1年前のリマインダーに現われた、ブログを日記ふうに眺めての繰り返しに、やはりおどろかされる。こんなことを10年1日のごとくしてきているのではないだろうかと、ふと思って、そっと1年前をのぞく。病院の言葉をわかりやすく、平成21年3月 国立国語研究所「病院の言葉」委員会 というのを引用している。院内のコミュニケーション、痛みの表現、薬のこと、そして病院の言葉となる。病名史を読むのもその一つで、漢字語による病気の現われ方であった。いまは、ローマ字略語の現れ方である。最近にもAEDを使えば年間に6万人もの人の命が助かるかもしれないという、そのAEDが何であろうかと、自動体外式除細動器 じどうたいがいしきじょさいどうき Automated External Defibrillator のことであるが、電気的なショックを与える、除細動を自動的に、心室細動の際に機器が自動的に解析するものをさす、それを略して呼んでいる。病院の言葉は病院を出て、救急車にも、一般外路にもおよび、病名をはじめとした表現はまだまだとらえやすくする必要があるだろう。 . . . 本文を読む
痛みを表現するオノマトペを調べているうちに、方言ではどうなるか、というコラムを見て紹介しよう。痛みを表現するときに、きりきり、しくしく、ひりひり、ずきずき、といったオノマトペを使っている。方言の中には、痛さを表現する動詞によって、どのように痛いのか、どこが痛いのかがわかる地域がある、として、にがるといえば、腹痛のことだそうだ。おなかがにがる、この言い方で、腹痛よりも、調子が悪いときのようである。これは、中国地方のこと、ついで、この地方ではまた、はがはしる、というのだそうだが、にがる、はしる、それだけでは表現になるのか、ならないのか。サイトでは、腰痛、擦り傷と、部位がわかると言いながらも、用法が広がっている。また、あたまがわるい 、のうがわるい、という例があって、これは単に、わるい、というのを頭にも脳にも使うというようなことだけれど、なんだかわからない。もう少し、たしかな表現があるかしらと、サイトをヒットさせて、次のようなのがあった。
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痛みの表現についてオノマトペの調査から見る。痛みと疾患の関係が詳しくされるところ、ずきずきが共通して多かったのを見てきた。それに加えて、神経の痛みを伴うと、ピリピリという痛みの表現が合わさるのか、それがまた、ずきずきとジンジンがそれぞれの疼痛に共通してくる。神経障害性、混合性には、ずきずき、ビリビリ、ジンジンとなるし、侵害受容性と混合性とは、ずきずき、ジンジン、ずきんずきん、となる。この結果は、その次にオノマトペで表現される、神経障害には、ちくちく、混合性には、きりきり、侵害受容性には、ガンガン、というふうにあらわされて、すこし違いを見せるようである。痛みの表現をするのは患者側であるからそれを聞き取ってどのような痛みであるかを想定することは、やはり、部位と痛みの発生によるところだろう。ちなみに、ずきずきは、ずきんずきんとなるし、ビリビリは、ピリピリとかかわるし、じんじんは、じーんじーんとなったりする。ガンガンは、がーんがーん . . . 本文を読む
病名ではないが、痛みの言葉を取り上げよう。オノマトペで表す痛みについて、調査研究をするというサイトからである。キリキリと痛むとか、ずきんずきんと痛むとか、その表現である。その痛みを訴えるのに、ずきずき、びりびり、じんじん、がんがん、などがオノマトペとして挙がる。それは疼痛の種類によって、神経障害性、混合性、障害受容性のどれにも共通して、上位にあった。その分類に応じてまた、違った痛みの表現がある。 さらに詳しくなると身体部位に応じたとらえ方となる。それは15種類にわけている。
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ロコモシンドロームというのがあるようだ。ロコモティブシンドロームと言うのを、シンドロームはなんとなくわかるが、ロコモ、運動器症候群、ロコモティブ シンドローム locomotive syndrome いうようだ。運動器の障害により、要介護になるリスクの高い状態になることで、日本整形外科学会が、2007年、平成19年に、新たに提唱した、と、http://www.jcoa.gr.jp/locomo/teigi.html サイトに解説がある。ロコモと略されたり、ロコモティブシンドローム、ロコモーティブシンドローム、ロコモーティブ症候群、運動器症候群などなど。ウイキペディアの症状の解説には、次が並ぶ。変形性関節症 変形性膝関節症 骨粗鬆症に伴う猫背、円背、亀背 易骨折性 変形性脊椎症 脊柱管狭窄症 関節リウマチ 長期臥床後の運動器廃用 高頻度転倒者である。このどれ一つも症状としての内容があるので、その予防として提唱されたのは、どうなっているだろう。 . . . 本文を読む
