今月は、この2本を観てきました
立ち姿が凜として、とっても素敵な名優!
大好きな中井貴一さん主演の「石榴坂の仇討ち」
「映画・COM」より・・
作家の浅田次郎が2004年に発表した短編集「五郎治殿御始末」に
収められている一編を、
浅田原作の「壬生義士伝」で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した
中井貴一の主演で映画化。
幕末の安政7年、主君・井伊直弼の御駕籠回り近習役として仕えていた
彦根藩士の志村金吾は、桜田門外において目の前で井伊の殺害を許してしまう。
切腹も許されず、仇討ちを命じられた金吾は、時が明治へと移り変わってもなお、
井伊を殺害した刺客を探し続ける。
やがて金吾は、井伊を討った水戸藩浪士の最後のひとりで、
車引きの直吉と名を変えて生きていた佐橋十兵衛を見つけ出すが、
その日、明治政府が仇討ち禁止令を発する。
金吾が追い続けた水戸藩浪士・十兵衛を、阿部寛が演じた。
監督は「ホワイトアウト」「沈まぬ太陽」の若松節朗。
中井貴一さんのインタビューより・・
「金吾を演じていて、途中からこれは夫婦愛の物語だと気づいたんです。
金吾はセツがいなかったら間違いなく切腹しているでしょう。
だけど生きることを選ぶということは、武士を捨てるということ。
時代の移り変わりを受け入れるということ」である。
それでも、
「『男ならやり遂げなさいよ。私が見ているんだから、そんな言い訳はだめよ』と、
金吾はセツに生かされたんですね。
女性が働いて稼ぐという選択肢がある今とは確実に違う時代。
今だったら『私の人生はなんなの?』って話になりますよね(笑)。
でも当時は、旦那とともに生きることが女性の最高の幸せだった」と
しみじみ語りながら、
「この時代から確実に女子の方が強かったってことですね。全ての黒幕はセツ。
どうしたって、男は女にかなわないって映画ですよ」とほほ・・。
それにしても・・当時の日本人は立派でしたね~
誰も見ていなくても、ちゃんと筋を通す
自分に厳しく生き方にブレが無い
もう・・それだけで感動的なのです
胸が熱くなってしまいました~!
思いっ切り泣ける映画です
もう1本は・・
1950年代のハリウッドを代表する人気女優から、
モナコ公国の公妃となったグレース・ケリーが、
国のために自ら成し遂げたある計画の真相を、
オスカー女優ニコール・キッドマン主演、
「エディット・ピアフ 愛の讃歌」のオリビエ・ダアン監督で映画化した。
結婚した当初は
本当にシンデレラのような、お話だなぁ~って、思ったのですが・・
その後、衝撃的な交通事故死をしてしまい
娘さん達もスキャンダルがついて回って・・何だか
現実は
「シンデレラの結婚生活は以外と大変なんだ!」って、思っていましたが
小国のモナコでは、政治的にも大変な事が多かったようですね
この映画、物語としては、ちょっと物足りないのですが・・
ニコール・キッドマンが、とっても綺麗だし
豪華な衣装や宝飾品を見ているだけで、女性には楽しい映画だと思います
でも・・
ついつい本物のグレース・ケリーと比べて「品が違う・・」とか。。
思ってしまったのでした