
知人の主催する長唄の会「哉芽会」のおさらい会、本番の日がやってきた。
帰り際にお客さんが「長唄初めて聞いたけど良かった」と言われた。
私が歌う「蝶々夫人」と「越後獅子」の不思議なエピソードも、興味を持って聞いてくれたようだった。
父のことと重なり、大変だったけど、がんばって良かった。
今日はお家元様と、初めてお話をした。
隣の楽屋で声出しをするので「お耳障りですみません」と申し出たら、「いいよ。お稽古はどれだけしてもいいものだから。しっかりやりなさい」と言われた。
「稽古はどれだけしてもいいもの」素晴らしい言葉をいただいた。知人がこの先生を慕うのがよくわかる。

楽屋でも、会の方からは色々お心配りをいただいた。

用意された飲み物には、手書きの「名前」が。
これはとてもうれしかった。
なかなかできることではない。

今年一年間、何度も歌ってきた「蝶々夫人」。
今日の本番が今年最後になった。
この曲は、学生時代の友人に何十年ぶりに伴奏してもらった。
いろいろあった一年だが、音楽の思い出は全て幸せに満ちている。音楽の思い出には、いつも友情が寄り添っている。ありがたいことだ。
みんなにたくさん感謝して、うがいして眠ろう。ちょっと体調が悪いので。
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