹き込まれるような気がする。そうしたら知らない言葉の長い曲でも、お客さんの心に何かが伝わり、飽きずに聞いてもらえるではないか。



ありがとう。
これからも応援するよ!



















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