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しましまのドレミ・カフェ

家のしつらい、音楽、おいしいもの、庭遊び
日々のくらしを綴ります
よろしければお立ち寄り下さい

北海道・秋紀行 ④ハルさんの

2024-10-26 20:07:00 | カフェ



松前城近くのホテルにレンタカーを停めたら、




敷地内に風情ある蔵を発見。



空いているようだ。

晩ご飯前にスイーツはどうかと思ったが、営業は夕方までとのこと。
夕食後にコーヒーを飲みに来ることは無理そうだ。

なので、スーツケースを宿に預けて、もう一度カフェに戻った。





蔵を改造した、趣のあるカフェ。

あちこちに「ちゃんとお金使った感」があり、豪華さにキョロキョロしちゃう。



夫は温かい豆乳を、私はコーヒーを注文した。



豪華なカップは、有田のアンティークらしい。

すっきりした味わいで、夕食前でも胃もたれはなさそうだ。



こちらの壁は、蔵の構造が見える趣向のようだ。



オーナーの家族が七飯でこだわりの豆腐屋をしているとかで、一口もらった豆乳は豆そのもの!
ほっとする味だった。



2階も見せてもらって降りてきたら、Eテレの人気番組「ふるカフェ系ハルさんの休日」の取材の展示があった。

確かにそんな風情だと納得。
後で調べたら、令和5年に放送されたそうだ。




火災にも強い分厚い扉。
可愛らしい小菊がバスケットに飾ってあった。

話しているうちに、カフェのオーナーは泊まる宿の若女将とわかった。

「夕食のマグロ、今夜はいいものが入っていますよ」
「以前は鯨が一匹浜に入るとみんなで喜び、長い時間かけて食べたと聞きます。この辺りではお正月には必ず鯨汁を食べるのです。今夜も出ますよ。素朴な味ですが」

なんて話も聞いて、益々夕食が楽しみになる。





これらの古地図は松前城で見たものだが、とても大きな模写図が宿のカウンターの後ろを飾っていた。




こんな大きな船を操って、越前まで行っていたのだろう。




これは松前の殿様が使った船上用弁当箱。

漆の重箱やお盆に陶器の小皿も入っていた。

どんなご馳走を殿様のために用意したのだろう。





ずっと天気にも恵まれていたので、深い海の美しい青色に魅了され続ける旅だった。

対岸に見えるのは、青森の竜飛岬だろうか。
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北海道・秋紀行 ③新幹線、千代の富士、ポケモン 〜人気のあるものシリーズ〜

2024-10-25 14:22:00 | 旅行



看板でなく、緑色の北海道新幹線が走るところを初めて見た。

東北新幹線から続いているはずだが、それにも乗ったことがないので。




「知内(しりうち)」という道の駅に立ち寄ったら、「新幹線展望台」なるものがあり、ちょうど5分後に通る事がわかったので少し待って見ることにした。

思わず動画まで撮っちゃった😊

先日写真を載せた食用菊を買ったのは、この道の駅だった。

規模は小さくても、地元の農家さんが出したものばかり、という感じの誠実な品揃え。
日持ちするものなら買いたくなる、よい店だった。


知内というのは、北島三郎の故郷なのだそうだ。
彼には何となく海のイメージを持っていたが、道の駅あたりは山の中なのだった。




その前に(おトイレ休憩で)ちょっと寄ったのは、福島町というところにある千代の富士、千代の山の横綱記念館。

昭和を代表する大横綱だ。
あだ名はウルフ、というのを久しぶりに思い出した。





のぼりは、懐かしいキン肉マンの作者によるものだった。




前日に立ち寄った「上ノ国」という道の駅には、ポケモンのマンホールがあった。



ポケモンが好きな人は、詳しく知っているようだ。





・シラフラ  江差の北側(乙部町)
・にしん蕎麦 江差町
・ポケモン  上ノ国町
・松前城   松前町
・千代の富士 福島町
・新幹線&北島三郎 知内町

(たぶん続く)
(素敵な古カフェの話を書きたいの😊)

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北海道・秋紀行② にしん蕎麦 〜 松前

2024-10-24 09:08:00 | 旅行



江差に来たら「にしん蕎麦」を食べなきゃね。

走りながらGoogleマップで検索したら何軒か出てきた。

「これだね」とあたりをつけたら、有名な五勝手屋羊羹の店からすごく近かった。



「エサシ」というのはアイヌの言葉で「昆布」という意味なんだって。
初めて知った。

漢字もあるし、民謡も有名だから、アイヌの言葉とは思いもしなかった。



蕎麦には大きなにしんがドーンと載っていた。
身が厚くて、ほろほろと柔らかくて、本当においしかった。

蕎麦は盛りが良すぎて、食べても食べても減らなかった。

この日は暑かったので、「冷やしにしん蕎麦」にした。




後で気づいたのだが、この上ノ国町には15世紀頃の山城「勝山館跡(かつやまだてあと)」があり、以前歴史番組で見て興味を持ったのだった。

町のHPによると「中国産青磁・白磁・染付、国産の美濃焼、越前焼など約5万点の陶磁器や、金属製品、木製品など10万点余りの出土品や建物・井戸・空壕・橋などの跡が多数見つかり、館内での様々な暮らしぶりがよみがえりました」とのこと。

