ひろみの「PM9」

YAZAWAなライブとYAZAWAな言葉
永ちゃん最高~!!
マジな永ちゃんに、どこまでも付いて行きます♪

「湯を沸かすほどの熱い愛」 「こんな夜更けにバナナかよ」

2020年06月16日 20時21分13秒 | 映画

先週の暑さは何処に行ってしまったのでしょ

今日は朝から雨急激に肌寒くなって来ました

 

久しぶりに映画の話です

劇場に行けなくなって新作は観ていませんが

考えてみると・・

劇場では大作のロードショー作品を、どうしても優先してしまう私

つい後回しにしていて観ようと思った時には終わってしまった

なんて・・地味な作品

そんな中に、素晴らしい名作が隠れている事が多々あります

この2作は、かなり前に録画していてそのままになっていた作品

コロナの在宅生活のお陰で、遅ればせながら観ることが出来ました

 

 

2016年の作品です

宮沢りえさんの素晴らしい演技が心を鷲掴み

悲しい結末というか衝撃の結末というか・・

辛い事ばかりの中で、このお母さんの愛が、強さが、家族を救う

観ていて、とっても勇気が湧いてくる映画です

まだ観ていない方は、ぜひぜひ観て下さいませ

映画・Comより・・

数多くの良作、秀作、傑作に触れていることもあり、並大抵のことでは驚かない映画評論家、ライター、媒体記者ほかマスコミ陣を、大いにざわつかせている作品がある。それは、この作品で商業デビューを果たす新人監督が、自らの脚本で撮り上げた「湯を沸かすほどの熱い愛」。名女優、宮沢りえ扮する余命2カ月の母を主人公に、彼女をとりまく家族の優しくて強いきずなを描くヒューマン・ドラマだ。
命のともしびが消える前に、家出した夫を連れ帰って家業の銭湯を復活させ、気が優しすぎる娘をイジメから救って独り立ちさせる姿を描く、と聞くと、「お涙ちょうだいのいつものやつ?」ととらえる映画ファンも多いだろう。だが、本作は違う。ラストにはかつて見たことのない大きな驚きとともに、熱い思いが胸にこみ上げてくる展開が待ち、「余命ものなのに、こんな描き方があったのか?」と思わずにはいられない作品なのだ。

 

大泉洋さん主演作・・全編札幌ロケなので知っている所も色々登場

時々買い物しているご近所のお店や

広大な北大構内も、今はお気に入りのお散歩コース

そんなロケ地を見つけるのも楽しいですし

激やせし、熱演というか・・飄々と演じる大泉洋がカッコイイーー

 

映画・Comインタビュー記事より・・

大泉は、鹿野さんという人物を実際に体現したことで「こんな夜更けにバナナかよ」というタイトルの持つ意味の解釈も変わってきたという。作品に入る前までは、健常者側からの見方だったが、鹿野さんを演じたことにより「動けない人間からしてみれば“しょうがないじゃん。俺は動けないんだから”という思いになるし、この言葉がわがままじゃなくなる時代が来るといいなという気持ちになりました」と大きな変化を語る。
続けて大泉は「鹿野さんは『みんなが普通にやっていることは僕もやりたい』と正直な気持ちを出して戦い続けた人なんだとわかった」と述べると「最初は鹿野さんのわがままにうんざりして喧嘩した人もたくさんいただろうけれど“普通のことをしたい”というひたむきな姿が、多くの人を惹きつけたのだ」と理解したという。

 

また、大泉の作品に取り組む姿勢は、三浦や高畑ほか多くの人の原動力になった。身体的な能力が徐々に落ちていく役柄だったため、大泉は過酷な減量にも挑んだ。「この映画だけ特別ストイックになったわけではないですよ」と謙遜するが、撮影中はほぼ毎日、走ることは欠かさなかったという。そんな大泉の姿に三浦は「本当にすごかった。ストイックな姿勢は僕には絶対できない」と舌を巻く。
もちろん見た目だけではなく、心も鹿野さんになり切った。高畑は大泉とは初共演となったが「クランクインからアップまで、気持ちを“よいしょ”って持ち上げることなく、ずっと鹿野さんと美咲の関係でいられたんです。鹿野さんとしゃべっていて、笑って、仲良くなって……気づいたら好きになっていました。それってすごいことなんですよ」と大泉の役との距離感に脱帽していた。

 

強いメッセージ性があるわけでもなく、「泣いてください」というお涙頂戴作品でもない。ただ「鹿野さんという人がいました」というシンプルなストーリーラインが、逆により強い思いを湧きあがらせる。「無理なく入ってくるよね」という大泉の言葉が、作品のすべてを物語っているように感じられた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする