スマートフォンやPCは現代人に欠かせないツール
スマートフォンやPCの利用が習慣となり、スマートフォンのアラームで目覚め、スマートフォンでSNSをチェックして一日を終えるという生活を送る人も珍しくなくなっています。総務省が行なった「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」でも、スマートフォンの利用率の全年代平均は62.3%と過半数超え。
さらに、モバイル機器による一日の利用時間の全体平均が50.5分で、これは、昨年より7分程度多いです。
また、パソコンの利用率は全年代平均で67.7%。オフィスで働く人は、勤務時間のほとんどを、PC画面に向かって過ごしているのではないでしょうか。
ブルーライトが体に及ぼす悪影響とは?
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こうなってくると、気がかりなのがスマートフォンやPCから発せられる「ブルーライト」の及ぼす影響。ブルーライトの悪影響は大きく2つ考えられ、1つめは眼精疲労です。スマートフォンやPCの画面を見続けていたら、目が疲れたというのは誰にでも経験がありますよね。
そして、2つめが睡眠のリズムが乱れること。スマホなどのブルーライトを寝る直前まで浴びていると、脳や交感神経が活発化してしまって眠れなくなってしまうのです。
なぜそうなってしまうかというと、ブルーライトは、脳が日中だと認識してしまう光だから。夜なのに昼間であるというシグナルが送られて、体が活動モードになってしまうのです。
すると、本来夜に分泌され睡眠を司る役割の「メラトニン」というホルモンの分泌が抑制されてしまいます。人間にとって眠りは欠かせない休息の時間です。
満足に休息がとれないと毎日の疲労感も抜けませんし、うつ病などの精神疾患をも起こしかねません。スマートフォンやPCを利用する際は、ブルーライトカットフィルムを張ったり、専用メガネをかけたりといった対策をとり、なるべく夕方以降は見ないようにしたほうがいいようです。
ブルーライトから目を守っている「ルテイン」に注目!
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スマートフォンやPCから目を守る対策はいくつかありますが、目にいい食品を積極的に摂るのもおすすめです。そもそも私たちの目はブルーライトや紫外線からの防御機能があります。ブルーライトが目に当たると、網膜やその中心にある黄斑部に到達。この黄斑部には「ルテイン」「ゼアキサンチン」という黄色のカロテロイド色素が備わっており、これらにはブルーライトを吸収・遮断する役割があります。「体の中のサングラス」とも呼ばれているほどです。
しかし残念ながらルテインは年をとるとともに減少してしまいますので、不足分は外から補うことが大切になってきます。ルテインは一般的に、ほうれん草やブロッコリーなどの濃緑色の葉物野菜に多く含まれ、ゼアキサンチンはパフリカやかぼちゃなどの赤や黄色の野菜や果物からとることができます。パソコンやスマートフォンを見る回数が多い人は、積極的に緑黄色野菜を食べる機会を増やしたいものです。