めばちこ ものもらい は、二つを使ってきた。解説に、めばちこ は、近畿地方で高年層から若年層まで多く使用され、語源について、メ 目 ハチ こじき コ に由来するという説がある。また、俗説のように 目をパチパチすることにあるとするものがある。関西地方の広い分布があると言うが、京都、滋賀は除かれるのは何故か。そこには、めいぼ めんぼ という語形である。めんぼ について、メンボウ 綿棒、メノ+ボウ を推測したことで生まれた語形というには、その根拠は、いかがか。さて、俗称ものもらい、内麦粒腫と外麦粒腫に分けられる。百科全書の説明より。
>内麦粒腫は瞼板腺(けんばんせん)(マイボーム腺)の急性化膿(かのう)性炎で、眼瞼(まぶた)が赤く腫(は)れてその裏面にまで及び、圧痛がある。普通、1週間くらいで自然に排膿して治癒する。外麦粒腫は睫毛(しょうもう)(まつげ)の毛嚢(もうのう)の脂腺(ツァイス腺)の急性化膿性炎で、眼瞼縁に近いところが赤く腫れて痛む。これも1週間ぐらいで自然排膿して治癒する。
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病名のことではない。死因のことである。いま、救助隊が防塵マスクを着け、ゴーグルなどの眼鏡をかけて捜索にあたっている。雨が降ったために火山灰は粘土質のようになり、足元、膝深くまで地面にめり込むようで、500メートルを進むのに1時間を要するようだ。1000人体制でヘリ輸送による、消防隊員、機動隊員、自衛隊員と大がかりに行われている。そのニュースに4人の心肺停止者が発見されて、死者は48人、下山してくれば51人となる。たしかに心肺停止である、とは言え、溶岩、隕石ようなものに直撃をうけて昏倒したりしたものがいるようだから、その死因にはほかの要因がある。救助に当たった隊員たちはその有様をつぶさに見ることになる。心肺停止のそれまでにあるものは何であろう、想像に難くない。ただただご冥福を祈るばかりに、ニュース画面で犠牲者の身元がすべて判明というので顔写真とともにパネル上で一覧にしているのを見ると、ニュース報道のこの見せ方には胸のつぶれろおもいがする。 . . . 本文を読む
病名ではない、大事故の報道から、心肺停止について見る。新聞見出しに、横1段抜きでその数字が、御岳山噴火 心肺停止24人 と、書いた。その数字は死者47人と変わって、戦後最悪との報道だ。まだ行方不明として安否不明者が複数いる。大変な事故となって、ニュースになった、心肺停止に、そのように見出しであったのはまた、どうしてか。記事の解説では死者の確認につき、医師の判定があるものとそうでないものとの書き分けだということだった。聞いてみて、それはどうなんだろう、心臓と肺が停止となれば、呼吸はしていない、瞳孔の反応があるかないか、脳機能の停止が決定要素となる。だから、山頂で救助隊が発見した時にすでに心肺停止であったということだ。そこには医師が立ち会っていない。いたましい噴火事故だけに、その見出しには注目をして、誰もが心肺停止からの蘇生を願うが、現実は下山してすぐにも脈拍と瞳孔の拡散で医師が判定をしたようだ。 . . . 本文を読む
薬の言葉である。そもそも、薬とはなんだろう。くすりは、もっぱら生薬のことを指した、と言ってみて、生薬とは何か。しょうやく、生薬は、草根木皮あるいは動物、鉱物など、天然に存在する薬効を持つ産物から有効成分を精製するものようだ。生薬はまた、薬事法によって医薬品として扱われるもの、食品として扱われるもの、この2種類をさす。Crude Drugs と言う。体質の改善を目的として用いる薬の総称とも説明する。古代中国で植物が薬の基本、薬用植物があった。加えて動物、鉱物も用いらた。漢方医学として発展すると、薬は漢方薬をも指す。そしてその漢方薬に対する西洋医学の医薬品を広く含めて、薬は、薬事法に定められる。古くから、薬師ということがある、くすし、また、くすりし、であるが、やくし、と読むほうが親しみがある、薬師如来の略称である。また、くすし、についても、日本における医師の古称であるので、漢方薬の専門家、本草学に基づいた生薬による治療を行うものとされる。 . . . 本文を読む
鬱は、難しい字である。鬱病と書くと、病名ではあるが、表記を、うつ病とする。難しい病気であるから、ひとつのサイトから引用することになるが、やはり病名としての内容を、うつの原因と4つのストレス | うつ病・自律神経失調症の整体専門 ...www.kenryouin-group.com/utu-cause.html と解説するページから見てみる。うつの原因にストレスを挙げて >致命的な勘違いをしている方が多くおります。それは...「ストレス=人間関係などの精神的ストレス」という勘違いです。 を言う。それには、4つのストレスがあるという。精神的ストレス、構造的ストレス、化学的ストレス、そして温度と湿度のストレスをそれぞれに説明する。そして、ストレスがあるとなぜうつになるのかという仕組みを、うつになるプロセスとして、自律神経の基礎知識、自律神経の乱れについて解説がある。それはまた、自律神経のストレス反応について知ることになる。。 . . . 本文を読む