２６日、東京公演大千秋楽にて
星組の愛月ひかるさんが無事ご卒業されました
タカラズカニュースで見た、ご挨拶の中で印象に残った言葉が有ります
「散る事を知らずに咲く花より終わりを知って色づいている紅葉がいとしい」
大好きだった台詞、終わりが有るからこそ美しい。
終わりを決めて走り抜ける事が出来たから
今こんなにも清々しく晴れやかな気持ちでここに立っていられるのだと思います。
本当に晴れやかな笑顔でご挨拶され
むしろ礼真琴さん（こっちゃん）のほうが何度も涙ぐんでいました
トップ就任いらいコロナ禍の中、本当に精神的にも辛い時期を
支えてくれたのが愛ちゃんだったと思います
常にユーモアを持って明るく皆さんを励ましてくれたようです
黙っていれば美しい王子様然とした佇まいの愛ちゃんですが・・
スカ・ステのトーク番組などで見ると
本当におしゃべりが上手でユーモアたっぷり
でも、男役への拘りも人一倍強く
背広姿、黒燕尾、白軍服が似合い過ぎるほどの美しいスタイル
色白でエクボが可愛い美しいお顔
それなのに色濃い役もピタリとハマる演技力
宙組時代、新人公演主演４回
２０１０「誰がために鐘は鳴る」
２０１１「美しい生涯」
２０１２「華やかなりし日々」
２０１３「モンテ・クリフト伯」
早くから抜粋されて来た若手スターだったのですねー
２０１４「SANCTUARY」バウ初主演
２０１６「エリザベート」ルキーニ役
２０１７「神々の土地」ラスプーチン役
２０１８「不滅の棘」シアター・ドラマシティ主演
２０１９「黒い瞳」博多座、プガチョフ役
いずれはトップスターに。。と思っていたと思いますが・・
その後、専科に移動
でも・・
星組全国ツアーで私にとって運命の出会いが有り
私がドボーンと「宝塚の沼」にハマる
きっかけになったスターさんが愛ちゃんだったのです
キラッキラの超スターさんですから
私のような何も知らない人間を一目でとりこにする強力なインパクト！
遠くからでも観客を惹きつけるスターオーラは半端なかったです
その後、星組に入り二番手として新トップのこっちゃんをがっちり支え
ご卒業を決めていた、ご自分も輝いて
２０２０「眩耀の谷」菅武将軍役
２０２１「ロミオとジュリエット」ティボルト役
役替りの「死」では余りの存在感に「愛ちゃんの死」が
トレンド・ランキング一位になってしまった！！と話題になりました
そして最後「柳生忍法帖」でご卒業
「宝塚GRAPH１２月号」でも愛ちゃん特集が組まれていて
真風さんとの対談がユーモアたっぷり、とても楽しいお話しばかり
お二人の仲の良さ、絆が伝わって来る素敵な記事でした
お二人は受験前からのお知り合いだったとか・・
（一部抜粋）
愛月
「ゆりかさんが本科で私が予科の時は、あまりに私が失敗して怒られるから
『何したの？大丈夫？』と、こっそり呼び出しては心配して下さった（笑）」
真風
「怒られ過ぎて、もともと真っ白な顔が透明になっていたんだもん。」
愛月
「当時、制服だけが歩いているって言われていました（笑）」
真風
「人からの評価も気にする大変デリケートな面をお持ちなのに、
残念ながらそうは見えなくて怒られる（笑）
私なんか『仲が良いんだから、あいちゃんをしっかり見てあげて』って
ダメ出しされた事あるんだから！」
愛月
「何故か常にやらかしてしまうのだ。」
二人（爆笑）
真風
「私『メランコリックジゴロ』のパロット(愛月)が大好きだった」
愛月
「私もあの作品本当に大好き！まぁ様（朝夏まなと）と
ゆりかさんの掛け合いが神でした！」
真風
「楽しかった～！パロットってちょっと頭が弱くて（笑）
ずっと威嚇してくるんだけど、その様子が面白くて面白くて。」
愛月
「むしろあれは愛月ひかるのままでしたね（笑）」
スカ・ステで愛ちゃん特集が組まれていて・・
以前から見たいと思っていた宙組全国ツアー
「メランコリック・ジゴロ」も放送になりました
予想通りとっても面白く、まー様、ゆりかさん、愛ちゃんの
芸達者で最高にカッコイイー３人の演技がたまりません
この３人のトライアングルは本当に素晴らしく
ダンスも見た目も抜群にカッコイイーので、ショー「シトラスの風」も
何度も観たくなる作品なのですー
このお二人だと愛ちゃんが、どんな事言っても笑ってくれそう
「下級生の可愛い愛ちゃん」でいられたのではないでしょうか？？
それにしても・・
あの長身でカッコイイ３人が各地の街をふらふら歩いていたら
相当に目立ったでしょうねーー
出会った人は絶対に振り返りますね
最後の主演作は「マノン」
愛ちゃんのお話しは、まだまだ語り足りないので次回またー
