<松浦一酒造>
創業は江戸時代の1716年というから、今年で302年という老舗の「松浦一」酒造へ。
銘酒を送りだしていることでも有名。アルコールは飲めないので分からないが、
最近の評価をみても、素晴らしい実績を残している。
◎ 2018.05.26インターナショナルワインチャレンジ(IWC)において
「大吟醸 松浦一」が大吟醸部門でブロンズメダルを受賞
◎2018.05.26 平成29酒造年度 全国新酒鑑評会において 大吟醸 松浦一 が入賞。
金賞を含め、5年連続の受賞
◎2017.08.05 パリの日本酒コンクール~KURA MASTER~にて、
純米大吟醸 松浦一 が金賞受賞等々。
松浦一酒造の入口。
酒林。酒屋の看板として、杉の葉を球形に束ねて軒先につるしたもの。
酒の神ともされる奈良県の大神(おおみわ)神社が杉を神木とすることにちなむといわれる。
さかぼうき。さかばた。杉玉。杉林とも。
新酒ができたことを知らせる役目もある。
<カッパ伝説>
初めて知ったが、松浦一酒造は「カッパ伝説」でも有名だそう。実物が展示されているが、
確かに不思議ではある。
これまでにも、専門家に鑑定してもらったが、人骨ではないことは確認されているとのこと。
松浦一酒造には、「わが家には何か珍しいものがある」と代々語り継がれていた。
約50年前に母屋の屋根替えの時に、丁寧に紐でくくられた箱が発見され、
その箱に「河伯」という文字が書かれていた。
これがカッパを意味することが分かり、
蔵を守ってくれるということで水神様としてお祭りしているとのことだった。
詳細は、下記アドレスへ。
http://www.matsuuraichi.com/matsuuraichi-yurai.html
<映画・長州ファイブ>
船内には映画館=マーメイドシアターがあり、午前・午後・夜間と、名画を観ることができる。
今回は、長州ファイブを観た。
長州ファイブ=長州五傑は、
江戸時代末期(幕末)の1863年に長州藩から清国経由でヨーロッパに派遣され、
主にロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジなどに留学した、
井上聞多(馨)、遠藤謹助、山尾庸三、伊藤俊輔(博文)、野村弥吉(井上勝)
の5名の長州藩士を指す。
遠藤謹助(上段左)、野村弥吉(上段中央)、伊藤俊輔(上段右)、
井上聞多(下段左)、山尾庸三(下段右)
日本の近代化をリードしてきたのは、岩倉使節団などもそうだが、こうした若者たちだった。
この5名はロンドン大学において長州ファイブ(Choshu Five)として顕彰碑が建てられており、
そのことを知った西日本国際交流推進協会が「地元にも顕彰碑を」と運動した結果、
2003年に山口市に顕彰碑が建てられた。
その碑文では、井上馨は外交の、遠藤は造幣の、山尾は工学の、伊藤は内閣の、井上勝は鉄道の、
それぞれ「父」とされている。
2006年に、この5名の渡航前後の様子を描いた映画『長州ファイブ』が製作された。
萩市、下関市などによる地方創生映画だ。(参考=ウィキペディア)
ちなみに、この他に上映された映画は、
「王様と私」「「もう一度みたい日本のCM」「摩天楼はバラ色に」だった。