イラン核合意 実行開始 欧米、一部制裁を緩和 20140121中日新聞トップ記事、見出しである。リードには、イラン核問題の包括的な解決に向け、国連安全保障理事常任国にドイツを加えた六カ国とイランが昨年十一月に合意した第一段階の措置が二十日から始まった、とある。記事左の見出しは、氷雪を熱く ソチ五輪結団式 葛西首相ら と見える。記事には、ソチ冬季五輪に出場する日本選手団の結団式が二十日、東京都内のホテルで開かれ、夏季五輪も含め史上最年長の四十一歳で選手団主将を務めるノルディックスキージャンプ男子の葛西紀明(土屋ホーム)ら選手、役員合わせて百二十六人が出席した、とある。その記事の下には、五輪組織委副委員長 豊田市で最終調整 とある。会長には森喜朗元首相が決まっている。一面中央の中段には、カジノ反対 協議会結成へ 弁護士ら 都知事候補に質問状 と見える。 . . . 本文を読む
現代日本語「誤」百科 923 終身雇用 を例題にする。雇用において、終身 を文字通り解釈して、死ぬまで雇用となるから、そのような終身雇用制を、あり得ないとする、というようなことだ。それが、終身刑と対比されて解釈されている。無期雇用とは何かと問う。コラムは、したがって、非有期雇用 が、提案する言い方らしい。なんとも、終身雇用は定年まで雇用でよいのである。そういう考え方であるから、永年雇用とか連想できる。そも、刑の終身と、雇用の終身と、その終身の意味が異なるではないか。終身をそのまま使えば、命の限りを言うが、刑に服して終わる。また、会社にやとわれして、そのいうところの、終身雇用とは、同一企業で定年まで雇用され続けるという、日本の正社員雇用においての慣行である、というふうに解説があるもので、長期雇用慣行ともいうそうだ。定年は、かつてはそれで企業には務めることが終わりを意味し、その語の用法をもって定着しているから、おかしくもなんともないではないか、非有期雇用という言い回しは、なにやら、非正規社員という言い回しに似て、その実態を覆い隠すようである。 . . . 本文を読む
沖縄の市長選挙が基地に反対する候補者が4000票差をつけて推進派を破った。20140120中日新聞トップ記事、見出しには、辺野古反対の稲嶺氏再選 名護市長選 推進派を破る 政権打撃、移設遅延も と見える。リードには、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設が最大の争点となった名護市長選は十九日投開票の結果、移設反対を訴えた無所属現職の稲嶺進氏(六八)=共産、生活、社民、沖縄社大推薦=が、推進を掲げた無所属新人の前県議末松文信氏(六五)=自民推薦=を破り、再選を果たした、とある。解説記事の中見出しには、基地は不要 民意示す とある。この左の記事には、高速料金 10円刻み 4月の消費増税で変更へ とある。 . . . 本文を読む
パラダイムシフトという語がはやった。唱えられたのは1960年代のことで、日本でいわれたのは、1980年代か。パラダイムは、ゆるく言えば枠組ともなるようである。パラダイムシフトとなると、共有性、規範性、排他性、非連続性など、その語を表す状況が勘案される。現状を打破するような、現状とは異なる枠組みと言われる。この用法の本来には科学史の言及に見られ、その史観をとらえるものようだ。枠組みの変換ととらえて、パラダイムチェンジを考える。日本語でも、拡大解釈され、パラダイムは認識、考え方、常識、支配的、旧態依然とした考え方などの意味で使われているようである。さまざまな意味があるようであるが、発想の転換や見方を変えることをまずはとらえる。そのパラダイムシフトを敬語、文法、語彙、意味などの現代日本語において考える。 . . . 本文を読む
芸所名古屋 役者評判記 江戸期の7冊 御園座で発見 20140119中日新聞トップ記事、見出しである。リードには、建て替えのため一時閉館中の老舗劇場「御園座」(名古屋市中区)の書庫から、江戸時代に名古屋で上演された歌舞伎の「役者評判記」7冊が見つかった、とある。記事によると、7冊は江戸時代中ごろの一七四七~九五年に書かれたとみられ、それぞれ名古屋で上演された歌舞伎を一~三本を取り上げているようである。中日新聞のスクープである。 . . . 本文を読む
