<かずら橋>
平家落人伝説が残る秘境・祖谷川に架かる日本三大奇橋の一つ。
自生する「シラクチカズラ」で編まれた、全長45m、高さ14mの吊橋で、3年に一度架け替えられる。
他の二つは、山口県岩国市の錦川に架かる錦帯橋(日本最大の多連式木造アーチ橋)、山梨県大月市の葛野川に架かる猿橋。
4月中旬というのに[桜に雪」という、珍しい光景に出合った。
<四国こんぴら歌舞伎大芝居>
“こんぴらさん”で有名な、四国は香川県琴平町にある、国指定重要文化財「旧こんぴら大芝居(通称:金丸座)」は、「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の復活により、全国から熱い注目を浴び、四国路の春を告げる風物詩として昭和60年から毎年行われている。
天保6年(1835年)に建てられた、こんぴら大芝居は、現存する芝居小屋としては日本最古のものである。
当時、こんぴら大芝居は芝居小屋の規模としては、江戸、大阪、京都の大都市にある小屋に匹敵するものであり、東西の名優たちは、こぞって四国にある、こんぴら大芝居の桧舞台を踏んだという。このことは、いかに“こんぴら”が門前町として栄え、こんぴら大芝居が全国有数の芝居小屋として、その名をとどろかせてたかということを物語っている。
通称、金丸座
出演俳優は、
中村 翫雀、市川 亀治郎、片 岡 愛之助、中村 亀鶴 、中村 壱太郎 、
尾上 右近 、上村 吉弥など、将来の歌舞伎界を担っていく花形俳優が出演。
上演したのは、通し狂言 「敵討天下茶屋聚」(かたきうち てんかちゃや)。
4月としては異例の寒さだったが、日本の伝統文化の一つを3時間あまりを楽しんだ。