越前あたりから江差あたりまで、大きな船を操り、大きな交易を繰り広げていたのが目に浮かぶ。

先を急いでしまったこともあり、素通りしてしまった。くー。残念だった。




海沿いにどんどん走り、松前にたどりついた。

その前に開陽丸の博物館も寄ったので、箱館戦争の予習が少しできた。

官軍と旧幕府軍の動きが難しくて、どっちがどっちだっけ?と確認しながら展示を見た。

それを踏まえて五稜郭を見ると、やっと正しく認識できる気がする。




部屋の窓から松前城が見える「キャッスルビュー」の部屋を取ってあった。

豪勢だ✨✨

今夜も温泉。
材料を吟味した食事。

この宿の先祖は、大きな松前船の船主だったようで色々な遺物が残っていた。

物資だけでなく、時には参勤交代に向かう殿様を乗せたこともあったらしく、豪華な舟弁当箱も展示してあった。


日頃のいろんなことをどんどん忘れて、(自分には珍しい)ストレスと疲れがたまって少し不調だった体調も、すっかりよくなっている。

旅って、やっぱり素敵だ✨✨

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新米

2024-10-23 22:26:00 | 季節のこと


北海道内の米どころに住む息子が、新米を買って函館まで持ってきてくれた。

その、北海道深川産の新米「ゆめぴりか」を今夜炊いたよ。



うひょー。
ぴっかぴかであーる。

沖縄の屋我地島のピンクの塩を、ほんの少しパラパラすると米の甘さが引き立ってyammy‼️

日本に生まれてよかったなーと思う。
新米。 すてき✨✨



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シラフラ 〜 北海道・秋紀行①

2024-10-22 22:31:00 | 旅行


10月半ばに北海道を旅してきた。

今回は北海道南部を廻る旅にしたので、新千歳空港ではなく、函館空港発着の便となった。

みなさん。
函館って、北海道のここにあるんだよ。
ほとんど青森寄り。

小樽の近くのハートマークが札幌だ。
札幌と函館は結構遠くて、以前鉄道で移動した時なんか朝早めに出たのに、昼過ぎにやっと札幌に着いたほどだった。
もちろん特急だよ。

でも景色が良くて、その路線はすごくオススメ。




さて。今回の旅の話。
【1日目】
函館空港ですぐにレンタカーを借りて、まずは西に向かった。




途中にある「きじひき高原展望台」で箱館、大沼など360度の景色を堪能。

山を降りたら江差方面を目指し、すぐ北側にある乙部町で一泊した。

【2日目】
翌日は海岸線を南へ下り、松前城の見えるホテルで宿泊。

ずっと走り続けた国道228号線の愛称は「追分ソーランライン」!!
すごい名前にびっくりしたけど、面白くて気分が上がるね😄

【3〜5日目】
その後は函館に戻り、北海道在住の息子一家と、神奈川から遠征してきた妹夫婦とも合流してゆっくり二泊。

産直には何度も寄って野菜を眺め、かぼちゃや食用菊を買う、なんていう相変わらずの満腹旅行記。

日常の記事を織り交ぜながらなので、多分不定期掲載となる。
よろしければお付き合いください。


まずは絶景から始めよう。


これはね。
シラフラっていうんだよ。




一般的にはこの写真のイメージかも。

しかし「一般」という言葉が相応しく思えないほどの、知られざる場所だ。

北海道乙部町。
函館から北西へ車でほぼ2時間。
江差町のすぐ北側にある人口3,000人ほどの町。

その滝瀬海岸にある「シラフラ」は乙部町のHPによると「この白い断崖は約500万年前の火山噴火で噴出した軽石が海底に積もって出来た地層が隆起して出来たもの」とある。



近くに寄ると、確かに礫が混ざっているのが分かる。

「シラフラ」といいながら黄色いのは、夕日が沈む直前だったからだ。




獅子が顔を出しているような、こんな岩もあった。





素人がiPhoneで撮っても、こんな風になっちゃう壮大な景色。




宿で写真をよく見たら、半月が写っていた。



元々は夏頃だったと思うが旅人さんという方がキャンピングカーで北海道を廻るblogを見て、この場所を知り、感銘を受けたのがきっかけだった。

「こんなとこがあるらしい」
「あなた、行ってみたいの」 

と言った途端、夫は飛行機のチケットを取っていたのだった。

それが今回の旅のきっかけだった。

その場所に私は立てた!

本当にすごいところなんだよ。

簡単にはいかないけれど、函館から普通の良い道を車で2時間。
行けないような秘境ではない。

泊まった宿は派手ではないが、清潔で、温泉も気持ち良く、料理はどれもきちんと手がかけてあっておいしかった。

お米は乙部町産のゆめぴりかの新米‼️
今年初めて新米を食べたよ。





最後に美女写真もあげちゃおうかな。




素人のおばちゃんの自撮りでも、芸術写真か?!ってくらい撮れちゃう。


シラフラ。

すごいとこだった。

人生一度はシラフラだ。
オススメしときます。



コメント (6)
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