絶対敬語について説明を求めると朝鮮語の例が引き合いに出される。用法の理解にその説明は上下長幼の序は絶対であるということだろう。絶対に意味用法の一つに帰するところ、それは敬語を使う場面が日本語は相対的であるというふうになる。そう言うことなのであろうかと思うが、現代敬語に相対的な関係をみとめ、日本語の古代語には絶対の関係を説明するかと言うと、かならずしもそうではないようである。つまり、絶対敬語の用法は日本語では自尊敬語にあると言う。その用法を自敬表現としてとらえるとどうなるか。絶対敬語を朝鮮語の表現法とする場合と、日本語の相対敬語についての絶対敬語ととする、その絶対の意味内容が、その敬語が使われていたとする古代の敬語の用法において異なりを見せることになる。それはなぜか。 . . . 本文を読む
ライブ、ライヴ、live、使われる用語には、生放送がある。テレビやラジオで、収録したものを録画せずに直に放送する形式とする。放送業界の用語であると、生放送、生中継である。撮って出しという手法もあるので、一般視聴にいわば生の素材になるものと区別がない。また時間差を作って、遅延送出システムで番組放送のライブ感を保ちながら、5分程度遅らせる生放送の技術が実用化されているものもあるようである。さらにネット上のライブに、ライブストリーミングなどと呼ばれる方式がある。生放送、生中継のいわゆる生番組にはテレビ放送が始まったころのドラマにも見られた。そのライブ感はいまではほとんど見られないが、それによって編集を加えることとそうでないことの違いがはっきりするようである。ドラマではない中継番組で放送事故として、あってはならないことであるとして、ハプニングの類にそれを集めるものがある。なお、ライブ演奏とコンサートなどの演奏とに、ライブハウスといって、ライブの実感を求めるものがある。 . . . 本文を読む
みずほ 外部から経営監視 組員融資 改善計画を再提出 20140118中日新聞トップ記事、見出しである。リードには、みずほフィナンシャルグループ(FG)とみずほ銀行は十七日、暴力団関係者への融資を放置していた問題で、社外取締役が経営を監視する「委員会設置会社」への移行を柱とした業務改善計画を金融庁に提出した、と見える。左側の記事には、野茂氏野球殿堂入り、とあり、最年少、米移籍パイオニア、と見える。 . . . 本文を読む
いまは知るべくもない、その敬語をここにこのように述べることの是非がある。かしこくもと聞こえると、畏くも天皇陛下に於かせられては、と表現された時代のことである。その敬語はどのようなものであったか、知り得るところで、いまふうに言えば皇室用語である、そのいくつかを検索する。たとえば、玉音、玉顔、龍顔、御真影、御親拝、御親覧、御台覧、崩御などがある。さらに、あそばされる、有らせられる、おかせられる、賜う、御行啓、御行幸、という動詞を、さきの語に組み合わせて表現していたようである。以上は、ウキペディアによる。最高敬語と対応する普通語を記載、とある。最高敬語を最上級の尊敬表現とと解説するので、天皇、皇族に対して用いられる、嘗ては摂政関白にも用いられた、と限定するようであるが、敬語は尊敬であるとする規範である。 . . . 本文を読む
小寒から10日あまり、大寒を経て寒い時を過ごすこと、その間に来る寒気はいつも試験日に襲う巡り会わせだ。春はまだ遠い。 >冬来たりなば春遠からじ。寒く厳しい冬が来たということは、暖かい春が目の前まで来ているということから。
イギリスの詩人シェリーの「西風に寄せる歌」の一節「If winter comes, can spring be far behind?」に基づく。
「来たりなば」は、文語動詞「来たる」の連用形+文語の完了の助動詞「ぬ」の未然形+接続助詞「ば」で、来たらばという意味。
「遠からじ」は、文語形容詞「遠し」の未然形+文語の打ち消し推量の助動詞「じ」で、遠くはないだろうという意味。
The trumpet of a prophecy ! O, Wind,
If Winter comes, can Spring be far behind ? . . . 本文を読む